とんでもないものをお借りする機会を得ました
それは・・・
ニコン社史!100周年版とあって凄いボリュームです。
もう、頭の中のニコンようかんがとろけ出そうです(*´Д`)
早速出してみませう・・・
光!!(*´Д`)
もう、開く前から後光が差して来る様なまばゆさ
早速1巻から。
うわあ、もうこの時点でドキドキ、ハアハア。
こちらは100年の歴史を大きく7章に分けてまとめてますが・・・戦前の第1章、
「あれがあるやろう!15.5m測距儀」と思ったらやっぱりあった。
こ、光学図入り!!それ以外にも戦前の「国策会社」としての
繁栄ぶりが伝わって来ます。
2章は終戦から民需転換で復興を図っていく過程
ニコンカメラ(I型とはあえてまえだ呼ばない!)に始まる復興への確かな足音
3章は、ニコンFに始まる「世界的ブランド」への躍進
F登場から、「世界を席巻していく」までの流れが図面など貴重な写真入りで1ページごとにハアハアして手が止まってしまいます。
4章は、ニコンの柱「半導体露光装置」のお話など。
ニコンはセンサーの内製はしていないそうですけど、それを作る装置を作っているってある意味凄い事かも・・・ん?LB-CASTで内製・・・
聞こえない聞こえない
続いて5章は「CI変更」
意外かもしれませんが、つい最近(と言っても30年以上前ですが)まで「ニコン」はブランド名で「日本光学工業株式会社」が社名でした。
今でも「日本光学!」「光学!」と呼び続ける日本光学党の方は多いですが・・・。
大胆にも知名度の高かったブランド名を社名に変更、この後多くの企業も続く「CIブーム」の先駆けになったのは有名な話です。
(実はキヤノンやミノルタはもっと早くにやっていたのですが・・・)
第6章、ここでようやくデジタルが登場します
この辺りから、まえだも「写真、カメラ好き」から「写真、カメラに仕事として携わる」側に回った頃なので、どんどんデジタル化が進行して行っていたのを思い出されます。それにしても凄い勢いで進んで行く。
そして7章、終章・・・ではなく新たな時代のスタート
いきなり「リーマン・ショック」や、ひと段落した所でニコンを襲った「東日本大震災」での工場被災。
そこからの復興もですが、新たな時代への足取りは絶やさず互いに助け合い進んでいくたくましい姿が見えます。
これで1巻は終わり、となると2巻は資料的なものかと流す所ですが、そうはさせてくれませんでした。
い、いきなりアニターレンズの構成図。まえだこれだけでごはん三杯食べられてしまう
(お酒が飲めた頃はこれを肴に充分飲めた)
ど変〇です(*´Д`)
数字の所は流して・・・一気に見どころを
製品発売年代別、ニコンカメラ登場からF登場まで見開き1ページで収まっていたのが・・・ AIへ変更の頃にはとんでも無い量になってます 各ページに挟まれたラフ絵がドキドキします。
もっとじっくりお伝えしたい所なのですが、お借りした貴重な社史でしたので早々に返却せねばならずレビューな感じでしか伝えきれませんでした。
読み終えた時の感想は「もうおなかいっぱい、頭の中のニコンようかんも溶けだしてスッカラカン」な内容の濃さ。
ニコン党の方なら「読書感想文」が書けてしまうくらい濃厚な内容の社史です。
正直販売すればニコン党の人結構買うのではと感じる一冊・・・ん?まえだはって・・・
買えるなりゃ、「ニコンようかんから手が出るくらい」欲しいですよ!!