こんにちは、レモン社名古屋栄店吉永です。
今回は
「 Voigtlander NOKTON 40/1.2 Aspherical E-mount」を
ソニーα7 IIIと組み合わせて、全カット焦点距離40mm/絞りF1.2の開放値で撮影するとどうなるか試してみました。
【Voigtlander NOKTON 40/1.2 Aspherical E-mount】
撮影地は、当店から徒歩10分のところにある「大須」にて昭和チックなレトロな雰囲気を探して歩いてみました。
大須商店街の歴史は古く、大正元年(1912年)より100年以上前から存在し、今でも歴史を感じさせる商店が数多く残っています。
こちら東仁王門通り商店街を撮影した写真です。
ピントは、ネオン管に合わしています。
さすがにこの距離では「ボケ味」を感じる事は難しいですが、まだ夕方で日が沈んでいない事もあり、シャッタースピード1/2500でもこの明るさで撮影出来ます。
ですが高速シャッターの為、西日本の60HZ地域帯の信号機は、1秒間に120回点滅している為、信号機の点滅に同調せず消えて見えるのは仕方が無いですね。
次は、大須にある有名な「大須観音」の中に入りました。
中では、観光客用に鳩用の餌が販売されているので、周りには鳩がいっぱいいました。
下の写真は、ローアングルで撮影した一枚です。
餌を持っていないと、カメラを向けた瞬間、そっぽを向けてどこかに逃げてしまいますので、約1メートルが限界でした。
ですが、この距離まで近づけば、F1.2の雰囲気を味わう事が出来ます。
注意点としましては、鳩が1cmでも手前や奥に動いたり、顔を動かしただけでもピントが目から外れますので、根気良くタイミングを計りましょう。
大須には、大小20以上のお寺・神社があり、上の写真は富士浅間神社のまねき稲荷です。
こういった止まっている被写体であれば、落ち着いて撮影が出来るので失敗が無いですね。
背景まで距離があるので、グルグルボケもありませんでした。
基本的に、目にピントを合わせますので、鼻や体にもピントを合わせたい場合は絞り込みましょう。
次は、最短撮影距離35cmまでよって撮影しました。
当然、最短撮影距離での撮影ですので、ピントリングを回してピントを合わした訳では無く、カメラを前後に動かしてピントを合わしています。
今回の撮影では、独特のボケ味がしっかりと出ています。
私のプロフィールにもあるように、レトロな物が好きで、それを目当てに遠方まで出向く事もあります。
ですが、近場の大須にもこういった昭和を感じさせる物が多数あり、被写体に困る事はありませんでした。
本当は、大須で超有名な老舗喫茶店「コ〇パル」にも行きたかったのですが、ご年配のお客様で超満員で空席が無く、食べたかったエビフライサンドはあきらめました。
エビフライサンドはあきらめて、たどり着いたのが某有名チェーン店のうどん製麺店です。
もっと被写体向きのメニューを注文すればよかったのですが、どうしてもきつねうどんが食べたかったので「きつねうどん大」を注文しました。
角度的にはこれがベストで、本当は助手にうどんを箸で持ち上げてもらって撮影したかったのですが、一人ではどうしても持ち上げながら撮影は出来ませんでした。
では最後にコチラ
ビルを突き破って、白い龍が昇っていました。
場所は、織田信長ゆらいの「万松寺」敷地内にあります。
こちらの外観はレトロ感はなく近代的な建物ですが、中は神聖な雰囲気が漂っていました。
あえてF1.2の開放で撮影していますが、通常はF8~11くらい絞って撮影する方が良いでしょう。
【感想】
今回、ノクトン40/1.2を使ってみた感想は、カリッとした硬い感じは無く、全体的に柔らかい描写性とボケ味がありました。
遠景撮影でも使用しましたが、少し絞り込んで撮影すると、非常に満足のいく仕上がりになりました。
小型・軽量のコスパの高いノクトンをお勧めいたします。
大須商店街を回ってみましたが、日本一長い天神橋筋商店街ほどではないですが、非常に全長が長く、大須周辺には「白川公園」や「名古屋市科学館」など魅力的なスポットがいっぱいです。
その他、名古屋らしく2003年より世界コスプレサミットが大須で毎年行われています。
台湾からあげを筆頭に、B級グルメが目白押しで、低予算で1日楽しめる事間違い無し!
是非一度、足を運んでみましょう。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。