今回は「COSINA ZEISS BIOGON T* 2.8/28 ブラック ZM」についての商品レビューをお届け致します。

商品画像
ツァイスの伝統的な対称形設計のレンズ
ツァイスブランドにおいてその名を引き継いだ一連の対称型広角レンズ「ビオゴン」がベース。
開放から素晴らしいシャープさをほこり、最短から無限側までピシッと締まった写真が撮影出来ます。また、広角レンズながら歪みもほとんど感じられません。
ここからテスト撮影を掲載いたしますのでご参考ください。
※掲載用に画質を落としております。
※ボディはライカM(typ240)を使用しており、シャープネス・彩度・コントラストは中です。
先ずは逆光から

1/1000 F5.6 ISO200

1/3000 F2.8 ISO200 露出補正+0.7
上の画像は太陽と建物の間に緑色のフレアが出ておりますが、下の画像は特に見受けられません。
太陽の位置で変わるようで、太陽が入るか入らないかだとハレーションを起こす場合が多かったです。
※下記写真参照

1/125 F8 ISO400
右上に盛大に出ております。

1/125 F2.8 ISO200
こちらは開放・最短撮影距離での撮影です。
上記で述べたとおり、開放でもピシッとシャープな写りで松の表皮を細かい部分まで描写しております。

1/125 F2.8 ISO200
ピント面を変えるとまた違った印象に。
勿論、細かい松の葉の毛先までピシッとシャープに描写しています。

1/750 F5.6 ISO200 露出補正-0.7
シャープな写りが魅力的なレンズですが、この様に柔らかな描写もしっかりと表現してくれます。

1/3000 F8 ISO200

1/90 F8 ISO800
使用感
非常にコンパクト・軽量で首にかけて撮影に臨んでも苦にならず、邪魔にならないレンズです。
ただ私のように「手が大きい・指が太い」という方だと、その小ささが災いして、ヘリコイドを動かしたら絞りも一緒に回してしまった。という事が起こる可能性がございます。
ヘリコイドはトルク感も滑らかで使い易いです。
描写は見ていただいた通り、全体的にシャープな写りをしてくれます。
お値段もラ〇カに比べるととても懐に優しい1本です。
主な仕様
レンズ構成 (群-枚)・・・6-8
開放絞り(F値) ・・・2.8
最小絞り(F値)・・・22
撮影距離 (m)・・・0.7-∞
距離計連動範囲・・・0.7-∞(使用するカメラにより異なる)
全長(マウント含む)mm・・・37.7
フィルター径 (mm)・・・46
質量 約 (g)・・・220g

1/1000 F2.8 ISO 400
担当:88