【コラム】ペンタックス 6×7, 67 について

こんにちは、カメラのナニワ千里中央店です

今日はペンタックス 6×7、67 どれが新しい?古いの?と聞かれることがありますので簡単に説明させていただきます。

始めに、ペンタックス6×7、67は同じモデルです!!

1989年にブランド名がアサヒペンタックスからペンタックスに変更された際にカメラの名称とプリズムカバー部のロゴが変更されましたが、中身は基本同じまま1998年の67IIまで30年近く生産され続けた販売されていた当時でも

「生きてる化石」

と呼ばれていたくらいです。

しかし、その30年の間にユーザーの意見や新しい技術を取り入れた仕様変更は行われていましたので、その点をご紹介していきたいと思います。


6X7ボディ(1969年発売)一番最初のモデルはロゴが「6×7」で、ボディ底部のスプールノブは平らなギザギザ面の円形タイプになっていました。

1969年発売、6X7 ボディ

ボディ部ロゴ”6X7"、ペンタプリズム部のロゴは”ASAHI PENTAX”とトップには「AOCo」の六角形ロゴが入っています

この様にスプールノブは平らなギザギザ。

後に、スプールノブがレバータイプになってフィルム装填がしやすくなっていきます。



1976年にはミラーアップレバーが追加され、カウンター切り替えの表示が10/21から120/220に変更等されていきます

上の写真がミラーアップレバー付です

枚数切替ダイヤル10/21は初期モデル

後期、枚数切替ダイヤルは120/220に変更されていきます

1989年発売、67 ボディ  モデル名が「67」に変更されます。

ボディ部ロゴ”67”、ペンタ部のロゴは”PENTAX"に変更され、プリズムカバー部の「AOCo」ロゴが無くなりました。

後継機として1998年発売の67II ボディも紹介します。 

絞り優先オートが使えるようになり、ボディのデザインがグリップ付きとなります

○ 67と67IIの違いをあげますと

・67IIになり、絞り優先オートが使えるようになる

・中央重点、スポット測光と切り替えられられる

・シャッタースピードが30秒~1/1000秒

・AEプリズムファインダー67IIにより、6分割評価測光が可能に

・長時間バルブ露光スイッチ(PS.TIME)

・ホットシューグリップ67ⅡをつけるとTTL調光ができる

・電源が6V電池(4LR44/4SR44)1本から3Vリチウム電池(CR/DL123A) 2本に変更

等々です。


最後にペンタックス 6×7、67取り扱い上の注意として一つ


TTLペンタプリズムを取り付けるときは、必ず一旦ボディからレンズを外してから取り付けないとだめです。
レンズが付いたままでは、絞り連動ピンがかみ合わず、露出計が作動しないのと、最悪レンズの絞りを連動させるチェーンが切れて露出計だけでなく、カメラ自体がぶっ壊れです (-_-;)



TTLペンタプリズムを取り付けるときは、必ず一旦ボディからレンズを外してから取り付けないとだめです。
レンズが付いたままでは、絞り連動ピンがかみ合わず、露出計が作動しないのと、最悪レンズの絞りを連動させるチェーンが切れて露出計だけでなく、カメラ自体がぶっ壊れです (-_-;)