今回ご紹介しますのは、フォクトレンダー NOKTON 40/1.2 Aspherical E-mountになります。
40mmなど50mmを下回るものはパンケーキと相場が決まっていましたが、最近は大口径化が進んでいます。
大口径化が進めば、大きく重くなるものです。今回の試写にはソニーα7IIRを、使用しました。
1、商品情報
・商品コード:2221180021199
・商品名:フォクトレンダー NOKTON 40/1.2 Aspherical E-mount
・付属品:FRキャップ、フード、フィルター
・ランク:AB(丁寧に使われた中古レンズ)
・販売価格:101,800円(税込)※2018/11/29現在
2、商品仕様
・焦点距離:40mm(画角:55°)
・絞り:F1.2-F22
・レンズ構成:6群8枚
・絞り羽根枚数:10枚
・最短撮影距離:0.35m
・最大撮影倍率:1:6.2
・最大径×全長:φ70.1×59.3mm
・フィルターサイズ:φ58mm
・重量:420g
・レンズフード:付属
・電子接点:あり
->フォーカス拡大機能:対応
->Exif情報:対応
->レンズ補正選択:可能
-.5軸ボディー内手ブレ:対応(5軸対応ボディーに限る)
->その他:絞り切り替え機構付
3、試写
電灯にピントを合わせ絞り解放で撮影しました。逆光という意地悪な条件ではありますが、芯のある描写をしてくれます。
F1.2からF1.4にしただけなのですが、細かい枝の描写は見事です。完全な逆光状態でのゴーストは仕方のない範疇です。
名古屋栄店の近くにあるカフェの外観です。完全な日陰ですが色の沈み込みもなく、日差しの赤色も忠実に再現してくれています。
白が白で表現されていませんが、レンズの描写性能が悪いのではなく色かぶりをするシチュエーションです。光の回りが少ない分、以前よくテストを行った東京国際フォーラムとは違います。
絞りF8でも近接側にピントをもってくると背景は形は残っていていますが、ボケは認められます。それでも安定した画質を求めるなら中間絞りのF5.6-F8がオススメになります。
大口径レンズをあえて使用するなら、開放~F1.7が面白いのではないでしょうか。
試写したデータから撮影に影響のある瑕疵はございません。1本だけカメラにセットしてスナップを撮るのであれば、最短撮影距離も0.35mと短いので使い勝手もよくオススメになります。
以上です。
担当:いりえ