こんにちは、カメラ担当 吉冨です。
今回、LAOWA(ラオワ)から販売されている単焦点レンズ 105mm/F2 ボケドリーマーを紹介します。
レンズ鏡胴の素材には耐久性に優れた金属が使用されており、重さ746gと少しズッシリしています。
作例写真の撮影に使用したカメラは「ニコン D610」を使用しました。
D610に装着すると、ほどよいバランスでレンズの重さを気にすることなく撮影に挑めました。
大きさも、一眼レフに装着すると丁度良いサイズ感です。
マウントはの種類は「キャノンEF・ニコンF・ペンタックスK・ソニーA・ソニーFE」の5つがあります。
1. 特徴
- 35mmフルサイズフォーマットに対応しています。
- レンズユニット内に「アポダイゼ―ション(APD)フィルター」を搭載しています。
- F値だけでなく光量調整をするためのT値での調整も可能です。
- 14枚もの円形絞り羽を採用しているので美しく自然なボケ味を実現しています。
- 低分散レンズ3枚、高屈折レンズ1枚、アポダイゼ―ションエレメント1枚を含む8群11枚の贅沢なレンズ設計です。
2. 実写
枝葉などの細いものは二線ボケなどが起こりやすい被写体ですがまったく、そのようなことはなく、ボケドリーマーと名の通り滲むように美しくボケてくれます。
こちらの写真はコ―ティングのテストの為、あえて意地悪な角度から撮影して、なんとかゴーストを出すことが出来た一枚です。逆光の耐性はとても高く、今回の撮影ではゴースト・フレアなど出てくることは、ほとんどありませんでした。
周辺部までしっかりと写ってくれるので、風景写真でも使えます。
ボカすだけの撮影だけでなく様々なシチュエーションで活躍してくれます。
こちらの写真は、T値を開放T値3.2~8まで絞り込んで撮影を行いました。
T値3.2では、少し口径食は見られるものの、ほぼ円形で嫌みのない美しい玉ボケになっています。
T値 8まで絞り込んでも、円形が崩れることなくキレイな玉ボケの形を保ったままボケてくれます。
3. 作例
4.最後に
ボケドリーマーと名の通り、一級品のボケ味で美しく滲むようなボケを表現してくれます。
ボケ味だけでなく遠景の描写でも、周辺部まで高い解像力で写し出してくれるのでボケを活かした撮影から遠景の撮影、風景撮影まで幅広いシーンで活躍できるレンズです。
また動画撮影時に露出・被写界深度を変更する際、T値のリングを使えば、クリック感がなくスムーズに変更ができるので動画をよく撮るかたにも嬉しい仕様になっています。
紅葉などボケ味を活かした撮影やイルミネーションの撮影が楽しくなる、これからの季節にはピッタリのレンズです。
LAOWA 105mm F2 Bokeh Dreamerの他、多数のLAOWAのレンズを”カメラのナニワ心斎橋店”に展示していますので、少しでも気になる方はぜひご来店下さい!
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