サードパーティーレンズ レモン社 銀座教会店

商品レビュー:トキナー FiRIN 20mm F2 FE MF

今回はソニーαE用の交換レンズでトキナー FiRIN 20mm F2 FE MFをレビュー致します。
本レンズはマニュアルフォーカス(以下MF)で、35mmフルサイズ用です。

1、商品情報

Firin_20mmF2FEMF

●焦点距離:20mm(画角:92.66°)
●絞り:F2-F22
●レンズ構成:11群13枚
●フィルターサイズ:Φ62mm
●最短撮影距離:0.28m
●フォーカス方式:インターナルフォーカス
●絞り羽根枚数:9枚
●最大径×全長:Φ69×81.5mm
●重量:490g
●フード(付属):BH-622

2、試写

ボディはソニーα7Sを使用しました。

トキナーFirin_20mmF2FEMF(1)

絞りF2、シャッタースピード1/8000秒、ISO100、WB:AUTO

開放の撮影では超広角20mmでもボケ量は充分です。雨後の曇り空で雲の濃淡も的確に描写されています。

トキナーFirin_20mmF2FEMF(2)

絞りF8、シャッタースピード1/640秒、ISO100、WB:AUTO

レンズの設計技術も進歩して大きな湾曲は抑えられていますが、それでも端の建物は内側に倒れてしまいます。

トキナーFirin_20mmF2FEMF(3)

絞りF5.6、シャッタースピード1/2500秒、ISO100、WB:AUTO

耐逆光性能はすぐれています。やや色かぶりは認められますが、オールドレンズのような明らかな色かぶりはないです。日陰部の色の落ち込みもほとんどなく、安心して撮影に集中できるレンズです。

トキナーFirin_20mmF2FEMF(4)

絞りF6.3、シャッタースピード1/80秒、ISO100、WB:AUTO

雨の後、強い日差しが射しました。白飛びは致し方なしですが、手前の床、階段の壁など人間の目の恒常性そのままに描写されています。

トキナーFirin_20mmF2FEMF(5)

絞りF11、シャッタースピード1/60秒、ISO100、WB:AUTO

ほぼ外光でWBもAUTOの撮影ですが、天井の骨子が青白く感じます。これは青空がキレイに描写されることに関係があるのかも知れません。

トキナーFirin_20mmF2FEMF(7)

絞りF2、シャッタースピード1/5000秒、ISO100、WB:AUTO

被写体ブレで葉先ではなく茎にピンがきてしまいましたorz
最短撮影距離での撮影です。

トキナーFirin_20mmF2FEMF(6)

絞りF2、シャッタースピード1/2000秒、ISO100、WB:AUTO

周辺は流れてしまう傾向にありますが、開放でも充分使用できる描写です。
最短撮影距離から少し離れたところでの撮影です。

3、使用しての感想

最近は大口径化に各メーカーが力を入れていて、大きさも重さも半端なくなってきています。場合によってはカメラのマウントが大丈夫と心配になってしまうこともあります。
本レンズはMFということもあり大きさ、重さ共に抑えられていますが、テストの為に一本だけ持ち運んでも重いレンズという印象です。

それで肝心の描写ですが、やや青みがありますが空を中心に撮影される方には申し分のないレンズと言えます。日なたであれば気になりませんが日陰の時は注意が必要です。
総合的に、面白いレンズで広角好きならオススメ致します。

以上です。

 

 

 

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