2009年12月発売のGXRは「本体」とセンサー+レンズの「カメラユニット」で構成されるカメラです。
なかなかに斬新なカメラでしたが既に販売終了しています。
カメラユニットはGXRにしか使えませんので、他のカメラにも使えるレンズのように「使いまわせる資産」と行かない所が残念なところです。
良いところ① ホコリを気にせずレンズを変えられる
レンズ交換式のデジタルカメラは、撮像素子にホコリが付着しやすいですが、GXRのカメラユニットは、レンズと撮像素子を一体化でカメラ内部を露出する必要がないめホコリが入りにくい構造です。ホコリの多い撮影環境でもカメラユニットを交換できるのは安心です。
良いところ② 専用フィルターを設計が可能
これまでのレンズ交換式カメラでは、単一のローパスフィルターでの対応になりますが、GXRのユニットではイメージセンサーとレンズが一体であることからそれぞれ専用のフィルター設計が可能です。
その上でおすすめユニットの紹介です!
「RICOH LENS A16 24-85mm F3.5-5.5」※35mm換算
APS-Cサイズで有効1,620万画素のCMOSセンサー、光学3.5倍ズームレンズを搭載するユニットです。GXRに付けるとかなり大きめでバランスは良くなさそうですが、持つと意外とグリップ感と安定感があります。
85mm F6.3 1/100秒 ISO200
おすすめ ローパスレス
当時はローパスフィルターの効果を弱めたものや、ローパスフィルターを省略したものが登場してきた年代です。ローパスフィルターレスといえばいうまでもなく解像感向上です。明るさは3.5-5.5と少し暗めですが、望遠側で近づいて撮影すると背景をぼかして撮影はできます。
少し物足りない点としては、感度はISO200からISO3200になり、またフォーカスリングが省略されているため、マニュアルフォーカスはGXR側のボタン操作になりますが、これがデザイン性やユニットの個性だと思います。
その他のAPS-CセンサーのカメラユニットはこれまでGRを冠した「GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO」および「GR LENS A12 28mm F2.5」の2つがあり、ユニットごとに性格が全く変るのが面白いカメラです。