正直、こんな事言うとアレなんですが、キヤノンのEF300/4LISやニコンの先代AF-S300/4Dと並べるともうその小型っぷりにビックリしてしまいます。先代モデルから全長で7.5cmも縮めたんですもんこのレンズ!!
それを可能にしたのも、PF素子というフレネルレンズ様の部分と屈折レンズを組み合わせた「PFレンズ」を組み込む事で色収差補正と光学系の短縮という「一粒で二度オイシイ」を実現出来た事(フレネルレンズ??という方は、本屋さんとかで売っている「カード型のうずまき模様みたいなのが入ったルーペ」みたいなものと思って頂ければ、基本部分の理屈はおんなじです。)
ん?それってかなり前にキヤノンが発売したDOレンズと同じなのでは・・・目指すところは同じですが「内容はちと違うみたい」。
特許の絡みか?と勘ぐってみましたが、ニコンもキヤノンも両社共に回折素子レンズに関して複数出願しているのでニコンで納得のいく所まで研究したという所でしょうか。
ただ、このタイプのレンズはキヤノンのDOレンズでも言われていた様に
「逆光弱し!」
特に光源が入っていない場合でも逆光だとフレアが目立ってしまうのですが、強い光源があるとそれを中心にリング状の色つきフレア(PFフレアと公式にも言ってます)が撮影環境によっては出てしまいます。
「それでも、順光下では抜群の解像度、なおかつ小型化できる!」と商品化された所はキヤノンと同じ考え方でレフレックスみたいに「絞り変えられない、リングボケ出まくる」まで制約多い訳でないですから、その機動力活かしてガシガシ使ってください!。
先のPFフレアですが、ニコンの画像処理ソフトCapture NX-Dで「PFフレアコントロール」を使えば軽減はされます・・・完全に除去は出来ませんが。
お値段税込158,000円です