カメラ沼の深層 レモン社 秋葉原店

商品レビュー:MS-OPTICS-R&D ヒストリオダゴナール 40/6.3(ライカMマウント)

こんにちは、レモン社秋葉原店のもりやです。

 

今回はMS-OPTICS-R&DのライカMマウント用レンズ「ヒストリオダゴナール 40/6.3(ライカMマウント)」をご紹介します。

前回の記事でもご紹介したMS-OPTICS-R&Dブランドの広角レンズで、重さ約50gという驚異の軽量型レンズです。こちらのレンズも製造数が非常に少ないため、お探しの際はレモン社店頭までお問い合わせください。

 

ヒストリオダゴナール 40/6.3の仕様について

本レンズは1905年に設計されたゲルツ社のダゴールを復元設計しており、コントラスト高さと鋭い描写が持ち味の一本です。F6.3という暗めの設計のため、ボケはあまりでませんが、試写ではデジタル専用レンズと見紛うほどの解像力の高さを発揮していました。

焦点距離 40mm
明るさ F6.3 - F22
最短撮影距離 0.85m(ミラーレスでは約0.6m)
レンズ構成 2群6枚
大きさ 22.2×Φ50mm
重量 50g
絞り羽根枚数 10枚
レンズフード ねじ込み式(22.5mm)
JANコード 2999991020600

 

今回はα7IIIでのテスト撮影です。コンパクトなレンズがとてもマッチしますね。

 

α7IIIでの作例紹介

1/160 F6.3 ISO100 露出補正-0.3

最短撮影距離は0.85m(ミラーレスでは約0.6m)で、思ったほどは寄れませんでしたが、雨水に濡れた葉と花びらがくっきりと際立ちました。

 

1/500 F6.3 ISO100

逆光撮影では多少のフレアが出ますが、テーマを工夫すればオールドレンズのような味わいが楽しめます。

 

1/60 F6.3 ISO100

また、青空を撮影すると、周辺部に若干の光量落ちが見られました。

 

1/320 F6.3 ISO400

1/400 F8 ISO400

1/400 F8 ISO400

1/40 F6.3 ISO400

撮影日は少し肌寒く、静かな冬の訪れを感じる一日でした。

 

ヒストリオダゴナール 40/6.3を使用してみて

本レンズは開放絞りがF6.3と暗く、基本的にはパンフォーカスでの撮影になります。画像を拡大してみると、植物や建物の細部に至るまで実にしっかりと解像していました。

今回はデジタルカメラでの撮影でしたが、ライカにフイルムを詰めて使ってみれば、また違った雰囲気を味わうことができるかもしれません。

 

こちらのレンズは少量入荷の商品ですので、在庫状況につきましてはレモン社の各店舗にお問合せ下さい。

それではまた!

 

担当:もりや

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