パナソニック LUMIX G 25mm f1.7 ASPH《京都の猫 撮影レビュー》

皆様、こんにちは。カメラのナニワ 心斎橋本店 愛猫の耳掃除が日課であるカメラ担当の見崎です


一眼レフカメラ・ミラーレスカメラをはじめて購入する時、皆様は交換レンズに何を重視しますか?

描写力? ボケ味? ズーム比率? 携帯性? あるいは予算内であるか?

様々な重視する事情はあると思いますが、一般的に郊外にあるカメラ量販店の店頭で気軽に試せるレンズと言えば、標準ズームレンズと望遠ズームレンズの2種類が多いと思います。


ズームレンズは購入してみたけれど、『もう少し背景のボケが欲しい』『大好きな被写体をもっと美しく撮りたい』など、カメラに興味が沸いてくると新たな交換レンズを考えることも出てくるでしょう。

さて、今回のレビューは、標準単焦点レンズ〈画角46-47°〉の中から、高性能でありながら比較的お買い求めやすいPanasonic LUMIX G 25mm f1.7 ASPHにのスペックに焦点を当てます。

パナソニック・オリンパス製のミラーレスカメラをご検討の皆さまは是非ともご覧くださいませ。


なお、前回に続き、休日を利用して撮影した京都の猫たちをモデルになってもらいます。


1. 7枚羽根の円形虹彩絞りを採用


入門クラスの単焦点レンズにも関わらず、円形虹彩絞りを採用しています。開放値から数段値絞ったところでもほぼ円形の絞りになるように設計されていますので、自然な感じで背景をぼかすことができます。

尚、当レンズの上位モデルとして、パナソニックよりLEICA DG SUMMILUX 25mm f1.4ASPHもあります。こちらのレンズは、ライカカメラ社の厳しい光学性能基準をクリアしたものであり、圧倒的な高画質を誇っています。


2. カラーは2色で展開

レンズの外観カラーは、シルバーとブラックの2種類で展開しています。 パナソニックGX7 MarkIII オリンパス OM-D E-M10 MarkIIIなどボディのシルバーカラーでも合わせやすくなっています。

ボディの材質は樹脂製を採用しているので、重さはわずか125グラム。勿論、レンズマウントは金属製となっていますから、レンズ交換の多いヘビーユーザーでも安心できますね。


3.フォーカスリングは電子式


マニュアルフォーカスでのピント合わせは、最近のEOS Rシリーズの交換レンズと同様の電子式を採用しています。

フォーカスリングの幅はおよそ25mmありますので、動きのある被写体を追いかける時、すばやくフォーカスリングを回転させるとピントの移動量も一気に進めることも可能です。


最初は電子式に違和感を感じる場合もありますが、慣れると便利な機能であります。


4.開放絞りは、f1.8でなく拘りのf1.7

かつて、フィルム一眼レフカメラ全盛期(昭和50年代)の50mm標準レンズと言えば、

ニコン・キヤノン・オリンパスなどは開放絞り値は f1.8

アサヒペンタックス・コニカ・ミノルタなどは f1.7が一般的でした。

少しでも明るいレンズの方が優秀だと言われていた時代でしたので、すこしでも明るいレンズを送り出そうとしているメーカーもありました。

パナソニックのレンズ交換型カメラは、デジタルカメラからスタートしているので、 その影響は少ないと思いますが、他の入門タイプの焦点距離レンズ(20mm、42.5mm)もf1.7に揃えられています。


簡単ですが LUMIX G 25mm f1.7 ASPHのスペックについて、猫の作例写真と共に振り返ってみました。

高級なレンズは、解像度・描写力が良いのは当たり前です。そんな中でも、お求めやすい価格にも関わらず、多くの撮影者を魅了させる画質を誇る LUMIX G 25mm f1.7 ASPHを送りだしたパナソニックは良心的と思います。



カメラのナニワ心斎橋本店では、パナソニック製品は勿論、各種メーカーの新品・中古カメラ、フィルム・フィルムの現像・プリントまでお取扱いしています。

ご来店の際は皆さまお誘い合わせの上、お越しくださいませ。


■撮影場所 京都市内

■共通撮影データ オリンパス E-M5 LUMIX G 25mm f1.7 ASPH プログラムモード