今回ご紹介させていただくのは巷でブームのオールドレンズです。
まずオールドレンズとは、フィルムカメラ時代に使われていた古いレンズの事をいいます。最近のデジタル一眼カメラとオールドレンズをマウントアダプター(レンズとボディを繋ぐもの)を利用することで撮影ができるようになります。マウントアダプターを変えることで様々なメーカーのレンズを試せるのも人気のひとつです。
オールドレンズは、最近のレンズでは撮れないような独特な雰囲気がある写真が撮れることで、今SNSなどでも注目されており人気ですよね。
その中でも星ボケすることで人気の高いロシア製のレンズ Industar-61 L/Z 50mm/F2.8をご紹介します。まずスペックですが、、
最短撮影距離:30cm, 絞り機構: プリセット式 焦点距離: 50mm
絞り値: F2.8~F16 設計構成: 3群4枚テッサー型
テッサー型のレンズですのでシャープな描写が特徴です。
ピント面のシャープのバランスがとてもスマートで、最近のデジタルレンズ並みの描写に驚きます。
開放付近はかなりシビアです。やはりオールドレンズなので周辺は流れてしまいがちですがそこを楽しむのもオールドレンズの味?なのかな。
ちなみに一応マクロレンズに属するので被写体に近寄ることができます。
ただし最短撮影距離が30cmと中途半端な距離ですので本格的なマクロ撮影というよりも日常撮影を手持ちでちょっと寄れるよと言った感じですかね。しかしながらマクロ域の撮影はかなり楽しい!
このレンズの最大の魅力は条件によってボケが星型になることです。
ボケが☆★☆★ですよ。メルヘンすぎませんか!このレンズを使ってみたい方のほとんどはこの星ボケ撮影をしたいと思っていると勝手思ってます。
ちなみに解放で撮影するとこんな丸ボケなんですが、少し設定をかえるだけでボケが☆
星ボケにするには少しだけコツが必要です。まず絞り値をF5.6~F8あたりにします。次に星ボケが出るようにピントリングを動かします。あとは被写体にピントが合うように自分の体を動かすこと。ただそれだけです!
夜はもちろんですが昼間でも星型になりますよ。木漏れ日を見つけたらシャッターチャンスです。
オールドレンズの中でも、このインダスター61は中古市場でもそこまで高いわけでもなく、レンズ自体もコンパクトで持ち運びもしやすく、扱いやすい1本だと思います。
オールドレンズデビューをお考えの方には最適かもしれませんね!
是非、お試しいただきたい1本です!