皆様、こんにちは!カメラのナニワ 神戸元町店の山下です!
本日ご紹介するレンズはこちら!!
TAMRON SP 35mm /F1.4 Di USD (Model F045)
SPシリーズ40周年目の節目に発売された最上級のレンズです。
「この写りは、タムロン史上、最高傑作」と謳われており、非常に贅沢なレンズ設計をされています。
中でも目を引くのが、単焦点レンズではレンズ枚数が多いこと。
10群14枚のレンズ構成に、その内、特殊硝材LD (Low Dispersion : 異常低分散)レンズを
4枚、GM (ガラスモールド非球面)レンズを3枚配置され、高画質を実現されています。
まずは詳細な仕様を見てみましょう!
モデル名 | F045 |
---|---|
焦点距離 | 35mm |
明るさ | F/1.4 |
画角(対角画角) | 63゜26' <35mm判フルサイズデジタル一眼レフカメラ使用時> |
レンズ構成 | 10群14枚 |
最短撮影距離 | 0.3m |
最大撮影倍率 | 1:5 |
フィルター径 | Φ72mm |
最大径 | Φ80.9mm |
長さ* | 104.8mm (キヤノン用) 102.3mm (ニコン用) |
質量 | 815g (キヤノン用) 805g (ニコン用) |
絞り羽根 |
9枚 (円形絞り) *開放より2段絞り込んだ状態まで |
最小絞り | F/16 |
標準付属品 | 花型フード、レンズキャップ、レンズポーチ |
対応マウント | キヤノンEFマウント用 / ニコンFマウント用 |
作例を交えていきましょう!
※今から掲載する写真は8割くらい開放での写真になります。 絞った描写が好みの皆様、
申し訳ございません。
まずは白地に開放描写から。開放だと周辺光量落ちが目立ちます。
しかし個人的な意見ですが、ストリートスナップ等では周辺光量落ちが味となるため、
プラスポイントとして捉えております。
もし気になるようであれば、RAWで撮影しておき、後からソフトで補正するのもありではないでしょうか。
こちらも開放での写真。ピント面が浅いのがよく分かるかと、、
狙ったところにジャスピンで素早く合わせられるよう訓練を積まねば、
花びら中央にピントが合ってないとお叱りをうけるでしょうが、私は載せます!
というのもこのレンズ、色乗りがとても良いのです。バラの赤はこってりと色濃く再現
してくれます。色乗りの良い準広角レンズをお探しの方にはピッタリではないでしょうか。
Canon EOS 5D MarkIII 1/30 f1.4 ISO400
Canon EOS 5D MarkIII 1/125 f1.4 ISO200
お次は大阪・日本橋にあるタイ料理のお店から。初めてタイ料理店でマッサマンカレーを食べたのですが、ピーナッツって入ってるんですね、
そんなことはどうでもいいですね!はい!
まず店内ですが、歪みなく細部を描写してくれます。開放の描写とは思えないくらい、ピント面のコントラストとシャープネスは高いです。
そして特筆すべきは、ボケ味。これがまたキレイ、ほんまにキレイ、、
流石はマクロレンズに定評のあるタムロン。いっさいボケ味に手抜きが感じられません。ファインダーをのぞいているときも思わずニヤニヤしてました。
Canon EOS 5D MarkIII 1/500 f5.6 ISO100
そろそろ開放以外の描写もみていきましょう。4段絞った値のf5.6。
画面全域で甘さがなくしっかりと描写されます。開けても、絞ってもよしですね。
広角ならではの見上げてのカットを。f5.6でもキレキレの描写ですが、さらに切れ味
鋭い描写を見せるf8。ビルの模様、レリーフも高い質感で描きます。
現在主流になりつつある高画素器で試してみたいですね。
またまたビルの写真です、、ビル好きなんですよ。
絞りすぎると回折の影響を受けるデジタルですが、f11でも甘さを感じさせません。
画面手前から奥まで解像されて気持ち良い写真が撮れますよ。
作例は以上となります、、、、少なくて申し訳ありません、、タムロンさん。
では最後に今回使ってみた感じたことを
・タムロンこだわりの最上級のボケ味
・色乗り最高のレンズ
これが今回使わせていただき、感じたことです。
私、単焦点レンズが大好物ですので、タムロンさん、135mmの単焦点もぜひ開発お願いいたします。
以上、SP 35mm F/1.4 Di USD Model F045の商品レビューでした!