ファーバーカステルとは、なんと1761年に世界で初めての鉛筆を製造をドイツにて開始し、250年以上の歴史を誇り現在存在する世界最古の筆記具メーカーです。
ちなみにウォーターマン(当時は米国)が毛細管現象を応用した万年筆を発明したのが1883年の事でした。
当時のファーバーカステルは鉛筆作りに特化しており、現在の六角形の常識を作り、1851年にはこの鉛筆の太さ、長さ、硬度を作成し、現在でも世界基準となっているのです。
もちろん現在でも、この鉛筆はパーフェクトペンシルとして2万円以上の高級鉛筆が販売されています。
そして、今回はこのファーバーカステルが誇る至高のシリーズとなる伯爵コレクションの中から万年筆のクラシックシリーズとなるエボニー(黒檀)・プラチナコーティングの中古品入荷情報をお伝えします。
中古品ランクはAB+としておりますが使用感はほとんど無く、コンバーターにインクを吸入した跡もなさそうで、Aランクでも良いくらいのコンディションです。
このエボニーは南アジア、アフリカなどに分布されており家具、弦楽器の材料としても有名で、ピアノの黒鍵やカスタネットなどにも使用されている銘木です。
このクラシックコレクションの魅力は何といってもナチュラルな木軸とプラチナコーティングの融合による文字を書くときの感触と見た目の美しさです。
なのですが、試し書きをする前に各部を確認していると、キャップの重さが重い事が気になり、測ってみると何と14gと、ペンの3分の1以上の重さでありました。
そして、木の軸はというと他とは違い、温かみがあって手に馴染み易そうです。
という事で、試し書きをしましたが、キャップを尻軸にはめると重さによりバランスが取れなくペン先が若干振り回される様なので、外してみると逆に物足りないという個人的な感覚でした。使い込むと慣れるのかもしれません…
Fのペン先はドイツ製らしく太く、Mくらいの感じで筆圧が強いと細かい字が書けません。ですが、滑らかでとてもサラサラであります。
他のメーカーには現在では存在しない木の軸は使い込むと艶、質感も変化するはずです。飽きのこないデザインでもあり、この1本はおススメです!!
【仕様、他】
機構:両用式(コンバーター/カートリッジ)
ペン先:ハンドメイドの18金
ペン先太さ:F
長さ:約137mm(筆記時)約172mm
重さ:約40g
付属品:元箱、取説、コンバーター、カートリッジインク
中古品ランク:AB+
新品希望小売価格:¥80,000+税
レモン社中古価格:¥35,000-(税込)
中古品Pluコード:2111012168164
こちらの中古品はカメラのナニワ・オンラインショップからもお求めいただけます。
在庫はレモン社銀座店のものです。tel03-3567-3131(2018年12月13日現在)
担当:カラサキ