今回はこのブログでは初めてとなるフランス製ウォーターマンの万年筆の入荷を紹介します。
そのなかでも生産が多くはない女性仕様ともいえるこの1本です!!
万年筆を世界で最初に開発したこのウォーターマンが1990年代に2度にわたり発売した万年筆の、レディアガサの入荷案内です。
ペンケースの中に本体が収納されています
ウォーターマンは1883年に世界で初めての万年筆を作った超老舗メーカーです。生まれはアメリカなのですが、その後はフランスで存在し続け、今ではフランスの代表的文具メーカーとして世界的に知られています。
この1883年に世界で初めてルイス・エドソン・ウォーターマンが毛細管現象を応用し、これが近代の万年筆にまで続く歴史のスタートとなりました。
こんなに立派なペンケース付きです!
そして1904年にはクリップが付いたキャップ、また1927年にはカートリッジインクなども発明し、更にラッカー塗装、14金の特大ペン先も他社に先駆け取り組みました。
創業よりなんと135年となるウォーターマンですが「持つ人に表現する喜びを与える筆記具を提供する」という理念のもと時代のにあったペンを次々と生み出してきました。
この中でもウォーターマンのミニペンはいまだにレディアガサとレディパトリシアンのみです。
ギャランティを見ると95年にロンドンにて…
この、レディアガサは1993年に発売され、その後1997年にはカラーチェンジし6色となった様ですが、今回の入荷品は中のギャランティカードを見ると、1993年製の物かと思われます。しかしこの様な立派なケースはあまり見た事がありません。
ラッカー全盛時代に発売された当時は人気がなかったのですが、今の中古市場では若干の希少性がある様です。
そしてカートリッジが手元に無く、インク瓶にペン先をつけ試し書きをしてみましたが、見た目よりは女性でもなくてもバランスは良くペン先も見た目より?ソフトなタッチです。手の大きくない男性でも違和感が無く使えるサイズだと感じました。ただ、残念ながらカートリッジがショートサイズしか使えませんのでハードユースには向かないかもしれません…
【機構他】
本体素材:セルロース(野菜や果物などに含まれる天然の食物由来繊維です)
文字幅:M
ペン先:18金
インク吸入:カートリッジ式
長さ:約10,9mm (筆記時:138mm)
重さ:約16g
中古品ランク:AB
生産国:フランス
レモン社中古価格:33,000(税込み)
ナニワグループPLUコード:2111012159117
アイフォン6とは、ほぼ同じ長さです
※こちらの中古品はカメラのナニワ・オンラインショップでもお求め頂けます。
在庫はレモン社銀座教会店(tel03-3567-3131)のものです。
2018年11月4日現在
担当:カラサキ