【撮影地情報】:東京・皇居東御苑

今回のブログは撮影地のご紹介で東京・皇居東御苑です。一般公開されたのは昭和43年のことで、50年の歴史になります。
入園するには3つの門をくぐることとなり、
 ●大手門
  地下鉄各線の大手町駅(C13a出口)から約200m(徒歩約5分)
  地下鉄千代田線二重橋前駅(6番出口)から約700m(徒歩約10分)
  JR東京駅(丸の内北口)から約1,000m(徒歩約15分)
 ●平川門
  地下鉄東西線竹橋駅(1a出口)から約200m(徒歩約5分)
 ●北桔橋門
  地下鉄東西線竹橋駅(1a出口)から約400m(徒歩約5分)
これらが公共の交通機関になります。

今回は大手門から富士見櫓ー>天守台ー>二の丸庭園を巡り、平川門からでました。
大手・渡櫓門をくぐると発見所にて入館証を受け取ります。入館は無料です。
案内板は非常に役に立ちますが坂の勾配が記されていないので、選択肢によっては急勾配の坂を登ることになるので、女性の場合はヒールは避けられた方がいいと思います。
基本的に城は攻められ難く設計されていますので、予め、ご注意下さい。
同心番所、百人番所、大番所を過ぎると、
当たり前のように坂道があります。後述する汐見坂に比べると勾配はかなり緩やかなのですが、それでも登ると息が切れますw
坂を登り左に進むと富士見櫓に到着します。
外側から見ると大した高さではないのですが、大手門から歩を進めると結構登ります。城の構造のなせる業なのでしょうが見事な設計です。
天守閣消失後はこの富士見櫓が将軍謁見に使われていました。内部は一般公開されておらず、ただただ残念です。

【作例】SONY NEX5 + ZOOM NIKKOR 35-200/3.5-4.5 ISO100 F5.6 1/800秒

そして、この富士見櫓と天守閣の間に松の大廊下があります。
松の大廊下といえば、忠臣蔵ですよね。残念ながら往事を偲ぶものは一切ございません。
この石碑を見逃すと、「松の大廊下、どこ?」となってしまいますので、ご注意下さい。

富士見多門は内部見学ができますので、足を運んで下さい。

【作例】SONY NEX5 + ZOOM NIKKOR 35-200/3.5-5.6 ISO 100 F3.5 1/400秒

東京で城と言えば江戸城ですが、天守閣がない(T.T)
前述しました焼失後、再建されなかったのです。1657年の明暦の大火で焼失した後、再建で石垣は築いたものの、保科正之君の「天守閣は戦が無い時代には無用の長物で、一般市民が大火で困っているから、江戸の街の再建にお金を使いましょうよ」という意見により
再建は見送られたそうです。

天守台からの四方です。

石垣と高層ビル群が新旧をよくあらわしています。

【作例】SONY NEX5 + ZOOM NIKKOR 35-200/3.5-4.5 ISO100 F3.5 1/400秒


汐見坂は江戸城の本丸と二の丸をつなぐ坂道で、江戸城築城の際に江戸湾の日比谷入江が目の前まで迫り、坂の途中から海が見えたのが名の由来です。坂の上には、汐見坂門があったと聞いています。
坂を下り本丸から見て、二の丸の奥に庭園があります。木陰にベンチもあり強い日差しを避けることができます。

【作例】SONY NEX5 + ZOOM NIKKOR 35-200/3.5-4.5 ISO100 F8 1/400秒

【作例】SONY NEX5 + ZOOM-NIKKOR 35-200/3.5-4.5 ISO100 F5.6 1/60秒

【作例】SONY NEX5 + ZOOM NIKKOR 35-200/3.5-4.5 ISO100 F3.5 1/400秒

平川門をくぐり橋を渡って今回の小旅行は終了となりました。
今回は暑さのせいか大奥跡の石碑を見逃しております。全てにおいて往時を偲ぶものがなく残念が多い場所なのですが、何故かよく足が向きます。
最後に、休園情報ですが、毎週月曜と金曜が休園です。そのほかに行事があった場合は休園となるようです。

丸の内は都庁が新宿に移ってしばらくは土日は人の姿もなく、寂しい街でしたが再開発されてた今は活気溢れる街に変わりました。
丸の内とパックで訪れてみてはいかがでしょうか。

担当:いりえ