レモン社銀座教会店の中古品情報です。
今回はライカM型レンズのド定番、「ズミクロンM35/2ASPH(BK)+フード12526」中古品についてお知らせします。
お察しの通り、こちらは現行品ではなく20世紀の終わり頃に登場したタイプです。
現行品との違いとしては・・・
フードがプラスチック⇒現行は金属ねじ込み式
絞り羽根が8枚⇒現行は11枚
同じレンズ構成ながら、微妙に配置間隔が修正されている、と云ったところでしょうか。
●外観/コンディション
光学系は全く問題無いながら、今回ランクABとさせていただいた理由としては外観にスレが少々ございまして・・・傷部分の画像をご覧下さいませ。
目に付くキズはこんな感じです。
ヘリコイドの回転感触はやや軽いかな、と感じます。
店頭デモ機材との組合せで二重像連動バッチリ、ピント・光軸共に点検・異常なしのコンディションです。
そうそう、ラバー製のフードキャップはスルリと外せて使いやすい反面、いつの間にやらスルリと脱落・紛失する場合もありますのでお気をつけ下さいませ。
●テスト撮影
今回は無印α7とマウントアダプターの組合せで撮影しております。
又、特に「ライカは絶対イイ!」という目で見ないで撮影に臨んでおりますので、その辺りのキビしい見方もある所はご容赦を・・・。
モロに太陽に向かっての撮影でしたが、想像以上にシャドウ部が活きているのはレンズのせいか、センサーのせいか・・・HDR的なモノは一切使っておりません。とは云え、オリジナル画像では右上部のビル天辺あたりに仄かな色収差が認められました。登場当時は四隅まで引き締まった描写、とか云われていましたがそこは流石に「デジタル化以前」のレンズです。大目に見てあげて下さい。
昨今のレンズはMF時の距離指標が使い難い/又は全く使えない、指標がそもそも無いレンズも多々ありますが、ズミクロンM35でちょいと絞れば目測撮影も比較的容易にできそうです。特に部分拡大とか無しで(ピーキングも無し)ザックリした感触でも、ある程度の距離がある被写体では問題無く撮影可能です。
一眼用レンズと比べると「寄り」には弱く最短0.7mとなりますが、それでも開放時のボケの素質は上々です。
中・遠景の開放F2~F2.8あたりでは、周辺画質についてはある程度の諦めを持ちましょう。
中~遠景で絞り開放時の周辺部については、厳しい云い方をすれば最近のデジカメエントリークラス機のキットレンズや、撒き餌単焦点レンズ以下です。
安い、キットレンズといえども、向こうは「このレンズで印象が全て決まってしまう!」と言わんばかりに気合入れて作って来ますし、何よりも「デジタル機」に合わせたものなので・・・
それでもちょっと絞れば。
それでも、ちょっと絞ってサクサクっと軽快に撮影するのにうってつけです。結構光線状態が厳しくても、飛びすぎず潰れすぎず、と云った印象。サイズ感も良く、取り回しが気持ち良いレンズです・・・まぁ、ジュピターでも良いかな、と云う正論もあるとは思いますが。
以上、レモン社銀座教会店在庫「ズミクロンM35/2ASPH(BK)+フード12526」の中古品情報をお伝えいたしました。
中古品 ズミクロンM35/2ASPH(BK)+フード12526
PLUコード:2111012132387
ランク:AB
価格:¥240,000-税込(2018.11/11現在)
お問合せはレモン社銀座教会店
又はナニワオンラインまでどうぞ
*オンライン掲載まで少々お時間をいただく場合がございます。