【憧れの】商品レビュー:Carl Zeiss MC Sonnar 135mm/f3.5(M42)【カールツァイス】

こんにちは!レモン社池袋店の春山です('ω')ノ

今回は商品レビューをしたいと思います!

が! 一つだけ言っておきます!私、基本的にカメラなんて撮れればOKタイプなので「うん、なんか知らんけどちゃんと映ってるね」って言うレビューになる可能性大です。

大体食べ物も、不味くなければ美味しいって思えるタイプなのです。

ということで今回はカメラを触ったことが有る方なら聞いたことが有るでしょう。

カールツァイス様のレンズでございます。
最初にカールツァイスって聞いたときは何かの必殺技かと思ったよね。

と、言うことで、カールツァイス ゾナー 135mm/f3.5です。

このレンズ、詳しく調べきれてないですが、たぶん1970年ごろのレンズです。


で、まずは俺的萌えポイントその1!
フードが組み込み式!!












↑(これ)が↓(こう)

ほらー、もうこれだけでゴハン3杯いけます。

大体フードって邪魔になるから、今のレンズもこう言うの作ってくれよー。ギミック万歳。

さ、実写レビュー行きましょう(萌えポイントは1つだけです)


ちなみに、使用したカメラはフジフィルムのXH-1です。

なんでAPS-Cサイズのカメラで撮影するのか。と言う事だけ先にお答えしときます。

俺が富士フィルムユーザーだから!

って言うのもあるんですけど、フルサイズって値下がりして来たとは言え高いじゃないですか。それに、もともとニコンのフルサイズ一眼レフを使っていた経験上、重いととにかく気軽に持ち出せないです。カメラなんて撮影してナンボ。そうなると、APS-Cのレンズシステムの方がはるかにバランスも良いし重くないです。ぶっちゃけ別にマイクロフォーサーズでも良いんですけど、そこはデザインとかの部分で富士が好きなので…。
あとは、レンズの美味しい所使える。っていうのもデカいです。この辺は気になる方は8時間くらい語れるのでいつでもお店に来て聞きに来てください。

もちろん、過去には個人的にフルサイズミラーレスをメーカー様からお借りして使っていた時期もありましたが、どうにもボディとレンズのバランスが悪くてしっくり来ませんでした。

と、言うことでAPS-Cのボディなので焦点距離は1.5倍、約200mmの単焦点レンズとなりました。


さ、ではそう言う事で作例にいきましょう!

撮影対象はスタジオの専属モデルちゃんなので表情は硬いです。絞りの違いによるボケ感とかに注目してくださいねー。


まずは解放3.5です。ちなみにピントは左のかわい子ちゃんの目に合わせてます。
あれ?かなりいいぞコレ。割と発色も良いし、この柔らかい感じ好きかも…。


ちなみに等倍で切り出すと↓の感じです(等倍切り出しの方法がわからずフォトショップの力技)

お、良いよー。良いよー。そもそもここまで切り出す事なんて現実的にないし、ウン十年年前のレンズでここまで解像してるなら十分実用的じゃないですか!


続いてF5.6です。まぁ、コメントに困るよね…。わかってましたよ。焦点距離長いからそもそもボケるし、違いが微妙すぎる。
とはいえ、後ろの黒いイケメンのボケ具合が違う事がわかると思います。
大体10cmほど後ろでこれだけ変わるので、もっと距離有ったらしっかりパキっとしそうですねー。

そして等倍が↓です
んんん…これは…俺の手振れか?なんだろう。ちょっと解放よりもユルい気がする。
毛並みが溶けて見えるというか、なんというか…。なんだろう?まぁいいや、スルーです。
だって、ここまでトリミングする事ないし。ここまでトリミングするくらいなら撮り直しするか、違うレンズ使ってください(笑)


次、F8です。
お、なんかかなり締まった感じしますね。ウサギちゃんのコントラストもしっかり出てるし、これは等倍も期待できるんじゃ…?

等倍↓
オールドレンズの割には頑張ってるんじゃないですかね?ここまで解像してれば問題ないと言えるんじゃないかと。なんというか、思ってたよりもちゃんと映るぞ。って感じ。


さて、次は気になる最短焦点距離です。
こちらのレンズ、最短焦点距離が1メートル(よりもちょっとリング回るから、たぶん90cm位?)となっております。

焦点距離200mmで1メートルまで寄れると考えると、マクロとまではいかないけれどかなり寄れるレンズじゃないかな?と思います。

と、言うわけで最短焦点距離でどこまで解像するか選手権ッ!


それぞれ絞りは3.5、5.6、8となっております。


F3.5


F5.6


F8


さきに謝っておくと、手持ち撮影で暗かったのでシャッタースピード遅くしたらF8辺りは手振れしてます…汗

それでも、結構しっかり解像してますよね。なんというかシャープすぎず緩すぎず、それでいて質感とかはかなりちゃんと出てる感じがします。


5.6とか8まで絞った時の後ろのボケ具合も、結構好みです。

解放より5.6位が気持ちよさそうな…。解放が3.5なのでいっその事絞って使うの前提でも面白いレンズかもしれません。


結論!


良く写るレンズか。と聞かれると正直わかりません。オールドレンズの割には流石ツァイスのレンズ。って感じでキレイだけど、個人的には自分が持ってるカビだらけのスーパータクマーとそんなに変わらない気もするし。

ただ、ちょっと絞った時のボケ具合とか、質感がしっかり出てる。っていう意味ではすごくいいレンズな気がします。

APS-Cで使うと200mmで遠いんだけど、その遠い距離でアレコレするのがすっごく楽しいです。

街中でスナップを撮ったり、ポートレートを撮る分にはこの不自由さが楽しいんじゃないかな。と。
特にポートレートなんかは、全身撮ろうとするとかなり距離が必要だし、普通の距離で構えたらそこそこアップになるので、その距離感故のモデルちゃんとの関係性とか。ぜったい面白いコレ。って思えるレンズです。

あとは焦点距離長いから単純に背景がスッキリするし、ボケやすいからその辺りも。
開放3.5でも結構ボケてるなぁ。というイメージです。

50mmの単焦点が~。なんて話をよく聞きますが、それとは別に、写真がうまくなりたいならレンズの端の数字を使え。とも言われます。
24-70なら24mmか70mmか。みたいな。

そう言う意味では通常手を出すレンズの最長距離とも言える焦点距離で撮影するのは色々と見えてくるものがあるのかなぁ。という感じでっす。

誰かがこのブログを読んで手に取ってくれたら嬉しい商品だけど、売れなかったら買いたいレンズです(笑)
売れてほしいけど売れてほしくない…、コレでポートレート撮影したら絶対面白い…!!


と、言う事で以下商品情報です。

掲載商品名:MC sonnar 135/3.5(M42)

商品コード:211020179640

販売価格:21,000円(税込) ※2019/9/29現在

付属品:フロントキャップ、リアキャップ

ランク:B

商品状態:チリ多い、スレキズ、塗装落ち多い


気になる方はレモン社池袋店まで是非お越しくださいませ!

また、こちらのレンズは当店だけでなく他の店舗でも取り寄せ・ご購入が可能です。
その際はナニワオンラインや店舗にご連絡下さい。
勿論オンライン上での決済も可能です。

※中古は一点物ですので、売り切れの際はご容赦ください。