タイトル長すぎ?
今回のブログでは、「こんなことをしたら大事なカメラを安く買い取られてしまうわよ」という、中古カメラ店サイドからしたら自分のネックをしめるようなお話しを、まだやり手オヤジの域に達していないワタクシが、その経験をもとに書いてしまうわよ。
こんなことをブログに書く理由は二つ。一つはただ単に閲覧数欲しさです。
でもこんなので閲覧数増えるかなあ。
では、はりきってまいりましょー!
あれ?もう一つの理由は?
掟其の一
買い取ってもらうカメラを出しながら
「こんなカメラたいした金額にならないと思うんですけどね」と言わない
これ結構言う人多いです。亜種としては「フィルムカメラなんて金額つかないですよねー」なんかもあります。
これを言っちゃうと、やり手オヤジに「あー、この人はたいした金額つけなくても買い取らせてくれるんだー」とか「あんまり期待してないんだー」と思われてしまうわよ。
だから、どんなカメラでも卑屈にならずに、カメラ屋さんのカウンターに叩きつけるくらいの勢いで、カメラを出さないといけません。
あ、でも本当に叩きつけると、高く買い取ってもらえるものも、買い取ってもらえなくなるので、あくまで「心の」勢いだけにしてください。
掟その二
カバンの中で複数のカメラがガチャガチャぶつかる状態で持って行かない。
一度にたくさんのカメラを持ち込む方にありがちです。またホコリだらけのカメラもNGです。
こういうケースでは、カメラ屋さんに「あんまり大事にしてなかったな、きっと状態悪いに違いない」と先入観を持たれてしまうわよ。
というか、これはやり手オヤジだけでなくワタクシもそう思っちゃいます。
さらに、カバンの中でカメラがガチャガチャぶつかると実際にキズもついちゃいますから。
そして、20年間押し入れの中でほったらかしにしていたとしても「ずっと大事にしていたんです」というハッタリも、時には必要です。ニンニン
掟その三
家を掃除してたら出てきたんですと言わない。
このお言葉もよく耳にします。あと「おじいちゃんが使ってたんです」などもマズいです。
やり手オヤジの餌食になってしまうわよ。こんなこと言っちゃうと、自分のじゃないから、カメラが押入れの中にあるなんて知らなかったと表明してるようなものです。
つまり狼が赤ずきんちゃんに、おばあさんの口はなんでそんなに大きいのと聞かれて、お前を一口で食べるためだよというようなものです。
まるバレです(いや、例えがまったく間違ってるか)。
つまり何が言いたいかというと、自分のカメラじゃないのがバレると、持ち込んだ人(つまりあなたです)には、そのカメラの価値がわからないだろうと思われて、ちょっと安めの値段を言われる可能性があります。
あくまでもポーカーフェイスで!
掟その四
やり手オヤジの「箱なし買い取り金額減額攻撃」に注意すべし
買い取りのお問い合わせでよくお聞きするのが「箱がないんですけど買い取ってもらえますか」というもの。
カメラ屋さんによっては、ネットなどに「こんなに高く買い取ってもらえるの?!」という上限買取価格を掲載しつつ「箱がない」とか「説明書がない」とかいう理由でなんやかんやと減額されることもよくあります。
カメラのナニワ神戸元町店では、数量限定の記念モデルなど一部のコレクターズアイテムを除いて、箱や説明書がなくても減額いたしません(デジタルカメラの充電器、充電池がない場合は買い取り額が下がります)。
掟その五(ここからはやり手オヤジは関係ありません)
カメラに詳しくなさそうな店や店員さんは注意。
ワタクシ、カメラの買い取りには自信がありますが、ロレックスの時計とかヴィトンのバッグなどは買い取る自信がありません。専門外だからです。
偽物を見きわめることも、どの部分をチェックしないといけないかも、知識や経験が
ないためわかりません。
もし、不具合を見落として高く買い取ったらさあ大変!買い取ったよりも安い金額でしか売れなくなるなんてことにもなりかねません。
だから、あまりカメラを買い取ってなさそうなお店や、店員さんがカメラの買い取りに自信がなさそうな場合、安めの査定をされてしまう可能性があるわよ。
掟その六
カメラが売れてそうな店を選ぶべし
カメラを買い取って販売もしているお店もあれば、売ってるカメラが少ない、もしくはまったく売っていないお店もありますよね。そんなことも買い取り金額に影響する場合があります。
どのお店でも、買い取ったカメラは誰かに売ることになります(売らなかったら、早かれ遅かれ膨大なコレクションが完成します)。
すぐに売れるのであれば、また売れる自信があれば高く買えますが、買い取っても売れそうになければ高く買い取ることはできないわよ。
また、買い取りはしているけれど、販売はしていないお店の場合、買い取ったカメラを、一般のお客さんではなく中古カメラの買い取り業者に売るケースもあります。
その場合、業者が中古カメラ店に売り、それをまた一般のお客さんに売ることになります。
そうなると、自ずと持ち込んだ人からの買い取り価格は安くなりがちです。
掟その七
できれば2つ以上の店で査定してもらうべし
これはまあ、そんなことわざわざ言われんでもわかっとるわい!だと思います。
でもこれを書いてる5日ほど前、オリンパスのPEN-Fというミラーレスカメラを5万5千円ほどで買い取らせていただいたのですが、お客様がお帰りがけに「こちらにも持ってきてみてよかった。●●●(←店名)では値段をつけられない(つまり0円)と言われた」とおっしゃいました。
まあ、これはかなり極端な例ですが、ある店で3万円と言われたものが5万円くらいになったり、0円と言われたものが5千円くらいになるということはけっこうあるわよ。
だから、ある程度近いところに2店以上あるなら、両方で見積もってもらうことをおすすめします。
そのときは先に行ったお店で買取の明細を書いてもらうと2店目で買い取り価格を交渉できるかもしれません。
安く買い取られないためにできることとして、思い浮かぶのはこんなところでしょうか。
あ、そんなこと言われても、カメラをきれいに掃除したり、カメラに詳しいフリをしたり、高く買い取ってもらえそうな店を探したり、2つ以上の店に持って行ったりするのが面倒という方は、
カメラのナニワ神戸元町店にお越しください。
って、結局宣伝かいな?と思われたみなさん、
大正解です!
冒頭で書かなかったもう一つの理由はこれです)。
それではみなさま、安く買い取られないよう、注意、注意よ!
それではまた。
わよわよ。