こんにちは。カメラ担当の池田です。
さて、今回は久しぶりに撮影地情報です。
いつも撮影に行く場所が同じで、もうご紹介できる撮影地がなかったのですが、先日とても素晴らしい撮影地に行ってきましたので、その場所をご紹介したいと思います。
その場所は・・・長野県茅野市にあります「蓼科大滝」です。
ここは滝そのものも美しいのですが、その滝へ至る遊歩道が苔の森の中にあり、その苔の森が美しく撮影しながらだと、なかなか滝へ辿り着けません(笑)
それくらい美しい苔の森なのです。
ちなみに駐車場から、滝までは徒歩10~15分程度。
遊歩道は整備されており、歩きやすく家族でも楽しめると思います。
それでは、先日撮影してきました「蓼科大滝」とその途中にある「苔の森」の写真をご覧ください。
蓼科大滝
落差はそれほどありませんが、横幅のある滝姿は見応えありです。
周囲の緑との調和も素晴らしく、水量のあると迫力が増します。
水量のある滝は、高速シャッターで撮影するのも良いのですが、この滝はスローシャッターがお似合いと思い、NDフィルターを装着して撮影しています。
まずは定番の位置からの1枚。滝をメインに撮影しています。
さすが信州。水もキレイで、曇りの日でも滝壺は青く見えます。
蓼科大滝は滝だけでなく、その周囲の岩などもキレイですので、滝をメインの被写体にしながらも、周囲を多く入れたカットです。
さらに、滝の下流へ。ここから見る蓼科大滝が一番の好みでした。
手前の岩と水の流れがとても印象的で、ここで多くの時間を費やしました。ここで紹介している写真は横位置ですが、縦位置で撮ったり、もう少し広角で撮ったりとバリエーション豊かな写真が撮れました。
ここでは、長靴で川の中に入って撮影しています。
さらに下流。滝以外にも被写体がたくさんあります。岩に生えた美しい緑色の草と水の流れには写欲が沸きます。
苔の森
滝までの遊歩道がこれほど美しいとは思いませんでした。
駐車場から滝までのアプローチは、足場の良い遊歩道を歩くことになりますが、途中から景色が一変し、苔むした森、まさに原生林が目に飛び込んできます。
普通に歩けば、滝まで15分かからないのですが、数歩進んでは撮影、数歩進んでは撮影の繰り返しで、なかなか滝へは辿りつけませんでした。
それくらいカメラマンを魅了する苔の森・原生林なのです。
苔の森の入り口では大きな杉?がお出迎え。この写真を良く見て下さい。何と岩を覆うように木が生えています。自然の力は凄いと改めて実感しました。
少し進むと、これぞ原生林!と言わんばかりの素晴らしい緑の世界に入っていきます。どこをどう撮っていいのか、かなり悩みますが、印象的な木や岩などをポイントにしてフレーミングすると良いでしょう。
苔もキレイですが、おもしろいカタチをした木がたくさんありますので、苔と絡めて撮影するのもオススメです。
シダもたくさんありました。上の写真は超広角レンズで、ローアングルで下から見上げて撮影したものです。シダも良い被写体となります。
最後に・・・
いかがでしたでしょうか?
少しは蓼科大滝と苔の森の魅力が伝わりましたでしょうか?
伝わってないとしたら、私の写真の腕が悪いということです(笑)
それくらい蓼科大滝周辺は素晴らしく、またすぐにでも行きたいと思う場所です。
ここでご紹介した写真はすべて、2019年5月29日に撮影したものです。新緑はキレイだったものの、これからは苔やシダ類は緑が濃くなり、さらに美しい森になるのではないかと思います。
そして大切なのが天候です。やはり滝や渓流、苔の森を撮影するなら曇りや雨の日が最適です。雨が降る中での撮影は大変ですが、雨で潤った苔の森は最高だと思います。
私が撮影した日は、雨の降った翌日。でも時間がお昼頃だったため、潤いが少しなくなっていました。
雨が似合う場所ですので、この梅雨時期に撮影に訪れてみてはいかがでしょうか?
アクセス
中央道諏訪インターよりビーナスラインを経由して蓼科高原へ。
プール平というところに駐車場があり、そこから徒歩10分~15分。
駐車場にはキレイなトイレもあります。
駐車場から滝までは、看板があり迷うことはないでしょう。多少のアップダウンはありますが、遊歩道は歩きやすく家族連れでも楽しめると思います。
大阪からだと片道約5~6時間。夜中に出発すれば日帰りも可能です(笑)
今回の使用機材
カメラ:フジフイルム X-T3
レンズ:XF18-135/3.5-5.6 XF8-16/2.8
三脚:ジッツオ2型3段
フィルター:マルミC-PL(円偏光)フィルター、マルミND16フィルター
この記事に関するお問い合わせは・・・カメラ担当 池田まで