今回はソニー「FE 12-24mm F4 G SEL1224G」についての商品レビューをお届け致します。
ここからテスト撮影を掲載いたしますのでご参考ください。
※掲載用に画質を落としております。
※ボディはSONY α7III ILCE-7M3を使用しております。
先ずは超広角ならではのダイナミックな写真を一枚。
普段見慣れていない光景が目の前に広がり、日常の風景が非日常な写真に仕上がります。
描写力は高く、左下の山にある風力発電の風車や右下の白いとんがりの洋風建築までしっかりと描写されています。
因みにとんがりの洋風建築は小学校です。
さすがの12mmです。
車が一台しか通れない狭い道路でも、子供の全身を入れつつ背景もしっかりと撮影する事が出来ました。しかも道路の端から撮影したわけではなく、真ん中から被写体寄りで撮影しています。
狭い限られた場所での撮影では、このレンズの威力を目の当たりにする事が出来ます。
次はテレ端24mmでの撮影。
先程と違ってボケがキレイにしっかりと出ており、主役をしっかりと引き立たせる事も可能です。
12mm側だと余計なものが入ってしまう・・・24mmだと入れたいものが上手く入らない・・・と悩んでしまう構図でもズームのお陰で自分の思い通りに撮影する事が可能です。
この日は日差しと風が強い日でしたが、スッキリ晴れていて見事な青空が広がっており、その青さもしっかりと表現出来ています。
こういった高い建物を撮影する際には非常に助かります。
他の方が地面に座り込んだり寝転がっている中、普通に立って少しアオるだけで撮影が出来てしまいます。
ちょうど逆光だったので合わせて逆光テストをしてみましたが、盛大に出ていますね。
超広角なので入らないように気にしていると撮影出来なくなるので、割り切って撮影した方が良いですね。
見上げるだけではなく上から望む景色もまた一興。
画面奥の右側はビル郡が建っているので都市部、左側は比較的小さな建物が多いので下町・住宅街でしょうか。広角なのでこういった街の違いも比較して見る事が出来ます。
機会があれば夜景も撮影してみようと思います。
打って変わって涼しげな場所へ。
最短撮影距離の0.28mでの撮影です。たまたまガラス面に目いっぱい足を広げて移動していたところに運良く出会えました。
12mm側でも撮影したんですが、ガラスの反射や余計なものが入ってしまったので24mmで撮影しました。
最後に使用感です。
写りはGの名に違わず高性能な描写です。
12mmという画角はEマウントレンズの中では最広角のレンズです。今まで商品レビューや新入荷紹介で他のレンズを使用してきましたが、今回の「FE 12-24mm F4 G」を使うと世界観が一気に変わりました。最初は12mmという超広角で何を撮影しようか迷っていましたが、いざ使用してみると何を撮影しても面白い!と思う一本でした。
お値段はお高いですが、今までとは全く違った写真が撮影できるので、今まで撮影してきた写真に慣れてきてしまって変化が欲しい方にはオススメです。
主な仕様
レンズ構成 (群-枚)・・・13-17
開放絞り (F値)・・・4
最小絞り (F値)・・・22
絞り羽根 (枚)・・・7
最大撮影倍率 (倍)・・・0.28
最大撮影倍率 (倍)・・・0.14
外形寸法 最大径x長さ (mm)・・・87 x 117.4
質量 約 (g)・・・565