新年も無事明けまして、お正月ムードは終わり、街中は節分のムードに変わってきました。
今回のブログはニッコールレンズの商品レビューということで、私、竹下が担当させていただきます。
普段は愛機のニコンD5500で、AF-SレンズやAiレンズを堪能している若輩者でございます。ちなみに一番好きな被写体はトビハゼです。
さて、今回ご紹介するのは、ニコンの大口径ズームレンズ「AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED」です。
写真ではあまり感じられませんが、一言で表すと、
デカい! 重たい! でもカッコいい!! です。
記事を書いている最中に前回のブログ(広角レンズ)と被っていることに気づきましたが、メーカーは違うので書き続けることにしました。
・レンズの仕様
・レンズ構成:11群14枚
(EDレンズ2枚、非球面レンズ3枚、ナノクリスタルコート)
・焦点距離:14mm-24mm
・画角:114°-84° (DXフォーマットの場合 90°-61°)
・絞り:F2.8-F22
・撮影距離範囲:0.28m-∞
・最大撮影倍率:0.14倍
・外形寸法:約98mm(最大径)×131.5mm
・質量:約970g
開放F値が2.8と一定で、優れた描写力と、ナノクリスタルコートの効果によるフレアの少ない明瞭感のある画像が得られる広角ズームレンズです。
・実写
商品レビューにあたり、ニコンのフルサイズ機、D600を使用しました。
撮影は、三種の神器の一つ「草薙の剣」を熱田大神として祀られている、熱田神宮で行いました。
ISO800 SS1/4000 F2.8 24mm
こちらは熱田神宮の正門の鳥居です。当日は初詣で大変賑わっていて人がたくさんいたのですが、対象物(鳥居)の目の前まで寄って撮ることで、人が入らない写真が撮れます。広角の強みです!
ISO125 SS1/80 F2.8 15mm
コシの強いボケのおかげで力強い絵になります。
ISO100 SS1/100 F3.2 15mm
こちらは御神木の大楠。逆光でも葉一枚一枚をしっかり描写してくれます。
ISO125 SS1/125 F8 24mm
ナノクリスタルコートの効果で、フレアにはかなり強いです。あえてゴーストを画面いっぱいに入れることで神秘的な雰囲気が出せます。
・作例
ISO400 SS1/160 F4 23mm
四隅がほとんど湾曲しないため、ストレートでキレある構図が気持ち良いです。
ISO160 SS1/160 F2.8 14mm
玉ボケも歪みが少なく嫌味がないです。
上下ともに ISO160 SS1/320 F8 14mm
同じ場所で被写体の位置を変えるだけで、これだけ違う絵が撮れるのも面白みのひとつ。
・まとめ
このレンズの一番の利点は、周りの余計なものを入れずに被写体を画面全体に入れたいときに、ズームして画面を切り取ることで気楽に欲しい絵が撮れることです。
広角にズームなんて必要ないだろうと思っていましたが、いざ使ってみると意外と一番役に立ちました。
また、逆光には非常に強く、重厚感のあるしっかりとした描写が特徴的です。被写体から距離がとれない狭い場所や、太陽の位置が低い冬場などにも充分能力を発揮できるレンズだと思います。
最後に一言、とにかくめちゃくちゃ重たいので三時間持ち歩くだけで集中力が切れました・・・荘厳な雰囲気を出すにはもってこいですが、持ち運びには充分気を付けてください。
つまり鍛えていれば問題なし!
いいレンズで筋肉増やしましょう!