【撮影地情報】名古屋城に行ってきました

こんにちは、レモン社名古屋栄店の吉永です。

今回は、名古屋市民に「名城(めいじょう)」の略称で親しまれる「名古屋城(なごやじょう)」に「Sony FE24-70/2.8 GM」を持って行ってきました。

秋の名城の魅力をお伝えしてまいります。

名古屋城は今から約400年前、慶長17年(1612年)徳川家康が築いた城で「大阪城」「熊本城」と並び、日本の「三名城」として知られています。

また、名古屋城のシンボルでもある「金の鯱(しゃちほこ)」ですが、実は鯱は「顔は虎、体は魚」と空想上の生き物で、水を呼ぶといわれる事から、火除けのまじないとされてきました。

お城のてっぺんにある2体の鯱は、雄(北側)と雌(南側)で高さ、重さ、うろこの枚数などが若干違い、使用された金の量は、慶長大判で1940枚分と言われています(今の貨幣価値で換算したら・・・いやいや、そんな野暮な事したら「金鯱の価値は金額なんかじゃない!尾張名古屋の守り神様だ!」って名古屋の方々に怒られてしまうかもかも。)

では、名古屋城に向かおうと思います。

正門に向かう手前には、城下町をイメージして作られた金シャチ横丁「義直ゾーン」があり、12もの有名飲食店が軒を連ねます。

城内に「茶屋」や「きしめん屋」などもございますが、手の甲にスタンプを押す事で、城内に再入場することも可能ですので、お昼時に一度立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

ここを通り抜けると、名古屋城の正門は目の前ですが、途中に椿が咲いていました。

絞り優先モード 露出補正無し 焦点距離70mm 絞りF2.8

椿は、秋から春先まで咲いていますので、これからのシーズンも被写体として重宝されます。

全体の見取り図

では、いざ城内に入場いたします。

1/80秒 焦点距離24mm 絞りF10 ISO100 ホワイトバランス自動

コチラが名古屋城の正門になります。

少しローアングルなのは、観光客の皆様が多数居られましたので、写り込みを避ける為にこの角度になりました。

正門をくぐると、すぐに家康の九男「徳川義直」と正室「春姫」の菊人形がお出迎えしてくれます。

名古屋城内では、11月23日まで「第71回 名古屋城『菊花大会』」を開催中で、菊愛好家が育てた大菊、山菊、切花などが並びます。

絞り優先モード 露出補正無し 焦点距離70mm 絞りF2.8

絞り優先モード 露出補正無し 焦点距離70mm 絞りF2.8

素晴らしい作品の数々を眺めながら進んで行くと、古民家の横にきれいな菊の花が咲いていましたので、すかさず撮影しました。

城内に家があるなんて驚きですが、実はミニチュアの家です。

アングルによっては、名古屋城を背景に入れて撮れるので、お越しの際は、いろいろ探して見て下さい。

しばらく西の丸を進んで行くと西南隅櫓(せいなんすみやぐら)が見えてきます。

櫓とは、敵が攻めて来た時の見張りや防御の為に作られた建造物です。

この西南隅櫓には、西と南側の2か所に石落としの仕掛けや銃撃用の穴があります。

ですが、大正10年(1921年)に自然災害で倒壊した為、宮内省により大正12年に修復されました。

さらに進んで行くと見えてくるのがこちら

東南隅櫓(とうなんすみやぐら)

西南隅櫓と同じく、出窓には石落としがあり、かつては武具が納められていました。

秋は、季節限定で内部の特別公開を行っています。

よーく見ると確かに、三階の窓からスマホで撮影している人の手が見えていますね。


そしてそのまま先に進んで行くと「名勝二之丸庭園」が見えてきます。

元和年間(1615~1623年)二之丸御殿の造園にともなって設けられた庭園です。

享保年間(1716~1736年)以降、たびたび改修され、枯山水回遊式庭園に改められました。

庭園の中には、数多くの建造物跡を見る事が出来ます。

東一之門跡、霜傑跡(茶屋)、北暗渠(きたあんきょ)、南池など、それぞれに歴史を感じ取る事が出来ます。

その他、乃木倉庫や不明門、本丸御殿など見どころが満載!!

ですが、一部改修工事の途中の場所があり、見られない場所も若干ありましたが、十分楽しむ事が出来ました。

是非一度、ご自身の目で確かめて見て下さい。

先日まで非常に暖かく、中には半袖で歩いている方もいましたが、ここ数日は急に冷え込み、防寒具が必要になってきましたが、その影響か紅葉も青々としている場所がありましたが、探して見ると真っ赤に染まっている木もありました。

絞り優先モード 露出補正無し 焦点距離70mm 絞りF2.8

すすきのバックに紅葉を入れてみました。

赤と白のコントラストが非常にきれいでした。

絞り優先モード 露出補正無し 焦点距離70mm 絞りF2.8

可動式液晶画面(チルト式)を使用すれば、ローアングル撮影も簡単です。

最短撮影距離0.38mで、マクロレンズ顔負けの近接撮影が可能です。


そして、そのまま庭園を進んで行くと、いよいよ名古屋城(天守)が見えてきます。

やはり、三名城に恥じないこの存在感、迫力、見るものを魅了します。

これでこそ来たかいがあったというものです。。。

えっ?小さすぎてわからない?

わかりました!!

では、真下から撮影した天守をご覧いただきましょう!!

なんと石垣調査中の為、前後すべてに足場が組まれていました。

「名古屋城天守閣木造復元事業」の為、残念なことに2018年5月7日より天守の中に入る事が出来ないので、城下町を一望する事が出来ませんでした。

この木造復元事業、なぜ「復元」なのかというと今ある名古屋城天守閣は戦後に再建されたもの。
江戸時代からの天守などの多くは、残念な事に太平洋戦争末期の名古屋大空襲で焼け落ちてしまいました。
戦後復興も進み、新しい街が再建されていく中「やっぱり名古屋城が無いと名古屋じゃない」と地元商店街の尽力から始まり、財界、そして市民や全国からの寄付で1959年に再建された「戦後名古屋のシンボル」。
この辺り、当時の名古屋の人々のお城に込めた思いの大きさには頭が下がる思いです。

外観に関しては、ほぼ忠実に復元できているのですが、構造は鉄筋コンクリート製の現代的なもの。
とはいえ、さすがに再建から半世紀以上、耐震性などの問題もあり改築が決定し、木造で復元する事で江戸時代当時の様子を実感する事が出来るそうです。

今後は、2019年6月より工事用の囲いが作られ、9月より天守閣の取り壊しが始まりますので、約半年後には外観を見る事が出来なくなります。

新天守閣は、2022年12月の竣工を予定しているそうですので、今のうちに是非名古屋城を見に行きましょう。

もちろん、天守閣以外の施設は通常通り営業していますので、その辺はご安心下さい。

開園時間:午前9時~午後4時30分

入場料:大人500円、中学生以下無料

有料駐車場:普通車30分毎180円

休園日:12月29日~31日、1月1日

アクセス:

地下鉄名城線 「市役所」 下車 7番出口より徒歩 5分

地下鉄鶴舞線 「浅間町」 下車 1番出口より徒歩12分

車でご来城の場合

名古屋高速1号楠線 「黒川」 出口から南へ8分
名古屋高速都心環状線 「丸の内」 出口から北へ5分


今回の改修工事で505億円の費用を投じるという事ですので、今後入場料が変更される可能性があります。

今のうちに行ってみてはいかがでしょうか。