カメラ沼の深層 レモン社 秋葉原店

商品レビュー:MS-OPTICS-R&D ゾンネタール 73/1.5(ライカMマウント)

こんにちは、レモン社秋葉原店のもりやです。

 

今回はMS-OPTICS-R&DのライカMマウント用レンズ「ゾンネタール 73/1.5」をご紹介します。

MS-OPTICS-R&D(宮崎光学)とはレンズのマウント改造等も手掛けている宮崎貞安氏が運営するレンズブランドです。

製造数が非常に少なく知る人ぞ知るレンズですが、レモン社ではゾンネタール、アポクアリア、ダゴナール、ペラール等のレンズを入荷しておりますので、お探しの際は店頭までお問い合わせください。

また、今回はデモレンズをお借りしてのレビューとなります。製品の販売は2018年11月頃の予定です。

 

ゾンネタール 73/1.5の仕様について

本レンズはライカのズマレックス85/1.5やズミルックス75/1.4を彷彿とさせる大口径ポートレートレンズです。圧倒的なボケ表現でありながら、非常にコンパクトな一本となっています。

焦点距離 73mm
明るさ F1.5 - F16
最短撮影距離 1.2m
レンズ構成 4群5枚
大きさ 56.7×Φ50mm
重量 197g
絞り羽根枚数 16枚
レンズフード ねじ込み式
JANコード 2999991025322

後玉横には、レンズ後群を移動させてコマ収差を補正できる機構が備わっています。ミラーレスカメラで収差を効果的に表現したい場合に使います。

 

今回もお馴染みα7IIIでのテスト撮影です。

 

α7IIIでの作例紹介

1/1250 F1.5 ISO100

冒頭でもご説明したように、本レンズは非常にボケの大きなレンズとなっています。

1/2000 F1.5 ISO100

1/1000 F2.8 ISO100

1/400 F5.6 ISO100

上の様に絞りを上手に使って表現するためには、あらかじめ背面液晶で確認ができるミラーレス機が便利です。

1/500 F8 ISO100

F8まで絞り込むと均整のとれたシャープな仕上がりになりました。

 

1/1000 F1.5 ISO100

1/500 F1.5 ISO100

また、撮影条件によってはグルグルボケやフレア等の収差が発生します。背景を工夫すれば純正レンズには無い面白い表現が出来ます。

 

さて、今回は千葉県市川市の里見公園周辺での撮影でした。噴水を囲むバラ園が見どころの地域憩いの公園です。

1/6400 F1.5 ISO100

1/250 F1.5 ISO100 露出補正+1

1/400 F1.5 ISO100 露出補正+1

1/30 F2 ISO100 露出補正-2

 

ゾンネタール 73/1.5を使用してみて

MS-OPTICSのレンズは小型軽量で豊かな表現力が魅力です。一般に大口径レンズは大きく・重く・扱いずらいものがほとんどですが、その表現性には何物にも代えがたい魅力があります。

ボケや収差を使っての写真表現は次々に新たなテクニックが研究されていますので、本レンズを片手に、今までに無い新たな表現方法を見つけてみてはいかがでしょうか。

 

こちらのレンズは少量入荷の商品ですので、在庫状況につきましてはレモン社の各店舗にお問合せ下さい。

1/400 F1.5 ISO100 露出補正+1

それではまた!

 

担当:もりや

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