こんにちは!!レモン社の石井です(^O^)
今回はニコンの【AF-S NIKKOR 85mm f/1.4G】についての商品レビューをお届けします。
【商品の使用と特徴】
レンズ構成は9群10枚(※ナノクリスタルコート有り)
絞りはF1.4~F16で、9枚の絞り羽根(円形絞り)で構成されています。
焦点距離は被写体と程よい距離で撮影出来るf=85mm(35mm判換算:127.5mm)。
高い解像度とやわらかなボケ味と近距離から無限遠までの高度な描写力で、ポートレート撮影から暗めの室内撮影、夜景撮影などに適しています。
また、ナノクリスタルコート採用により全可視広域にわたり極めて高い反射防止効果を実現しています。
【作例】
続きまして作例です。
ポートレートレンズという事で友人にモデルをお願いいたしました!!
※掲載用に画質を落としております。
※ボディはNikon D4sを使用しております。
F1.4 SS1/2000 ISO100
まずは最大開放値で1枚。
コントラストと色乗りも良くナノクリスタルコートがいい仕事をしています。
F1.4 SS1/1250 ISO100
F2.8 SS1/800 ISO100
前ボケ大好き人間なのでここぞとばかりに前ボケ写真にしてみました。
柔らかなボケを表現しつつピント周辺部はとてもシャープです。
F4 SS1/800 ISO100
F4まで絞るとぐんとシャープになりますね。
今年のもみじは台風の影響か色づくより先に茶色になってしまってるものが多く、
綺麗な葉が少ないのが残念です……。
F11 SS1/100 ISO100
F11まで絞ると細部までカッチリしっかりした写真が撮れました。
F1.4 SS1/320 ISOL0
逆光よりの1枚。
フレアやゴースト、周辺光量落ちも見受けられません。
F1.4 SS1/2000 ISO100
最後はF値・タイミング・角度・構図をかけ合わせて周囲の人を消してみました。
工夫次第で人ごみでも世界を作れるのが写真の面白い所ですね。
いかがでしたでしょうか。
前回は初めてのフジフイルムで始終ワタワタしておりましたが、今回は使い慣れたD4sなので!!ピクチャーコントロールを【風景】に設定し、秋らしく色鮮やかな写真に仕上げてみました。
使用感ですが、流石ニコンの誇るポートレートレンズ!!このレンズでしか撮れない独特の空気感がありました。
AFが少し遅いのとVRが搭載されていないのが難点ですが、被写体と向き合いじっくりと撮影する分にはあまり気になりません。
重量も595gと軽く、持ち歩きにも適したレンズだと思います。
私自身はフレアやゴーストを敢えて入れる写真が好きなので、ナノクリスタルコートだとシャープ過ぎるなぁ...ちょっと硬いかなぁ…と思いました。
特に、このナノクリスタルコートレンズ、フイルム機でも一部機種で使用出来ますが……。
「描写力が高すぎてモデルさんの毛穴やファンデーションの浮きまで写ってしまうガッチガチレンズ!!」とカメラ誌のテストレビューで上がっていたのを覚えてます……。
柔らかな光を入れたい場合は旧モデルのAi AF Nikkor85mm f/1.4Dの方が良いかもしれせん。
ふわっふわの写真を撮りたい場合は断然古いレンズがオススメです!!
解像度も高くない(というかあえて解像度を落としてボケなどのなめらかさを引き出す設計にしていたそうです)のでお肌もきれいに写りますし!!!!
また、兄弟レンズと言われる85mm f/1.8Gとの差ですが、単純な開放値ではなく、立体感とグラデーションの表現力がお値段の差かなと!!
ぜひお店で撮り比べてみて下さい。
担当 石井