こんにちは、レモン社名古屋栄店の吉永です。
前回の「東山動物園」に続き「東山植物園」編をお送りします。
今回は「ソニーVARIO-TESSAR T*FE24-70/4 ZA OSS」1本だけ持って植物の撮影に出かけてみました。
〇東山植物園の歴史
昭和12年(1937年)温室と植物分類園のみで開園した東山植物園ですが、次第に奥池や橋、児童園などを整備し拡張されていきます。
昭和20年太平洋戦争末期、軍の接収により休園を余儀なくされ、空襲の爆風により栽培植物も大半が死滅、燃料確保のため植物園の自然林は伐採され荒廃、温室のガラスが割れるなど、甚大な被害を受ける。
市民に明るさを取り戻してもらう為に、終戦後の昭和21年3月には、動植物園の復旧・開園を果たす。
しかし、昭和34年の伊勢湾台風により、合掌造りの家は棟が傾き、大温室はガラスが割れ、倒木は約3,000本とされ、ふたたび甚大な被害を受ける。
その後、昭和43年に動植物園が統合され今に至ります。
※(東山動植物園公式HPより抜粋)
場所は、地下鉄東山線「東山公園」駅下車 3番出口より徒歩3分
駅からすぐのところに「東山動植物園」の正門入口があります。
ここから植物園に行くには、動物園の中を通って10分以上歩く必要があります。
ですが、園内には「モノレール」が走っていますので、今回は植物園まで乗っていく事にします。
植物園までは、大人片道300円、往復500円と景色を眺めながら目的地まで楽して早く行ける事を考えると、とってもお安く感じました。
乗り心地ですが、途中のカーブですごく揺れるので、牛乳を口に含みながら乗らない様にだけ注意して下さい。
目的地までは、だいたい4分位で到着します。
春休みという事で、モノレールの中は家族連れのお客様で混み合っていましたので、一人で乗るとちょっと恥ずかしいです。
では、現在見ごろの植物をご紹介させていただきます。
モノレールの駅を降りると、なかなか見る機内の少ない樹木がお出迎えしてくれます。
1/125秒 F10 ISO100 焦点距離24mm
〇ウォレミア ノビリス (ナンヨウスギ科)
オーストラリアのシドニー郊外で発見された新種の植物。恐竜がいた時代から生存する世界最古の希少種の1つであるため、ジュラシックツリーとも呼ばれる。
1/100秒 F9 ISO100 焦点距離24mm
〇縄文杉 (屋久杉・スギ科)
屋久島の標高1300mの場所にある最大級の屋久杉、樹高25.3m幹周り16.4m、直径5.2mの巨木です。
園内にあるこちらの縄文杉は、現物に近く再現されたレプリカです。園内は非常に広く、1周しようと思うと4~5kmくらいはありそうですので、歩きやすい靴で来園される事をお勧めします。
しばらく歩くと「アメリカ産植物見本園」が見えてきます。
1/125秒 F10 ISO100 焦点距離24mm
〇アイス・ブレーカー・マキシー (キンポウゲ科)
1/320秒 F4 ISO100 焦点距離49mm
〇ラスカ・ビューティー (ツバキ科・属)
1/200秒 F11 ISO100 焦点距離24mm
〇セコイア (ヒノキ科)
世界で最も樹高の高い木の一つ。
同名のチョコレート菓子があったような、無かったような。。。
その他、アメリカ原生の樹木や花を観賞することが出来ます。
坂道が続きますので、転ばない様に注意して下さい。
少し歩くと、次に「ローズガーデン(バラ園)」が見えてきます。
きっと、色鮮やかなバラたちが迎えてくれるに違いない!
いざローズガーデンにGO。。。
はい、咲いてませんでした。
見頃は5月中旬~6月上旬で、ちょっと3月はまだ早かったです。
気を取り直して、次は「つつじヶ丘」に向かいます。
1/800秒 F4 ISO100 焦点距離24mm
〇コバノミツバツツジ (ツツジ科)
1/320秒 F4 ISO100 焦点距離70mm
〇ゲンカイツツジ (ツツジ科)
その他、多種多様なツツジが咲き乱れています。
コチラも他の場所と同じく、高低差のある場所に咲いていますのでご注意下さい。
入園2時間、すでに足はパンパン(心の声)、日頃の運動不足が身にしみます。
名前が「東山」というだけあって、山の高いところにあり、場所によっては景色を一望できるところもあります。
では、今回のメインでもある「さくらの回廊」に向かいます。
いろんな品種の桜が植えられていますので、まだ咲いていない桜もたくさんありますが、今が見ごろの桜を中心にご紹介いたします。
〇陽春
〇糸桜
あいにくの曇り空で、少し霞んだ感じの写真になりましたが、桜自体は非常に綺麗に咲いていて、桜の絵を描いている方やお花見をされている方など、桜回廊は非常に盛り上がっていました。
4月になれば、満開の桜を見る事ができるでしょう。
隣には、お花畑があり、チューリップやバンジーを楽しむ事ができます。
お花畑をバックに、記念撮影をされている方や隣の広場でお弁当を楽しまれている方など、非常ににぎわっていました。
さて、1日で全部見て回ろうと思いましたが、はっきり言って広すぎて1日で回るのは難しいと思います。
1/80秒 F4 ISO100 焦点距離60mm
では、最後に「温室」をご紹介いたします。
残念ながら、日本最古の温室として「重要文化財」として指定されている「前館」は、現在補修工事中の為、観覧する事が出来ません。
完成は2020年を予定していますので、それまではこちらの「後館」をお楽しみ下さい。
入口を抜けるとすぐ見えてくるのがこちら
中は30℃以上あり暖かいのですが、湿度が高いのでムシムシします。
○中南米産植物温室 ○ハワイアンハウス ○水生植物室 ○サガロ温室
そして「サンギャラリー」と5つのゾーンに分かれています。
○ブーゲンビレア
名古屋らしい名前ですね。
その他、熱帯地方ならではの色鮮やかな植物が咲いていました。
東山植物園の広大な敷地には、様々な植物の他に、歴史を感じさせる建造物もございます。
○旧兼松家武家屋敷門
結論として、年間パスポートを購入して何度も足を運ぶ事をおすすめいたします。
東山動植物園
営業時間:午前9時~午後4時30分(閉園は午後4時50分)
休園日 :月曜日(祝日の場合は翌日、あるいは連休明けの平日)・12/29~1/1
入園料 :大人500円(動物園・植物園両方ご覧になれます)
名古屋にお越しの際は、ぜひお立ち寄り下さい。