こんにちは、レモン社横浜店の溝渕です。
今回は小田急線 向ヶ丘遊園駅近くにある『川崎市立 日本民家園』に
行ってきました。
こちらでは古民家を中心に文化財指定を受けた25件もの東日本の代表的な建築物が移築され展示されています。
古民家と聞くと思い浮かぶのは岐阜県、白川郷の合掌造り民家でしょうか?
豪雪地帯でもある岐阜県。より効率良く雪下ろしを行う為に考えられた、急勾配の屋根が特徴です。
「合掌造りは見たいけど都内から時間をかけて岐阜県まで行くヒマは無い!」
という方・・・神奈川県内で見れます!
流石に世界遺産登録されている白川郷と景観は異なりますが
こちらの『江向家住宅』も越中五箇山(富山県)から移設された合掌造りの建築様式となっています。
古民家だけではなく、最近あまり見なくなった水車小屋や鹿威しなども展示されています。
これからの季節、水の音を聞きながら青空を写せば、暑さも少しはまぎれるのではないでしょうか。(撮影日はいつも通り曇ってましたが・・・)
山の勾配に沿って作られているこちらの施設では、多くの古民家とともに、当時栽培されていた作物や野草も見ることが出来ます。
アノ映画で有名な魔法の杖の材料でもあるニワトコの木も。
こんな風に撮ると、今にも当時お家に住んでいた方が出てきそうな錯覚に陥ります。
比較的急な勾配や階段、坂もあるので重量のある機材だと辛いかも知れません。
西門近くにある木製の橋です。
橋の傾斜と上方の枝がいい雰囲気となり、カメラを構えたくなってしまう景色です。
全体的に広葉樹の木々が多いので紅葉の時期だと更に美しい景色になると思います。
(今の時期でも木々の木漏れ日が降り注ぐ景色なのでしょうが、曇・・・)
施設の構造上、基本的にはこの橋がある西門~正門、又は正門~西門への一方に進みながら見学を行う為、帰りは正門側から入場された方は山を下り、西門側から入場された方は山を登ることになります。アスファルトで舗装された道ですが、15分くらいのハイキングを楽しむことになるのでご注意ください。
水に濡れた菖蒲の花も普段とは違う魅力が出て、これからの梅雨の時期もおすすめです。写真的には雨上がりの晴れた瞬間がホコリも流され、水滴が太陽光に反射して美しい景色が撮れると思います。
尚、有形文化財を保存している施設のため園内の撮影にはいくつかの禁止事項がございます。
・通路を封鎖。また、通路外での撮影
・軒下、土間、床上等での三脚、一脚の使用
・三脚等の足を伸ばしたままの持ち運び
・特定箇所の長時間占領
・撮影物の商業利用
貴重な建築物を未来へと繋げる為にマナーを守って素敵な写真撮影に挑戦してみてください。
快晴の日には青空と共に古民家を写し懐かしい風景に想いを馳せる事ができ、
雨の日には菖蒲園で一瞬の輝きを写し過去から未来へと続く情景に触れる事も
できる日本民家園。ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
撮影日は晴れでも雨でない曇りでしたが(最早、定番・・・)
使用機材:SONY α7Ⅲ レンズ:SEL50F18F SEL1635Z SEL70200G
最寄駅:小田急小田原線 向ケ丘遊園駅南口 徒歩約13分
お車:東名川崎I.C出口の信号左折1分→犬蔵交差点右折10分
入場料:一般500円(学生証又は年齢確認が出来るもので65歳以上は割引料金)
休園日:月曜(祝日の場合開園) 祝日の翌日(土日、祝日は開園) 年末年始
※臨時休園あり
開園時間:3月~10月 9:30~17:00 11月~2月 9:30~16:30 (閉園30分前に最終入園)
※本ブログへの写真掲載は『川崎市立 日本民家園』様の許可を頂いております。