こんにちは!レモン社新宿店の石井です(*'ω'*)
今回はVシステムのZeissレンズを使って遊んでみましたよ~
≪Nikonの一眼レフで!!!!!≫
以前【入荷案内】の際もM42レンズをNikonで遊んだ私ですが、
Nikon信者は!Nikonで!!撮影したいんです!!!!YO!!!!!!
と言いうわけで懲りずに愛機のD4sにアダプターを付けて撮影してみました☆
~Index~
※ここまでがとても長いのですぐに写真を見たい方は飛ばしてください(:3 」∠)_
≪Hasselblad~ハッセルブラッド~≫
今回ご紹介するVシステムは≪Hasselblad≫のカメラシリーズです。
まずはHasselbladについてご紹介いたしますね!!!!
Hasselbladのカメラメーカーとしての歴史は、
1941年にスウェーデン空軍から航空カメラの製造を
依頼された事から始まったと言われています。
1942年に7x9cm判レンズシャッターカメラとして、
空撮カメラROSS HK-7が作られました。
こんにちのHasselbladカメラの元になったカメラです!!
そして大型カメラ全盛の時代である1948年にアメリカ市場で、
世界で初めてレンズ交換型6x6cm判一眼レフカメラの市販モデル1600Fを発表し、
その地位を不動のものにしました。
1/1600秒の最高速シャッター、レンズはコダックのエクター80㎜、
今でもカメラ史を飾る名機として語り継がれています。
<On The Moon Hasselblad>
そんなHasselbladですが、NASAの宇宙探査時に使用されてたんですよー!!!!
1962年のマーキュリーロケットを皮切りに、
宇宙空間での撮影にはHasselbladのカメラが使用されたそうで!!!!!!
1969年のアポロ11号の月面探査の時、Hasselbladは人類史上初の
月から見る地球の写真の撮影に成功しました。
(ぶっちゃけ露出の設定がめっちゃ気になります。はい。)
アポロ11号から17号が使用したHasselbladのカメラは、
帰還時の重力軽減の為、今でも月に残されています。
月に残された12台のHasselblad。
もうロマンでしかありませんね!!!!!
Hasselbladを抱く月を地球からHasselbladで撮影するのもまた一興かと。
6月にはデジタルバックのCFVⅡ50Cが発表されましたね!
クラシックなHasselbladの見た目を踏襲した最新のモデル!!!!
Hasselblad史上最小の中判カメラボディである907Xと組み合わせることで
伝統のVシステムレンズから最新のXCDレンズまで、
多種多様なHasselbladのレンズを使用することが出来るそうです!!
907Xの薄さやばいですよ…なんですかあの薄さ…凄い…
≪Vシステム≫
さて、お次はVシステムのお話です。
既にここまでで長いって???
存じて!!おりますとも!!!!!
でもまだまだ続きます。うっす。
VシステムはHasselbladを代表するシリーズの1つで、
6x6cm判一眼レフカメラです!!
ボディにレンズシャッターを使用する500シリーズ、
フォーカルプレーンシャッターを内蔵する2000/200シリーズ、
レンズ固定でマガジンのみ交換するSWCシリーズ、
そしてテクニカルカメラのフレックスボディとアークボディがあります。
<500シリーズ>
今回使用するレンズは500シリーズ用のレンズです!!
Vシステムの基本モデルある500Cは、約76700台生産され、
Hasselbladといえば、このカメラが思い浮かぶ方も多いかと。
フォーカルプレーンシャッターから、レンズシャッターに機構が変更され、
ストロボ全速同調が可能となっております。
口径は69.0㎜・フランジバック74.9㎜。
<レンズ>
レンズシャッタータイプのレンズは大きく3つの世代に分けられます。
[Cシリーズ(第一世代)]
Cレンズは500C用の最初のレンズです。
デッケル製のコンパ―を内蔵していることから名前の由来。
なんと焦点距離が14種類!!!
露出はEV値を元に設定し、シャッター速度と絞り値が連動して稼働する
ライトバリュー方式になっています。
初期はシルバーのボディ、1973年から順次黒鏡胴に変更されていきました。
前期はモノコートコーティングでしたが、
カラーフィルムの普及に伴い1974年ごろからマルチコートに。
マルチコートには[T*]のマークが入っています!!
