こんにちは、タカチホカメラ西新店です
前回お送り致しました「フイルムカメラを始めてみる」
第2回目で、今回は35ミリフイルムのISO感度を知る
でお送り致します
その前に、感度って?
フイルムは光が当たる事で、フイルム上に塗られた感光物質(乳剤)が反応して画像を作り、それを現像して画像をフイルム上に浮かびあがらせ肉眼で見れる様になります。
フイルムにどのくらい光が当たりれば良いかが決まっていまして、その反応度合いの強弱を分かりやすく数値化したものが感度です。
現在は国際規格でISOと表示しますが、以前はASA(アメリカ規格)やDIN(ドイツ)規格など国ごとに色々ありました(もちろんJIS規格もありました)。
このISO規格、ASA規格を基準にしておりますので、国際規格採用以前のカメラで感度表示が「ASA」や「ASA/DIN」となっている場合は「ASAの数字」に合わせれば大丈夫です(中には無いカメラもありますので、後でお話します)
では、何の為に合わせるのか
それは、カメラ内に搭載されている露出計をそのフイルムの感度に合わせて最適な光の量を調整する為。
ですので、ISO400のフイルムを入れれば「カメラ側を400に設定」しておかないと明るく写り過ぎたり、逆に暗く写り過ぎたりします。
フイルムカメラでも80年代頃から発売されたカメラでは「DXコード」というフイルムの入っている部分(パトローネ)にバーコードの様なものが印刷されていて、それをカメラが読み取る事で自動的に感度設定されるものもあります。
お手持ちのカメラでフイルムを入れる部分に接点、丁度下のカメラですと黄色のシール左横上下に2つずつついている銀色の接点がついておりますが、この様なものがあるカメラがあたります。
「こんなのついていないし、そんなダイヤル無いよー」というカメラや「ついてるけど、どやって合ってるか分かんない」「これ・・・動いてるの・・・」とか気になったらいつでもご相談下さいー。
ちょっと脱線しましたが、感度の話に戻ります。
今からフイルムカメラをはじめる方には、現在一般的に多く流通しているISO400のネガフイルムで話を進めたいと思います。
ISO400で適正露出の時(画像が安定した状態で表示される事)に対しISO200、160、100、64、50、25などは低感度となりISO400の光の量より光が多く必要になります、また反対にISO800、1600、3200などは高感度となり光の量が少なくて済むことになります。
さらに注意点が沢山あります。
これはデジタル機でも言える事ですが、感度が上がれば画像が荒くなり(デジタルであればノイズが出て荒く見えたり)ます。
ならば低感度の方が良いのではとなりますが、ここが写真のややこしやです、この説明のなかに絞り、シャッタ-速度などの話をしていません。
次回はそこの所に行きたいと思います。
はなはだ簡単でド-モすみません。
フイルム感度設定があるカメラは使用するフイルムの感度を合わせて下さい
タカチホカメラ西新店