カメラ沼の深層 レモン社 銀座教会店

カメラの事を知らないスタッフが独断と偏見で刺さった商品を紹介するブログ

はじめまして。レモン社銀座店で新人として働いている春山です。

今回は私が独断と偏見で銀座店にある商品から「コレ面白い!」「コレ、スゴイ!!」と思った商品を5点紹介したいと思います。

 

ちなみに私、カメラ的にはデジタル世代だし基本的には写真の事は知っててもカメラの歴史的な事とか商品としてのカメラはそこまで知りません。

とる写真も普段はポートレートばっかり撮ってます。路上スナップ的なの撮れるようになりたいけど、何をどうしたら良いのかサッパリ・・・。

ぐらいの人間が書く、謎の記事です。

 

さて、そんな訳で早速ですが一つ目の商品です!

 

pelikan スーベレーンM400 ブラウン

いきなりカメラじゃなくて万年筆です。すいません。

実は私も万年筆は使っていて、さらにペリカンのスーベレーンM600(緑)を使ってます。

緑か青で迷って緑を買ったのですが、このスーベレーンM400のブラウン、めっちゃ縞模様がカッコイイ!!!正直自分がスーベレーン買う前にこれに出会ってたらこっち買ってたと思います。

お店にきたらとりあえず万年筆に興味なくても見てみて下さい。多分惚れますよ…!

吸入式でちょっと面倒だけど、気分によってインクを変える楽しみもあるし!

どうでも良いけど私は色彩雫ーiroshizukuーを使ってます。使い切れずに寿命を迎えそうですが(笑)

 

Nikon ミクロン 7X15 CF ブラック

双眼鏡かよ!!!

って言うツッコミはちゃんと受け入れます。

でもね!これめっちゃ可愛いんです!双眼鏡なんてゴツいし、それこそバードウォッチングとか観劇とか以外で使い道ないじゃないですか!?

いや、もしかしたら双眼鏡使う人からしたら違うのかも知れないけど、双眼鏡に興味が無かった私からしたら使い方判らないです。

でも、これは私の双眼鏡のイメージを覆しました。

まず、小さい!手のひらにはみ出さずに乗ります。判りやすく言うとタバコの箱サイズくらい。

すごく小さいのに流石Nikon。しっかり見れます。よく高い建物に登ったら下見るじゃないですか。これ持ってたらあれがもっと楽しくなる感じです。

なんていうんだろう。神の視点をプチ体験できる感じ。もちろん、もっと高いハイエンドの双眼鏡にはもちろん負けますが、カバンに突っ込んでちょっと楽しむ。とかの使い方で多分値段以上に楽しめると思います。

 

 

ステレオカメラ

店頭に幾つか商品があるので、ジャンルでの紹介です。

って言うか何コレ!?

ロボなの?目と鼻ついてるけど。

ステレオカメラと言うそうです。これの進化したのが今のVR映像ですよね…。この時代の人類は、時代を先取りしまくってましたね。

すっごい端的に言うと、2台のレンズを合体させて、レンズの視差を利用して立体写真を作る仕組みみたいです。

今のVR技術も基本はこれの延長で、二台のレンズを並べて撮影して、それをゴーグルとかで見ることで立体視を実現させてますよね。

いやー、このカメラ開発した人が今の時代に生きてたら大感激じゃないですかね。当時のイロモノカメラ(多分)が今の時代の最先端ですからねぇ…。

 

 

リコー mirai、京セラ samurai

これも有る種ジャンルでの紹介です。しかも、機能とかじゃなくてカメラのデザインとしてのジャンルです。多分世界初のカメラをデザインのジャンルで分類した文章じゃないでしょうか(笑)

 

カメラの旗手としては、左がリコーのmirai、右が京セラのsamuraiです。

この二種については完全に外見でのノミネートです。

35mmのフィルムカメラって基本的なフォルムがタバコの箱を横に倒した形ですよね。

その既成概念を打ち破ったこのデザインって、すごいと思います。

1988年~1992年くらいのプロダクトデザインってすっごい独特なのって伝わります…?

昔の子供向け雑誌の21世紀の想像図が、空飛ぶ車に乗って銀色のピタピタスーツ着てたりするアレに近いものを感じます。

当時の最先端で近未来的なデザインってこう言う感じだよなぁ。と。

自分が子供の頃に感じた未来がここにある!って言うデザインは、時代を経ても刺さります。

 

 

バルナック型ライカ

さて、このあたりまで来ると、やっと来た感がありますね。

そうです。バルナック型ライカです。バルナック型が誕生したのが1925年。あと数年で100年ですって…

ライカファンの方にはおなじみ。カメラに興味ない人からすると昔のカメラの形のイメージ。

ずっとライカはM型と思ってましたし、フィルムならバルナック型も楽しそう…。

さて、M型とバルナック型の私の感じる大きな違いは3つ。

1つはマウントですね。この辺はカメラが好きな方ならマウントが違う。って言う一言の説明でなんとなく理解して頂けると思うので簡単に。

M型は最近のデジイチとか同じクルって回してカチっと止めるバヨネット式。

バルナック型はねじねじ回して止めるスクリューマウントです。

もう一つ特徴的な違いは距離計の部分です。っていうかこれが一番の違いかもしれません。

M型は一つのファインダーの中に画角とピントが見れますが、バルナック型のファインダーは画角のファインダーとピントのファインダーが別々です。

慣れもあるんでしょうが、画角とピントを別の窓で見るのってデジタル世代にはすごく新鮮です。

そして、最後の違いはフィルムの巻き上げの部分です。

自分の勝手なイメージで、フィルムの巻き上げってレバーがついてて親指で動かして…。ってなるじゃないですか。でも、バルナック型はレバーがついてないので、ノブをつまんでぐるぐる回すんです。

この動作が個人的には可愛いなぁ…って。なんというか、カメラがどんどん便利になった分、こういう儀式的な動作が多い、ちょっと面倒なカメラって新鮮で楽しく感じます。

ブレッソン(アンリ・カルティエ=ブレッソン)でしたっけ?
SS1/80、F5.6でピント位置は固定して撮影してたとか聞いたことあるけど、そりゃーこれだけ撮影するのに面倒なカメラ使ってたら、スナップ撮るのにカメラを合わせるよりも自分を合わせたほうが楽ですよね。この面倒臭さ、ちょっと楽しいと思います。これもフィルムならではな感じ。

ちなみに私はM型を知人に触らせてもらった程度のライカ歴なので、間違ってるところがあったら大目に見てください。

それにしても、これに沈胴レンズとかつけて撮影したら楽しそう…!

 

と言うわけで今回は店頭にある商品から5点気になったものをピックアップしてみました。

ほかにも気になる商品とか深堀りしたい物はたくさんありますが、それはまた次の機会に…

 

 

担当:春山

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