おすすめ フィルムカメラ NATURA CLASSICA【京都の猫 レビュー】

皆様、こんにちは。カメラのナニワ 心斎橋本店 愛猫の健康管理のために二級愛玩動物飼養管理士の資格を持っている見崎です。


早速ですが、令和元年10月現在、主力カメラメーカーでフィルムカメラの現行商品を書き上げると、

■Nikon F6 (オートフォーカス一眼レフカメラ)

■LEICA M-A(レンジファインダーカメラ)

■LEICA M-P(レンジファインダーカメラ)

■LEICA M7(レンジファインダーカメラ)

以上4機種となっています。

昨年までは、

■Nikon FM10(マニュアルフォーカス一眼レフカメラ)

■Canon EOS-1V(オートフォーカス一眼レフカメラ)

以上2機種も長年に渡りラインアップしていましたが、販売完了となってしまいました。

お気づきの方もいらっしゃると思いますが、新品のコンパクトフィルムカメラが現行商品に無い。。。という事実です。

そこで、商品知識のある中古カメラ店から選んでゆくことが、安心して手に入れる方法になります。

その中で、最近のフィルムカメラブームで店頭でお問い合わせの多いコンパクトカメラの中から「富士フイルム NATURA CLASSICA」のスペックについて、焦点を当てます。

なお、前々回(7月号)に続き、休日を利用して撮影した京都の猫たちをモデルになってもらいます。

1.開放絞りf2.8~f5.6の明るいレンズ

ナチュラクラシカは、これまでのズーム付きコンパクトカメラと比較して、開放絞り値が1段から2段明るくなっています。 特に広角側では、単焦点レンズと遜色のない開放絞り値f2.8ですから、猫の瞳に非常に優しいノンフラッシュで撮影ができます。

2.最短撮影距離は40センチ

今回のナチュラクラシカは、被写体まで最短40センチまで寄れます。

近くまで寄れる分、ファインダーから見える部分と実際にフィルムに写る部分の差(パララックス)が大きくなってきます。

特に1メートル以内の被写体を撮影する時は、ファインダー内の近距離補正枠に注意して構図を決めましょう。

3.画角75°の余裕ある広角28mmスタート

ナチュラクラシカは、広角28mmから標準56mmまでの2倍ズームです。

かつて、1990年代のズーム付きフィルムコンパクトカメラと言えば、焦点距離38mmスタート、望遠端が105mm 115mm 140mm 160mmまでがほとんどでした。

当時は、少しでも望遠が強いカメラが売れた時代でした。

4.ノンフラッシュのNPモード

ナチュラクラシカは、今までフラッシュが必要だったシーンでもノンフラッシュで大丈夫。その場の雰囲気のある写真がより気軽に楽しめます。 特に猫・犬などの撮影に便利な機能であります。

但し、注意事項として、ISO感度800以上のフィルムを装填した場合のみ、NPモードが使用できます。


5.露出補正-2EVから+2EVまでできる

コンパクトカメラと言えば、全自動モード・プログラムモードでカメラにおまかせで撮影できるのが魅力でありますが、

黒い被写体・白い被写体・空の面積が大きく占める場合は、露出補正を使うと、実際の被写体の近い色で再現ができます。


6.電源はリチウムバッテリー「CR2」1本を使用

デジタルカメラから写真を始めた方には違和感があるでしょうが、オートフォーカス付きフィルムコンパクトカメラの電源は、使い切りのリチウムバッテリーを使用します。

バッテリーの寿命ですが、24枚撮りフィルムでもおよそ10本くらいは撮影できます。

カメラを購入するときは、新品のリチウムバッテリー「CR2」も一緒に購入しましょう。


カメラのナニワではフィルムカメラは勿論、各社のデジタルカメラからカメラアクセサリーまでお取扱いしています。

尚、ナチュラクラシカは、中古市場では在庫稀少の大人気機種ですから、ご来店前に在庫のお問い合わせをオススメします。

ご来店の際は皆さまお誘い合わせの上、お越しくださいませ。


■撮影場所: 京都市内

■フィルム: フジカラー SUPERIA Venus 800

■モデル協力: ツキちゃん(表紙) ・ウサ子さん・源九郎さん・ソラさん・トニーさん・マコちゃん(最終写真)