【洗練された寫眞機】Leica Q-P 使用レビュー

さて、今回レビューする機材は【Leica Q-P】です。

最近なにかと話題のGRⅢが5.5台購入することができる金額の代物。

偶然うちの店に舞い込んできました故、使わなければならないと使命感に駆られました。

久々のデジタルのみのレビューです。

写真下手なことがバレそうです。(28mm難しいわ...)


Q-Pにたどり着く方々はある程度Q-Pがどんなカメラかご存知な方だとは思いますが、一応ざっくりご説明を

ライカQ-Pをざっくり説明するなら
・コンパクトデジタルカメラ
・フルサイズ
・レンズがSummilux
・2400万画素
・手ブレ補正搭載
・Wi-Fi搭載
・EVF(電子ビューファインダー)搭載
28mm以外に35mm/50mmが使用できる(クロップ)
・マットブラックペイントが鬼カッコイイ

レンズの焦点距離とfeet表記の刻印が赤色なのはかっこよすぎませんかね?
軍艦部のClassicなライカロゴの刻印も最高にかっこいいです。赤バッジを取り払い、マットブラックペイントを施されたこの機体に
愛着が湧かないわけがないだろう。


【作例】

F/11 1/1000秒 ISO100 28mm

F/5.0 1/1000秒 ISO100 28mm

F/11 1/200秒 ISO100 28mm
驚かされるのはあの控えめなカメラから
こんな隅々までキレイに写る写真が撮れること。
さすがフルサイズ、さすがズミルックス。

F/2.5 1/800秒 ISO100 28mm

F/2.8 1/60秒 ISO640 28mm MACROモード
うちのネコである。寄れるだけよってみた。
最短撮影17cmで撮影。

F/1.7 1/640秒 ISO100
うちのネコである。猫らしいネコでツンデレ感が好き。

F/2.8 1/320秒 ISO100 露出補正+1 MACROモード
3月10日に愛知で撮影
なかなかの雨でしたが桜がひっそり咲いておりました。

F/5.6 24秒 ISO100 
車のライト、建物のライトで

「インスタ映えするアーティスティックな写真を撮ったろ」

という想いで振り回した。
傍から見るとカメラ振り回してるヤバい奴だっただろう。
コンデジゆえに振り回しやすい。

F/5.6 4秒 ISO100 
「こういう面白い絵が撮れるならヤバい奴になっても構わん、
通報でも職質でもかかってこい、アートを見せてやんよ。」
と容疑者は主張しています。

F/1.7 1/60秒 ISO800
三脚はない、リフレクション綺麗やな~
雨やし地面には置きたくない、、どうする~?
手持ちでやりました。開放1.7でこんだけ写ってたら文句なし。

F/7.1 1/60秒 ISO500
ふと上を見上げたらキレイな光景が広がっていたので撮影。
映えているんじゃね?

F/8.0 1/100秒 ISO100
ここからは彩度をモノクロにしての写真。
シャープネス高めの設定で撮影。
う~ん、さすがにかっこいい。

F/2.8 1/640秒 ISO100 MACROモード
ご高齢の写真家が撮っていそうな写真。
心象風景を具現化したとか言いそうなやつ。
自分はそんなことを理解できる感性を持ち合わせていないので
ただの皮肉である。

F/8.0 1/1000秒 ISO100 50mm
シャープネス高めで撮影。
50mmのクロップは使いやすい。やはり目になじむ。

F/8.0 1/500秒 ISO100
シャープネス高めで撮影。
空のトーンがすごく綺麗に出ていて
Q-Pええなぁ~ってなりました。

F/1.7 1/60秒 ISO640
あ~ライカのモノクロ良き。。。

MACROモード

なるとが乗っているラーメンをモノクロで撮影すると
いささか懐かしさを感じる。


  使用して素直に思ったこと

1.サムレストを使用し続けると親指が痛くなってきます
  使っていてまず最初に思ったことです。
  ライカQは十字キーの上部にサムレスト(くぼみ)があります。
  長時間持ち続けるとだんだん母指球筋が悲鳴をあげます。
  あたしの筋トレ不足かもしれませんが、アイキャッチ画像などにある
  外付けのサムレストを装着することをオススメします。

2.マットブラックペイントゆえにキズが目立ちやすい
  ブラックペイントやブラッククロームと違い
  輝度が立ってないのでより目立ちやすいです。
  できるだけソフトケースに入れての持ち運びや
  ボトムケースを装着するなどして、
  独特の質感を楽しんでもらいたいです。

3.コンデジにしてはゴツい
  大口径レンズを搭載しているゆえに
  仕方がないかもしれませんが、
  ボトムケースとかサムレストを装着すると余計にかさばります。
  常にストラップでぶら下げるか、
  カバンにスペースを空けておきましょう。
  裸の状態が一番ハンドリングしやすいです。

4.最高シャッタースピードが1/2000秒
  他社のコンデジと比較したりするのは良くない気がしますが、
  たいてい1/4000秒は切れるのと
  Typ240などのM型ライカでも1/4000秒まであるので、
  せめてF/1.7を活かすシャッタースピードが欲しかったなと、
  49mmNDフィルターを装着するのも手かと、、

5. シャッターボタンの感触が最高
  今まで押してきたシャッターレリーズボタンの中で一番好きな感触でした。
  Qとはまた違うシャッターボタンを採用しているので、
  好みが分かれる部分かもしれませんが、
  Q-Pは永遠に押していたくなるレリーズ感触です。

6. AF合焦音が好き
  みなさんは知らんがなって思うかもしれませんが、
  ライカのAF合焦音を聴いたことありますか?
  ほとんどの方はないと思うんですが、
  まるで新緑の大地で大きく深呼吸したときの気分にさせてくれます。
  電車の発車音で例えるなら、
  長堀鶴見緑地線の門真南行きの発車音のようなさわやかな音です。←は?

7. ライブビュー映像がヌルヌル動く
  これめちゃくちゃよかったです。まるで動画を見ているような感じで。
  こういうところに力入れているのがQのいいところですね。

8. かっこいい
  そのまんまですけど、かっこいい。
  こだわって作られたモノって感じがして良き。


最後に
赤ロゴを取り払い、外装をマットブラックペイントにし、
軍艦部にクラシックライカロゴを刻印し、
レンズの焦点距離とfeet表記の刻印を赤色に変更しただけなのに、
ただそれだけなのに、なんでこんなにかっこよくなり、
愛着が湧き、ショッピングサイトの欲しいものリストに入ってくるのだろうか。

欲しいものに違いないが、値段がまったく控えめでない。
0が一個多いってこういうときに言うんだと思いました。