魅惑の一眼 Canon EOS 5D《京都の猫 撮影レビュー》

皆さま、こんにちは。 

カメラのナニワ心斎橋本店 外猫の撮影時にはCIAOちゅ~るを携帯するカメラ担当 見崎です。

一般向けのデジタル一眼レフカメラが発売して、およそ20年。当時の製品は、35mmフィルムよりキレイに写るようになったか?をテーマにしたカメラ雑誌や作例が毎号のようにありました。

600万画素の一眼レフ(キヤノン EOS KISS DIGITAL・ニコンD40・ペンタックスist DS等》が購入しやすい価格帯になってから、フィルムカメラからデジタル一眼レフへ買い替えが加速しはじめたと記憶しています。


さて、平成最後の猫撮影レビューは、ハイアマチュア向けとしては初めてのフルサイズ一眼レフとなった『キヤノン EOS 5D』のスペックについて、猫写真の作例を交えながら振り返りましょう。

今回の猫は、当ブログでは初めてとなる「京都市内の地域猫」にモデルになってもらいました。

私のカメラには、ハンドメイドの猫ストラップを取り付けるようにしています。そうすれば、旧式のカメラでも愛着が増してきます。


1.発売は、2005年(平成17年)10月


発売当時の価格は、およそ35万円。 現行機種であるEOS 5D Mark IVと同じくらいです。

ちなみに、2005年(平成17年)の出来事と言えば、

■愛知万博「愛・地球博」が開催

■ドラえもんの声優、一斉に交代

■中部国際空港(セントレア)開港

■プロ野球でセリーグ・パリーグの交流戦スタート

がありました。


京都市左京区の地域猫は、TNR(俗名:さくらねこ)の一環で、去勢・避妊手術済の証として≪耳カット≫をされている場合が多いです。


猫を探していたら、私を呼びかけてくれた茶猫さん タムロンの28-300mmで瞬間を撮影できました。


2.有効画素数は、およそ1280万画素


当時、1000万画素あれば、A3サイズの大伸ばしプリントの鑑賞にも耐えれる画質と言われ、キヤノンの高性能映像エンジン「DIGIC II」と極めて余裕のある画素ピッチ8.2μmのおかげで、当時としてはノイズの少ない写真を残す事が可能でした。




短時間に変わる猫の表情に、連写モードに切り替えてみました。舌を出したところが可愛いですね。


尚、常用感度はISO100~ISO1600、現行のEOS 5DMark IVはISO100~ISO32000となっています。


個人的に、ISO800程度までなら初代EOS 5Dでも十分に満足できると思います。


3.ボデイの素材はマグネシウム合金


EOS 5DMark IVは、ペンタ部分に通信機能搭載のため、ごく一部に、高精度エンジニアプラスチックが使用されていますが、

初代EOS 5Dは上カバー・下カバー・前カバー・背面カバーとも、内部をしっかり包み守るようにマグネシウム合金が使用されています。

重さは、およそ810g(電池・メモリーカード無し)で、現行機種であるEOS 5D Mark IVより約10g重いです。

近年、他メーカーのハイアマチュア一眼レフではフレームの一部に高鋼性炭素繊維複合材料を用いることを考えると、EOS 5Dは日々の様々な環境下でも優れた耐久性から、信頼と所有する喜びが増してきますね。


4.連続撮影速度は、秒間3コマ


当時、高速連写を求める場合は、最大連続速度が秒間5コマであるAPS-C中級機種であるEOS 30Dを選んでいた方が多くいました。


EOS 5Dはスペックで比較すれば、現行機種にあらゆる項目に負けてばかりですが、フルサイズ一眼を普及させる基礎を築いた点は高く評価したいですね。


さて、今回は猫撮影レビューは一旦でここまで。

続きは、令和元年5月号にて。

カメラのナニワ 心斎橋本店は、中古のキヤノンEOS 5Dは勿論のこと、各カメラメーカーの新品・中古を取り揃えています。


ご来店の際は、皆さまお誘い合わせのうえ、ご来店くださいませ。


■モデル協力:京都市左京区の地域猫さん

■撮影共通データ:タムロン AF28-300mm Ultra Zoom XR F/3.5-6.3  

プログラムモードにて撮影 ISO400