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担当の千原です。
今回ご紹介するのは、奈良県吉野郡上北山村西原にあります「ナメゴ谷の紅葉」です。
天川村と上北山村を結ぶR309号線「行者環林道」にある絶景スポットで、緑色の針葉樹の中で尾根筋だけに山桜などの広葉樹が残された珍しい景観で知られています。近年では観光ポスターなどですっかり有名になりました。奈良の市街部からだと車で2時間以上はかかる場所で、行者環岳の名称は行者さえも引き返した険しさに由来すると言われています。
見頃は、ヤマザクラの咲く4月末~5月初旬頃、その後の新緑の頃、紅葉の11月上旬頃などです。定番の眺望ポイントからは南向きになるので晴れた昼間は逆光で見にくいことがあります。朝日が昇ってしばらくしてからの斜光が人気ですが、桜の時期は冬季通行止め、夜間通行止めなどの規制と重なることも多いので難しいかもしれません。奈良観光.JPより
誰かが「天に龍が昇るが如く見える紅葉」とも表現していますが、その表現に納得する不思議な景色です。
この不思議な光景は、上北山村の地域振興課によりますと、要因のひとつは、防災林としての役割にありそうです。山にスギなどの針葉樹を植林したとき、山頂部や尾根筋の原生林を切らずに残し、土砂崩れなどの災害を防いでいるそうです。山火事が起きても、針葉樹に比べると、色づいている広葉樹のほうが延焼しにくいそうで、防火林の一面もあるようです。
撮影日は日の出時刻の30分程前に到着しましたが、平日にも関わらずすでに2-30人の人が待機していました。
それではご覧ください。
◆撮影場所
奈良県吉野郡上北山村西原「ナメゴ谷」
駐車場はありません。
◆交通アクセス
〇吉野町方面からR169号を南下、川上村から上北山村に入るトンネルを出て3.4kmで右折、R309号に入る。
1~1.5車線道を6.5km進むと眺望ポイント。(眺望場所の道路標番号64番)
〇下市町から309号線を南下し、天川村を経由、行者還トンネルを抜ける方法もありますが、崖が迫る狭い道で、雨の後などは道路状態が悪いことが多いようです。
なお、眺望ポイントを含む区間は工事のため時間を決めて両側のゲートが閉じられていることがあります。
また冬季は完全に通行止めになるので、道路情報などを事前に確認しておく必要があります。
帰りは紅葉で有名な「みたらい渓谷」をと思い309号線で天川村方面へ進みました道幅が狭くすれ違いができません。実際、数十メートル程バックすることなりました。
これこそ酷道だと思いました。よっぽど運転に自信がある方以外はおすすめできません。
◆撮影日 2018年11月2日
◆使用カメラ レンズ
フジフイルム X-T2
XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS
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