こんにちは、カメラのナニワ神戸元町店です。
今日は富士フイルムフォトサロン大阪で9月6日まで開催中の写真展ご案内です。
【写真家たちの新しい物語】
吉永陽一写真展「いきづかい-いつもの鉄路」
冒頭にある「写真家たちの新しい物語」についてというのは、富士フイルムフォトサロンが、若手写真家に写真展を行う意義や楽しみを見出してもらい、写真文化の発展に繋げる為に2013年から年4回、公募展として開催しているものです。ニコンやキヤノンでも同コンセプトで公募展を開催しており、写真文化上だけでなく「写真は芸術」という観点からも意義深いものと感じます。
また、写真展となると多額の費用が必要なのですが、その部分でも富士フイルムフォトサロンが開催する為のプリントや制作費等を支援しているというのですから、本当に「未来の写真文化発展を担う写真家に発表の機会を!」という姿勢には頭が下がります。
今回写真展を開催される吉永陽一氏、このページをご覧の方の中で特に「鉄分豊富」な方では一度は耳にされた方もおられるのでは・・・。
そう!セスナ機やヘリコプターから鉄道風景をとらえた「空鉄(そらてつ)」で注目を集めるあの吉永陽一氏です!!。
今回の写真展は、吉永氏の代名詞ともいえる「空鉄」と、学生時代から二眼レフ中判フィルムカメラで丹念に撮り溜めてきた、6×6cmサイズの「日常の鉄道風景」のアンサンブルで構成。
作品紹介には「駅のホーム、車窓からの眺め、淡い思い出、いつか見た風景……。
たんたんと流れる日々の暮らしの中で紡がれていく物語。そられ一つ一つに耳を傾け、そっと寄り添うようにシャッターを切る吉永氏の眼差しからは、それぞれの物語を生きる人びとと鉄道の“いきづかい”が静かに伝わってくる。」とあり、よく言われる「鉄道写真」というのとはまた違う切り口の写真だけでなく、そこに至るまでの吉永氏の生き様も伝わって来ます。
また、吉永氏の出身は東京ですが「大阪芸術大学写真学科卒」と大阪にもゆかりのある写真家。
写真家メッセージで、「いつも暮らしのそばにある鉄道。しかし、その鉄道風景がいつまでもそこにあるとは限らない。廃線や廃車……。当たり前の日常は実は当たり前でないことに気がつく。
今回の写真展では空と地上、二つの視点から“いつもの鉄路”を切り取った作品を展示します。特別ではない日々の大切さを感じていただければ幸いです。」とあります。
私自身、学生時代から吉永氏とは20年来の親交がありますが、氏の人となりの良さがひしひしと伝わって来る写真展でした。
会場内は吉永氏の意向で
撮影、シェアOK!!です。
ただ、上記のお約束や他の来場者の方、また他会場出展者の方へのご配慮をお願い致します(会場内撮影禁止の場所もございます。)
という訳で、少しだけ会場内を紹介させて頂きます
(掲載ご快諾頂けました吉永氏、富士フイルムフォトサロン様本当にありがとうございます)
会場内には「プラレール」が走っております( ´∀` )
これも吉永氏の「空鉄」の世界を実際お持ちのカメラで撮影して体験してもらおうという粋なはからい。もちろん撮影OK!
また、会期中8月31日(金)~9月2日(日)の各日14時から、写真展併催イベントとして、吉永陽一氏によるギャラリートークも開催されます
この時は丁度、大阪国際空港近辺での「空撮」の難しさをお話されておりました。
普段なかなか聞けない空撮の話や、作品に対しての話、撮影した時の想いなども聞ける貴重な機会ですので足を運ばれてみてはいかがでしょう。
・会場詳細
開催期間 8月31日(金)~2018年9月6日(木)
開館時間 10:00~19:00
(最終日は14:00まで/入館は終了10分前)
開催場所 富士フイルムフォトサロン 大阪 スペース1
メットライフ本町スクエア(旧・大阪丸紅ビル)1階
地図はこちら
会場へのアクセスですが、最寄り駅は地下鉄御堂筋線「本町」駅下車 3番出口から本町通りに沿って 東へ約5分
また、地下鉄堺筋線「堺筋本町」駅下車 17番出口から本町通りに沿って 西へ約3分
近隣駐車場は少なく、また道路混雑の激しい地域ですので会場へは公共交通機関のご利用をおすすめします。
あっ、後展示作品の販売や冊子販売もございますよ!