【秋の京都撮影地情報】建築美を撮るなら今がベスト!旧嵯峨御所・大覚寺を撮る

みなさまこんにちは!

お彼岸も過ぎていよいよ撮影にはもってこいの季節となりました!

京都の行楽地はこれから紅葉シーズンに入ると、どこも超満員でじっくり撮影できない!なんてことも多いと思います。建築物や庭園をじっくりと撮影するならこの季節がおすすめ!比較的観光の方も少ないので撮影には集中できるかと思います。今回はそんな撮影におすすめのスポット「嵯峨野・大覚寺」をご紹介します。平安時代より1200年の歴史を誇る古刹の建築美をこの機会にじっくりと撮影してみましょう!

絞り優先AE 70mm  1/200秒 f4

今回のトップ写真は大覚寺門前の雨に濡れる松葉です。しっとり感を出すならば露出補正を少々マイナスに動かすことをおすすめします。今回は裏ワザ的ではありますがカメラ内の「トイカメラ」モードで撮影してみました。


嵯峨野・大覚寺へのアクセス

市バス28系統(京都駅発)、91系統(四条烏丸発)で終点「大覚寺」バス停下車すぐ。またはJR嵯峨嵐山駅下車徒歩15分

〇テレビ時代劇にもよく登場する風情あふれる廊下をじっくり撮影!

絞り優先AE 24mm 1/60秒 f11

木目の美しさと建築美、庭に配置された植木や苔などをじっくりと観察しながらどこまで「撮りいれる」のかを何回か撮影しながらご自身の表現をつくっていきましょう。腰を落ち着けて撮影できるのはこの時期ならではでしょう。

〇瓦屋根の様式美に注目!

50mm 絞り優先AE 1/60秒 f11


最近は街中の住宅では瓦屋根が少なくなっている印象ですが、お寺にはまだ多くの瓦屋根がつかわれています。瓦屋根にはさまざまな陰影が存在しますので写真の題材には最適です。作例では少々不用と思われる部分が多数ございまして主題がぼやけてしまっていますがみなさまはうまく主題をうまく絞ってフォーカスしていきましょう。写真は引き算の芸術ですね。反省(泣)。

〇モノクロで魅せたい!さまざまな角度から様式美を切り撮ろう!

50mm 絞り優先AE 1/60秒 f4

カラーで撮影するとさまざまな色の表現が画面に入りますので伝達の効果は大変高いのですが、形状の表現にはモノクロがおすすめかと思います。デジタルカメラの場合はカラー撮影との併用すると同じ風景にまた違った要素が浮かんでくるので大変面白く感じていただけるかと思います。

50mm 絞り優先AE 1/80秒 f4

最近は手振れ防止機能が当たり前のように普及しておりますので、少々無理な態勢でも遅いシャッタースピードで撮影することが可能になりました。作例ではISO感度をISO100まで落として撮影しています。レンズの性能をうまく引き出してメリハリの利いた1枚をつくってみましょう。

70mm 絞り優先AE 1/160秒 f4

大覚寺は平安時代に嵯峨天皇の離宮を発祥として後の時代に寺院に改められた歴史を持つ真言宗大覚寺派の大本山です。境内の大沢池では毎年観月会が行われる秋の名所でもありますが、今年は台風の影響で中止となってしまいました。現在も復旧工事のため一部鑑賞できない箇所もありますが、古刹の雰囲気をじっくり味わっていただくことは可能です。一度訪れてみてはいかがでしょうか!


担当:やませ



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70mm 絞り優先AE 1/125秒 f4