今回のレビューはパナソニックのGバリオ14-42mm/f3.5-5.6ⅡASPH./MEGA O.I.Sの紹介です。広角から中望遠までカバーする素晴らしく実用性の高いレンズです。
カラーは(-KA/ブラック)と(-S/シルバー)の2色です。
とにかく軽量、コンパクトサイズであるという事、また、手ブレ補正は精度が高いMEGA O.I.Sが搭載されており補正効果が高く、レンズ内モーターはとても静かで高速、高精度のAF動作を実現しています。
そして気になるマウントはもちろん金属製です。
付属品としてレンズに対し若干大きめではありますが、ほぼパーフェクトなレンズフードも用意されています。しかし、上の写真の様にフードを逆さ付けした状態だとレンズの操作がほとんど出来ませんでした。
●試写
今回の試写にはかっぱ橋道具街通りを選びました。台東区の浅草周辺です。
試写の準備をし、まず有名な看板にレンズを向け、広角14mmで開放にて1カット。
周辺のピントの甘さは特に感じなく、周辺光量落ちも気になりません!
相変わらず商品が店の奥のレジから入口の足元まで溢れている様な店が多く、見ているだけでも他も楽しい道具街です。もちろん店頭の商品はこの暑さでホッカホカです!
また、この日は真夏日でしたが、ここにも驚くほど多くの海外の旅行者が見うけられました。
そして特に食品サンプル店の商品の仕上がりには声を出し驚いていました。
試写の全カットはカメラ設定がオートISO/絞り優先AE(数カットは+1/3の露出補正が有り)です。
数年前に行ったときは、確か食品サンプル屋などは写真撮影お断りという店がありましたが・・・時代は変わり、逆に撮影しSNSなどに写真をアップしてくださいと言わんばかりの店舗もあり、普通にスマホなどで写真を撮る来客も目につくと思うと、📷OKというPOPを見かける店もありました。
食品サンプル屋の商品はもちろん素晴らしい仕上がりでしたが、それを撮影しても質感などが再現できていると思います。
●結果
で、レンズはというと、この価格帯からすると素晴らしい解像力でした。ズーム全域で、また、特に中央部の解像力が際立っていました。
被写体の前後がボケボケのカットは難しいですが、日常の個人的スナップには高価で重いレンズは必要ないかと思うレベルでした。
このレンズは、マイクロフォーサーズ、またカメラは初心者という方にも中級者と言われる方にもお薦めします。
そして、この様に暑い日でも持ち歩きに重さをほとんど感じないレンズでした!!
花形のレンズフードは非常に効果的でしたが、フード無しでもフレア耐性が非常に高く、逆光でもコントラストは良好に保たれていました。ですので強引に画面中央近くに太陽を入れた事でようやくこの様なゴーストが発生してくれました。
このレンズで一番慣れが必要だと思ったのは、寄りの写真の撮影時に焦点距離の広角、望遠にて最短撮影距離が10cm変わるという事でしたが、数字以上に実感がありました。
しかし、オススメ度の打点がかなり高いレンズでありました…
●仕様、他
品番:H-FS1442A-KA
対応マウント:マイクロフォーサーズ
焦点距離:14-42mm(35mm換算/28-84mm)
開放絞り:f3.5-5.6
最小絞り:f.22
絞り羽枚数:7枚/円形虹彩絞り
レンズ構成:8群9枚(非球面レンズ2枚)
最短撮影距離:0.2m(14~20mm)、0.3m(21mm~42mm)
フィルター径:46mm
寸法:最大径×長さ:56mm×49mm
重量:110g
メーカー希望小売価格:¥30,000-(税別)
※このレンズはカメラのナニワ・オンラインショップからもお求めいただけます。
担当:カラサキ