今回はプリントメーカーエプソンから2006年に発売された「Epson Rangefinder Digital CameraR-D1s」のご紹介です。約600万画素のEMマウント(ライカ社M型互換マウント)のレンジファインダー式デジタルカメラです。デジタルカメラでありながら、35mm版レンジファインダー式カメラのような操作感で撮影することができます。
こちらのシリーズは初代のR-D1に続き【R-D1s】【R-D1x】とマイナーチェンジをしながら約10年間発売されていました。発売当時の価格は約30万円と非常に高価なカメラだったようです。
世界初のレンジファインダーデジタルカメラでコシナのフィルムレンジファインダーカメラ「ベッサR2」がベースになっており、ライカMマウント互換のVM(EM)マウントを採用してます。
当時はカメラ業界もデジタル化の波が押し寄せており、それまでフイルムカメラでしか使えなかったMマウントレンズが、なんとデジタルカメラで使えるなんて驚きですよね。撮ったらすぐ見ることができるデジタルカメラに取り付けられるということで銀塩カメラファンも黙ってなかったことでしょう。オールドレンズ所有者にはうってつけのカメラ!
風貌も一見フィルムカメラ?と疑ってしまいそうです。フィルム巻き上げレバーがあったり巻き戻しノブだったりと独特なフォルムをしています。だたの飾りではなくフィルム巻き上げレバーは手動のシャッターチャージ、巻き戻しノブの部分に各種操作用のダイヤル、R-D1を追うように登場したライカのM型デジタル機にもない独特の操作性が特徴です。
スペックは今聞くと、さすがに時代を感じてしまいますが、約600万画素のAPS-CサイズCCDセンサーに、2インチ23.5万画素の背面液晶。記録メディアは最大2GBまでのSDカード。最高使用感度はISO1600です。
近年のフルサイズミラーレスに比べると、、、
いや比べてはいけないのです。
R-D1sの一番の魅力はやはり徹底的なアナログ操作だと思います。マニュアルフォーカスしか使えないのはもちろんですが露出も絞り優先AEがあるのみです。
軍艦部にあるアナログ時計のようなものは、記録画質・WB・撮影可能枚数・バッテリー残量を示してくれます。
かなりマニア向け仕様!
フィルムカメラに慣れていて、デジタルでも「フィルムカメラのように撮りたい!」と思っている方には最適なカメラです。シャッターを切って、手で巻き上げて、次の撮影をする。デジタルカメラになってからは写真を撮ったあとに背面の液晶画面を見るのが当然になっていますが、このカメラで撮影していたら、そこに液晶があることさえ忘れてしまいそうです。
デジタルカメラとしては古い機種になりますが、その魅力は変わることなく、愛好家の間でも珍重されています。
現在の最新デジタルカメラにはない撮影の楽しさが味わえる一台だと思います!
商品名:EPSON R-D1s
中古ランク:AB
商品状態:細かなスレあります
付属品:元箱 取説 Bキャップ充電器
税込:158000円(2019/10/5現在)
お問合せPLU番号:2222240015189
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