FUJIFILM XF10 使用レビュー

こんにちは、カメラ担当 吉冨です。

今回は、フジフィルムから2018年8月23日に発売されました、コンパクトデジタルカメラ XF10を紹介します。


XF10はどのようなカメラか

1.大型のAPS-Cセンサー搭載

多くのデジタル一眼レフカメラに搭載されているものと同じ大きなセンサーサイズなので、スマートフォンのカメラと比べ暗所に強く、豊かなボケ味が楽しめ高画質で撮影することができます。


2.コンパクトサイズ

サイズ:(幅)112.5mm ×(高さ)64.4mm ×(奥行き)41.0mm

iPhone7と比較しても、このサイズです。


ジャケットのポケットでも余裕で入る大きさなので、気軽に持ち運ぶことができます。


3.高品質フジノンレンズを搭載

レンズの焦点距離は換算で28mm(18.5mm)とスナップに最適な画角になっています。

また、F2.8と明るいレンズなので、暗い場所での撮影もブレにくくシャッターチャンスを逃がしません。


4.デジタルテレコンバーター搭載

28mmの単焦点レンズ搭載ですが、デジタルズームによるテレコンバーターで35mmと50mmでの撮影もできます。

その際、高性能プロセッサーにより画質劣化が殆どないので、様々な画角で撮影を楽しむことができます。


5.「スナップショット」モードを搭載

あらかじめピント範囲を固定しておく「スナップショット」を搭載。

スナップ撮影をよく撮るかたにオススメで、決定的なシャッターチャンスを逃がすことなく撮影ができます。



実写テスト

★デジタルテレコンバーターで焦点距離を変えた時の画角の違いです。

28mm

デジタルテレコンバーター:35mm

デジタルテレコンバーター:50mm

主要な焦点距離である、28mm・35mm・50mmが使えるのは嬉しい仕様ですよね。

デジタルテレコンバーター時の35mm・50mmの画質を見ても、ほとんど劣化が感じられないので、撮影シーンに応じて切り替えれば幅広く絵作りを楽しめます。


★暗い場所でISO感度を上げてみても、綺麗に撮影できるかチェックします。

この写真の中央部分を拡大して高感度ノイズが出ているかチェックします。


ISO6400

ISO12800

結果は、常用ISO感度はISO6400で、緊急時にはISO12800まで使えるほどの高感度性能です。

スマホや一般的なコンパクトデジタルカメラと比べて高感度ノイズはとても少なく、暗い場所でも手振れを気にする事無く綺麗に撮影する事ができます。


★遠景の描写力のチェックです。

この写真の絞り値を変えたものを拡大して描写力をチェックしてみます。


絞り値 F2.8

絞り値 F8

開放F値、F2.8からしっかり解像してくれています。

スナップ写真の撮影だけでなく、風景撮影などの解像力が求められる撮影でも使えるので様々なシチュエーションで使えるカメラです。


★約10cmまで近寄って撮影ができます。

最短撮影距離10cmまで寄って撮影した写真です。

小さなお花でも、この様に大きく写すことができます。

背景を意識して被写体に近づくことで大きなボケ味で撮影することができます。

ここまで大きなボケ味はスマホでは、なかなか撮れませんよね。


★その他撮影した作例です。

SS 1/200   F/2.8   ISO 1000  クラシッククローム

SS 1/1100   F/4.5   ISO 800  ベルビア

SS 1/1900   F/2.8   ISO 3200  クラシッククローム 内蔵フラッシュ使用

SS 1/3200   F/2.8   ISO 800  ベルビア

SS 1/400   F/2.8   ISO 1000  プロネガStd

SS 1/500   F/2.8   ISO 3200  クラシッククローム



最後に

「APS-Cサイズ」とデジタル一眼レフの多くに搭載されている大型のセンサーが入っているとは思えない小さなサイズで、気軽に持ち運ぶことができ簡単にキレイな写真を撮ることができます。

写る広さも、広角28mmと程よい広さで、テーブルフォトやセルフィーも撮りやすい画角で、SNSに写真をアップすることが多い方にも使いやすいカメラです。

スマホよりも綺麗に撮りたい!サイズが小さいのがいい!背景をボカしたい!

といったカメラを求めているかたに、とってもオススメです。


この記事に関するお問い合わせは・・・カメラ担当 吉冨まで