ニコンD5ーXQDタイプ!!
このカメラ、最大の特徴はダブルスロットなのですが「XQDダブルかCFダブルか」購入時に使用メモリー規格が選べるだけでなく、「やっぱりCFのほうがまだまだ便利」と選んでも数年後に「XQDのほうが性能良くなって、安くなってきたやん!」となった時にメモリーカードスロットが交換(有償ですが)出来るという、「使用環境の変化にも対応出来る」というメリットがある所(片方CF、片方XQDという先代D4シリーズ仕様には出来ませぬ)。
現状は最大勢力のSDメモリーも、小型でありながら大容量と進化はし続けるものの「薄くて小型」という点での堅牢性の低さから物理的破損や「端子がむきだし」という機構的弱点があり、ハイクラス一眼ではまだ主流のCFカードもカードの堅牢性や「サイズが大きい」という点をうまく活かして高速化、大容量化など図りやすいとありながらも「入れ方がまずいと機器側の端子ピン変形や破損を起こす」という物理的破損の弱点もあるのですが、何よりも「4K,8Kの動画記録」となると先の規格は既について行くのがやっとな現状から、新規格への切り替えが進んでいるまさに「規格の過渡期」。
キヤノンでもCFカードの発展型規格「CFastカード」をシネマEOSやEOS1Dシリーズに採用した様にニコンでも先代のD4からXQDカードをCFカードとダブルスロット方式で採用したものの、「まだまだ過渡期」という点からD5では各報道機関始めプロユースでの使用環境や今後の情勢にも柔軟に対応出来る「スロット交換」対応を将来的にも出来る様に仕上げている点はさすがは「フラッグシップ機」。
ニコンも現状D850、D500とハイクラスを中心にSDとXQDのダブルスロット方式、先日発売のZ7ではXQDのみと「大容量データの高速書き込み」という使用を求められるクラスでは積極的にXQDを採用していく傾向にあり、今後他社での採用も予定されているなど目の離せない所・・・まあ、このXQD規格自体サンディスク・SONY・ニコン3社で共同企画したものなので採用して当然なのですが、今後のキヤノンのCFastカードの扱いといい本格的な「4K,8K時代」を迎える2020年まで目が離せないところです。
で、今回ご紹介のD5はXQDのダブルスロットモデル、大容量データ書き込み時の高速安定性の高さはだてじゃありませぬ。
お値段、税込478,000円です