※初期の物にはマークが入っていない物もあります。
[CFシリーズ(第二世代)]
CFレンズは1977年発売の2000F(フォーカルプレーンシャッター)に対応するように、
シャッターの作動を切り替える「Fセットモード」が搭載されています。
シャッターもコンパ―より耐久性のあるプロンター製に変更になりました。
Cレンズでは50㎜だったフィルター径も60㎜に。
各ダイヤル部分のモデルチェンジの他、
シャッターダイヤルと絞りの個別操作が可能になっています。
[CFi・CFE・CBシリーズ(第三世代)]
CFiレンズとCFEレンズは、ほぼ同時期の1998年に誕生しました。
レンズの内面反射をより抑え、内部機構も捜査性向上のため、
各種リングのトルクも軽くなっています。
回しやすくて痛くない!!!!!
CFiのiは「improved(改良)」の意味だそうです。へー。
CFEレンズはフォーカルプレーン機に供給されるために、
CFiレンズに電子接点が付いたモデル。
絞りの情報をやり取りできるようになり、
開放測光や絞り優先AEでの撮影が可能になりました。
CBレンズは「Fセットモード」が簡略化され、
文字が全て白色になっています。
で、ですね。
本来6x6判レンズを使用する際、35㎜判換算で考えると
焦点距離x0.55倍となりますが!!!
今回は35㎜判フォーマットで撮影するので!!!!!
焦点距離の変動はありません( *´艸`)
手動絞りこみボタン
さて今回は中判用レンズというわけで、
Nikon信者が毎回悩まされるフランジバックの問題は解決しています!!!
やったね!!!!
(マウントアダプターとフランジバックについてはこちらの記事をどうぞ!!)
74.9㎜のフランジバック…最高…無限遠でる…最高…うへへ…
で、ここで問題になるのがCレンズの絞り…
F値22に合わせてから手動絞り込みボタンを押すと絞り羽が出てきます!!!
開放値まで回すとまた羽が隠れてしまうので絞る時は気を付けてください。
忘れると絞りリングを回して絞れないままシャッターが落ちます(何回かやった)
⑤Distagon CB 60/3.5
初っ端からやらかまして…撮影当日夕方からDistagonのレンズに切り替えた結果、
見事に明るい写真がありません(/・ω・)/
モデルはいつものように友人に!!!!お願いいたしました!!!!!!
因みにDistagonはDistance(距離)とGon(角度)が名前の由来らしいです。
江の島へと続く弁天橋より。
Zeissさま…あぁっZeissさま…流石の一言です。
ベル〇ンディもビックリなこの写り!!!!!!
現行のZeissレンズには出せない雰囲気があるなぁと思います。
⑥Planar C 80/2.8T*
明るいうちに撮影した写真がこちらになります(てへ☆)
みんな大好きPlanar C 80/2.8 T*!!!!!!
何がしんどかったってヘリコイドのギザギザ?が回すときに!!痛くて!!!
夏!!!!って感じの一枚ですが、撮ってる私はピントを合わせるのに必死でした…
えー今回はピクチャーコントロール【風景】です(今更)
空の端に写る黒い点はなんぞ?ってよく見たらトンビでしたートンビ―
これはゴミです。ゴミ。間違いなくゴミ。
「1分前にゴジラが相模湾から出現。鎌倉に再上陸します!!」
シン・ゴジラの第四形態上陸地です。
いやほらせっかく鎌倉に来たからには聖地巡礼したいなって!!!!!!!
こちらも聖地巡礼です。我青春のスラムダンク!!!!
はしゃぎ過ぎた結果、萌ブレを量産いたしました…
「安〇先生、バスケがしたいです!!」
まとめ
さてさていかがでしょうか!!!
中判レンズのデジタルバックとしてNikonを使用してみましたが、
凄かったですね!!!!流石の描写力!!!!!
これはハマる…ハマる…
私的に35㎜判よりもピント幅が広い感じがします。
ぜひぜひ皆さんもVシステムレンズで撮影をしてみてください!!!!
シャッターが【世界を閉じ込める】音に聴こえますよw
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
新宿店 石井
※参考文献※「魅惑のハッセルブラッド図鑑」