シグマ 60mm f2.8 DN Art使用レビュー

皆さん こんにちは。 

心斎橋本店普通のひとよりも猫を愛している見崎です。

 今回の使用レビューのレンズは、シグマ 60mm f2.8 DN Artです。 


最近のマイクロフォーサーズ等の新製品交換レンズは、f1.2の大口径単焦点レンズはじめ高画素に対応できるよう極限までシャープネスや解像度性能を徹底的に追及したシリーズなどの登場により、 大きさや重さがAPS-C用の一眼カメラの交換レンズとあまり差がなくなっているように見受けられます。 

そのような中、老舗メーカー シグマには小型軽量にもかかわらず、高性能単焦点レンズのミラーレス専用のDNシリーズがあります。

 

シリーズのラインナップの一つにあがる60mm f2.8 DN Artは、マイクロフォーサーズ用では焦点距離120mm相当 Eマウント用では90mm相当の中望遠レンズですが、 

重さはわずか200g!フィルター径もわずか46mmの
まさに「小さな巨人」でありますよ。 


ここでレビューのお供をしてくれるボディの紹介をします。 

まずは、オリンパス OM-D E-M1(2013年発売) 

OM-D E-M1 にレビューのレンズを取り付けた状態

こちらは、オリンパス最後の一眼レフカメラE-5の後継を意識したプロフェッショナルモデルです。 


つぎは、オリンパス OM-D E-M5(2012年発売) 

OM-D E-M5をレビューのレンズを取り付けた状態


2012年のCP+で皆が喜んだレトロデザイン(米谷イズム)のフィルム一眼レフOMシリーズのDNAを引き継ぐOM-Dの第一号機種です。 


二機種ともに基本性能は勿論、扱いやすさは5年以上たっても負けず劣らず変わらないので、中古で手に入れるだけの十分な値打ちがあります。 


撮影に際してフルサイズカメラの中望遠レンズに迫るボケ味 描写力を堪能していただくため、作例写真の全てを開放f2.8にしています。 



DN Artシリーズは絞り開放値からでも画面中央部は勿論、周辺部も目視で簡単にわかるくらい解像度の高い描写をしています。 


色収差のあらわれにくいレンズ

OM-D EM-1 絞り優先f2.8

真っ白い毛並でオッドアイが特徴のモコちゃん。 電球と蛍光灯がミックスした光源のなかキレイに写せました。


OM-D E-M1 絞り優先f2.8

もう一枚は愛猫モコちゃんの気持ち良さそうな大きいあくび☆

モコちゃんの白い毛並みを出すのは難しいのですが、今回は簡単に描写できました。


一般的に望遠系レンズで強く現れやすいと言われる色収差が抑えられていますので、白黒がはっきりしている被写体だとメリハリある仕上がりになります。 

※色収差とは、光の波長によってガラスの屈折率が異なるため色ごとに結像点がずれる現象の意味をします。 


オートフォーカス性能について

ギアなどの機構部品を介さずに直接レンズを駆動されるリニアAFモーターを採用。

OM-D E-M5 絞り優先f2.8

愛猫りこ君が威嚇する瞬間をリニアAFモーターのおかげで逃す事なく、収めることができました。


リニアAFモーターなら動作音を気にする事なく、静止画は勿論、動画も思いのままの表情で撮影することができますね。


ちなみにボデイの電源が切れている時に、レンズを振るとカラカラとなるのは、このリニアモーターの関係する音なのです。故障ではありませんので、安心してくださいね。


最短撮影距離は、50cm

OM-D E-M1 絞り優先f2.8

マイクロフォーサーズカメラなら、120ミリ相当の望遠レンズになるので、ミニチュアオリンパスPEN小物も満足ゆく大きさで写せました。


OM-D E-M5 絞り優先f2.8

お澄ましアイちゃんも、120ミリ相当のおかげで、離れた位置からでも余裕をもって大きく横顔を切りとる事ができました。 


最後に シグマの交換レンズ・デジタルカメラ・ストロボは一部の部品加工を除き、日本国内でレンズの研磨から成形・実装他をしています。

製造工場が日本国内にあることで製造過程でのトラブル・改善点をスピードを持って取り組み、フィードバックできる体制ができています。


このフィードバックの繰り返しが安心して撮影に集中できる秘密にあるのですね。


OM-D E-M1 絞り優先f2.8

カメラのナニワ心斎橋本店では、中古のシグマ製品は勿論、新品のシグマ製品の販売をしています。

詳しくはカメラのナニワ 心斎橋本店までお問い合わせくださいませ。  


モデル協力/ 見崎家の愛猫 

アリアちゃん ズマロンくん モコちゃん アイちゃん ライちゃん りこ君です。