【京都の撮影スポットご紹介】にっぽんの原風景「京都・大原」を撮る!

みなさまこんにちは!

本日は京都の撮影スポットご案内です。金閣寺や清水寺・嵐山といったメジャースポットはすでにチェック済の方!こちらでは「ディープな」京都の撮影を楽しみたい方へおすすめのポイントをご紹介いたします。今回は左京区の「大原」です。

三千院・寂光院・勝林院といった有名な古刹が点在し、「大原女」でも知られる大原の里。若葉や紅葉の季節は多くの観光客で賑わいますがカメラマン的には混雑はちょっと気になる点です。そこでおすすめがこの9月。美しい里山の風景をぜひ切り撮ってみましょう。

大原の里

☆彼岸花は少し早いですが絵作りは楽しめます!

ISO800  1/4000 f2.8

シーズンにはあぜ道や土手のあちこちに彼岸花が見られることでも知られる大原の里。訪れた日はまだ残暑厳しい日でピークはまだ先でしたがそれでも川沿いなどにちらほらと見られました。望遠レンズの撮影では背景の処理を工夫しましょう。時々昆虫たちの営みも見られるので絵作りに生かしてみましょう。

☆心動く景色を切り撮る

ISO100 1/800 f4

ススキは秋の代名詞でこの季節は被写体に選ぶ方も多いと思います。あまり派手さがないので背景や脇役の配置がポイントになります。同じ場所で複数カットの撮影を常に心掛けましょう。この作例ではたまたま画面右側よりそよ風が吹いていましたがこのようなイレギュラーもしっかりと味方につけましょう。

ISO100 1/640 f4

集落の辻に立つ石碑と古木。普段はあまりレンズを向けることはないかもしれませんがひっそりとした佇まいにも趣がありますね。余計な色彩を加えずに絵作りをするとおもしろいでしょう。

☆水のある風景を愛でる

ISO100 1/4000 f2.8 +0.3

滝をバックの1枚です。コントラスト高めの光線を生かしてモノクロ的な撮影を楽しんでみましょう。草や葉にはいろんなかたちあるものでじっくり眺めているとおもしろいものですね。

里山ならではの落ち着いた自然美に出会える大原。オフシーズンでもフォトグラファーにとっては見どころ満載といえます。じっくりと腰を据えて撮影に臨みましょう。


大原ひとくちメモ:

京都市左京区の北側、若狭街道沿いに位置する山里。有名な「大原女」の行商は鎌倉時代から始まったとされる。当初は炭を、後に薪や柴の行商を行っていた。有名な古刹と里山のコントラストに魅せられて訪れる旅人も多い。京都を代表する名品の「しば漬け」は大原が発祥とされる。アクセスは中心街各地より京都バス乗車が便利。叡山電車の八瀬比叡山口駅から京都バスで約20分。京都駅から大原ゆきの京都バス利用で約60分。


担当:やませ