今回の新入荷情報はデルタのギャラリーという万年筆です。
galleryを日本語に直訳するともちろん画廊です。そしてイタリア語ではgaleriaです。ですが、このペンは、英語のネーミングのギャラリーなのです。
それは、このペンが1940年代にアメリカで生まれたドリップ・ペインティングへのオマージュであるからです。
ご存知とは思いますが、デルタは1982年に南イタリアで創業され、独自技術(サイドレバー使用のインク吸入システム、服のポケットを傷めないローリングウィールクリップ)などにより短期間ながらドルチェビータシリーズを代表とし、イタリア万年筆のトップブランドとなり高い評価を得ていましたが2017年7月に長期休業となり、2018年2月を以っての廃業となりました。
このギャラリーは日本未発売でしたが、イタリアの伝統にアメリカンモダンアートを写し込んだ傑作です!
ベースはデルタの代表作でもある、あの有名なドルチェビータ・ミディアムですが、ここにイエロー、オリーブ、オレンジ、ブラックなど特別なレジンが使われておりマーブルエボナイトともいえる配色が、流石にデルタ!!という他社には無い奥の深い美しい仕上がりです。
勿論このマーブルの模様は個体ごとに異なる為、2本と同じ模様は存在しません!
キャップには1073という刻印がありますが、これがシリアルナンバーなのでしょうか!?
そして、コンディションですが、ほとんど使用感がない美品で、販売時の付属も全て揃っていると思われます。
試し書きをしてみると、太くて重いイメージであったドルチェビータ・ミディアムがベースのはずですが、手に持つと以外?とバランスが良い万年筆でした。
また、見た目はちょっとインパクトがありますが14金のペン先は美しく、また硬すぎもなく、普段使いにもおススメできます!
老舗と言えるメーカーではなかったかもしれませんが、カラーリングが美しくイタリアの代表ブランドとも言われたデルタの復活を望む日本のファンは多いはずです。
それはアルチザンと呼ばれる伝統職人にしか作れない逸品ばかりだったからです!!!
【仕様など】
本体素材:樹脂、バーメイル
ペン先:14金
字幅:M
機構:カートリッジ、コンバーター両用式
全長:収納時 約135mm
筆記時 約166mm
重さ:約33g
付属品:元箱、取説他、コンバーター、ボトルインク
中古品ランク:AB+
販売価格:¥42,000-(税込み)
最後にわが家のドルチェビータ スリム ボールペンとサイズを比べてみましたが、長さはそう変わりませんが、かなり極太で迫力がありました!
※修理についてですが、廃業したメーカーの為、本国でも修理が出来ません。という事をご理解いただきました上、お求め下さい。
商品pluコード:2111012191308
(在庫はレモン社銀座店 5/15現在)
こちらはカメラのナニワ・オンラインショップからもお求めいただけます。
また、銀座店では万年筆の買取も歓迎しております!
担当:カラサキ