クラシックカメラ カメラのナニワ 梅田2号店

Mamiya 645 AF 80mm F2.8 使用レビュー

今さらこのレンズをレビューしても
「誰が読んで誰が買うんや」っていうレベルなんですが、
まぁ、レビューがないレンズって結局謎のままになるんで
少しでも理解してもらえたら幸いな感じですわ。

アタクシがもともとMamiya 645AFDⅡを使用していたので
その時の標準レンズとして使用していました。
その後、Mamiya Sekor AF 80mm F2.8 Dを入手しましたので
手放しました。

手放して思うけど、中判でAFできて、1/4000秒切れたら最強よな~
スペックだけみたら欲しいもんな~


【スペック】

  • 1999年9月発売
  • 最短撮影距離:0.7m
  • 最小絞り:22
  • 35mm判換算:約50mm
  • フィルター径:58mm
  • レンズ構成:5群6枚ガウスタイプ

こんな見た目。

MF用のピントリングしかついてません。最短撮影距離にすると伸びます。
絞りは電子制御なので、レンズ単体で操作することができません。


【作例】

※GT-X830でデータ化しています

【FUJICOLOR PRO400H】

Mamiya 645 AF 80mm F2.8 + PRO400H

2018年1月30日 北海道の支笏湖周辺で撮影。初めてのガッツリした雪の環境ではしゃぎながら撮影したことを覚えています。

Mamiya 645 AF 80mm F2.8 + PRO400H

パウダースノーっていうんですか?めちゃめちゃサラサラしていました。支笏湖の横でやっている氷濤まつりのオブジェ内で撮影。

Mamiya 645 AF 80mm F2.8 + PRO400H

氷濤まつりのオブジェ内でライトアップされていたので撮影しました。なかなか毒々しい色でしたが、氷の美しさに目を奪われました。

Mamiya 645 AF 80mm F2.8 + PRO400H

なんでか三脚を持っていたので撮影しました。言うてもミニ三脚と呼ばれる部類のものなので結構慎重になりました。おそらくF/8.0まで絞っていたはず、、、だから端までしっかり写っています。


【KODAK PORTRA400】

Mamiya 645 AF 80mm F2.8 + PORTRA400

こちらは吉田さん、中学校が一緒で今も連絡を取り合う数少ない友人の一人。おそらくF/2.8で撮影。

Mamiya 645 AF 80mm F2.8 + PORTRA400

Mamiya 645 AF 80mm F2.8 + PORTRA400

絞り開放で最短撮影距離0.7mで撮影したはず。

Mamiya 645 AF 80mm F2.8 + PORTRA400

ボケ感はすさまじく、中判って感じです。

Mamiya 645 AF 80mm F2.8 + PORTRA400

どれくらいの間水の中に沈んでいたのだろうと思わせる三輪車。何か情緒のようなものを感じたので撮影させられてしまった。


【FUJICHROME PROVIA100F】

Mamiya 645 AF 80mm F2.8 + PROVIA100F

あの有名な方の書籍。二眼レフにはすごく詳しくなれました。夏の晴天の昼間の都会の木漏れ日のひとときの、、、

Mamiya 645 AF 80mm F2.8 + PROVIA100F

これはお友達が持っていたCONTAX N1。なかなかね、見ることのないフィルムカメラですわね。なんやプラナーの50mmがオートフォーカスできる言うて興奮しとったくせにもう今手元にないからな~。まぁでもカメラを使った経験値は残るのでね。そういう意味では大事。

Mamiya 645 AF 80mm F2.8 + PROVIA100F

2018年の夙川の桜。

Mamiya 645 AF 80mm F2.8 + PROVIA100F

あ、さっきのCONTAX N1の持ち主があらわれた。 めちゃめちゃいい笑顔してはる。 彼の手元にはMamiya 645 AF + AF 80mm F2.8 が、、、 たしかこの日の持ち物CONTAX N1、Mamiya 645 AF、LEICA M6、やったかな?彼は今一台も持っていないはず。ホンマ浮気性。。。


【KODAK T-MAX100】

Mamiya 645 AF 80mm F2.8 + T-MAX100

AFDⅡはシャッタースピード1/8000秒まで切れるので絞れば、結構な明るさでも撮影することができます。逆光時はどうしてもコントラストは落ちてしまいますね。ちなみに初代645AFは1/4000秒がマックスです。

Mamiya 645 AF 80mm F2.8 + T-MAX100

たしか絞り開放で撮影。皆さんはお気づきでしょうか?画像の壁側にKODAKという文字がいくつも見えるのが、、、

Mamiya 645 AF 80mm F2.8 + T-MAX100

KODAKの文字はこれが一番わかりやすいかもしれません。

Mamiya 645 AF 80mm F2.8 + T-MAX100

これは某ビルでジッツオの三脚と雲台を使用して撮影。おそらくF/8.0ぐらい絞っているはず。載せてきたT-MAX100の写真は使用したフィルムの乳剤がよろしくないものだったそうで、期限切れのような白いつぶつぶとフィルムの巻紙の文字がフィルムに写ってしまっている状態です。同じ乳剤を使用しているものはなんらかの影響があったみたいです。


【KODAK T-MAX400】

Mamiya 645 AF 80mm F2.8 + T-MAX400

淀川河川敷でポートレート。

Mamiya 645 AF 80mm F2.8 + T-MAX400

暖簾から顔を覗かすネコ。結構ツンデレな性格でしたが、カメラ向けるとええ表情してくれたりしてるので我が家の被写体です。

Mamiya 645 AF 80mm F2.8 + T-MAX400

すだれから半分マンをするネコ。アンダー。極めてアンダー・ですが妖艶な雰囲気が漂っていてお気に入りです。

Mamiya 645 AF 80mm F2.8 + T-MAX400

花びらが川を流れながらも水面に写る桜の木々。 それをあえてモノクロで撮影することに趣を感じる今日この頃

Mamiya 645 AF 80mm F2.8 + T-MAX400

ブログでモノクロの写真を載せるたびにお伝えしているんですが、モノクロの写真はアンダーが好きです。ただこの写真と上と下の写真は間違えて2段オーバーで撮影してしまいました。でもネガのオーバー耐性に救われました。 これまた情緒。

Mamiya 645 AF 80mm F2.8 + T-MAX400

ピント面のシャープさ、浮き出るような立体感。多少絞っていますが、ニュートラルです。


【まとめというか伝えておくこと】

  • このMamiyaのAFレンズは645AF以降のボディにしか装着できません。
    ↑昔のM645や645Proに装着はできません。
  • 絞りはボディ側で制御するので、レンズにはMF用のフォーカシングリングがあるのみです。
  • レンズのラバーは劣化しベタベタしていることが多いです。
  • AF駆動音はそれなりに鳴ります。
    ↑若干気になるぐらいでオートボーイのようなうるささはありません。
  • レンズは関係ないですけど、645AF用のレンズは645AFより前の645ボディに装着できませんが、645AFボディに古いMamiya645用レンズを装着することは可能です。しかし、フォーカシングスクリーンを入れ替えて使用しないと露出が適正にならない?うろ覚えてですが、そういうことがあった気がします。
  • 描写ですが、AシリーズやC-Nシリーズよりかは画質の向上はしているはずですが、今の世の現行レンズと比べるとそうでもない、そんな立ち位置かと思います。目立って個性はない素直なレンズで使いやすいと思います。

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