【撮影地情報】鹿児島 大隅半島編

こんにちは、カメラのナニワ鹿児島天文館店です。

九州の南端に位置する鹿児島県。本土は薩摩半島と大隅半島にわかれており、とても魅力的なスポットがたくさんあります。

今回は、その中から大隅半島にあります開門岳・志布志湾・雄川の滝・佐多岬の撮影スポットを紹介したいと思います。


【開聞岳】

鹿児島県の薩摩半島の最南端にあります、標高924mの山です。

日本百名山にも選ばれている美しい形をした山で指宿のシンボルとして愛されています。

大隅半島の垂水でフェリーを降りをおりまして、錦江湾沿いに南へ数時間ほど車を走らせていくと、湾を挟んで対岸の薩摩半島に開聞岳が見えてきます。

夕日をバックにシルエットを映し出す開聞岳は荘厳な雰囲気を漂わせております。

大隅半島側から、薩摩半島を撮影する場合、西の方角に開聞岳があるのでオススメの時間帯は夕方です。

また、開聞岳まで少し距離があるため中望遠レンズ~望遠レンズを使用すると迫力ある開聞岳を撮影することができます。




【志布志湾】

大隅半島を横断するように、さらに東端へ車を走らせると志布志湾へ到達します。

志布志は港町であり、漁業が大変盛んな街です。市街地から海沿いへ向かいますと志布志湾が見えてきます。

早朝に志布志湾岸沿いへ到着しますと、海から日の出が上がる姿を拝むことが出来ます。

志布志湾は東向きに広大な海が広がっているので、オススメの撮影時間帯は朝方です。

広角レンズをつけて、朝日の上がる地平線を撮ってみてはいかがでしょうか。


【雄川の滝】

大隅半島の南大隅町から車で20分ほどの位置にある滝です。

南大隅町の根占地区に雄川という川が流れているのですが、その上流に位置しています。

滝幅は60mあり落差は46mと、迫力ある滝壺をみることができます。

雄川の滝を正面から撮影することができる展望台までは、駐車場から遊歩道を40~50分ほど歩かなくてはなりません。

ですが滝までの遊歩道も豊かな自然に囲まれているので、その間にも撮影を楽しみながらトレッキングすることができます。

遊歩道を歩いている最中に撮影しました。苔などが石や樹木の上に群生しており、小さな森のようにもみえました。


遊歩道を1kmほど歩き、雄川の滝へ到着です!

エメラルドグリーンの透き通った滝壺と滝から流れる水は迫力満点!

岩肌は段構造になっており、自然の力強さを感じることができます。


展望台から滝までは少し距離があるため、標準ズームレンズの広角側を使用すれば隅々まで撮影することができます。

撮影に行くタイミングは、晴れた日が続いた水量の少なくなったときがオススメです。

その理由は主に2つあって

  1. 水量が少ないほど滝壷の青みが増して綺麗なエメラルドグリーン色になる
  2. 上流にダムがあり、雨が続くと水が溜まり放水を行うことがあるので、自然の流水ではなくなる

といった理由があります。


雄川の滝へ行かれる際は、天候をチェックして雨量の少ないときに行ってみて下さい。

エメラルドグリーン色の美しい滝壺を撮影できますよ!


【佐多岬】

雄川の滝から、さらに南に1時間ほど車を走らせると、本土最南端の岬、佐多岬につきます。

佐多岬からも雄大な開聞岳の姿を見ることができます。

南端の断崖から約50mの位置に、日本最古の灯台の1つ「佐多岬灯台」があります。

天気がよく晴れた日には屋久島・種子島も見えることがあるそうです。

オススメのレンズは広角レンズ!夕日の沈む時間帯にいくと、広大な水平線に沈む美しい夕日とともに佐多岬灯台を撮影することができます。

注意して頂きたいのが、三脚を使用して撮影する場合は重しを持っていかないと風が強く倒れてしまうことがあります。

ものすごく海風が強いので機材の転倒には細心の注意が必要です。


【最後に】

市内から行く場合には、車で 鴨池・垂水フェリーを利用すると40分ほどで大隅半島の中部に位置する垂水港に着くことができます。

そこから南下していけば、2日あればオススメの時間帯にそれぞれの撮影スポットを回ることができます。

鹿児島で撮影スポットをお探しの方は、ぜひ参考にして鹿児島の風景撮影を楽しんでみてはいかがでしょうか!



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