【最高性能のコンパクトフィルムカメラ】KLASSE W 作例付き使用レビュー

あまりの優秀さに一眼レフで撮った写真と見間違うぐらいのコンパクトフィルムカメラ、それがKLASSE Wです。

そんなKLASSE Wをレビューしていきたいと思います。

今回もぜひ最後までご覧ください。


【ざっくりとしたスペック紹介】

発売年月 シルバー:2006年12月発売 ブラック:2007年11月発売
①レンズ SUPER-EBC FUJINON 28mm F2.8 (5群6枚)
②シャッター 電子式レンズシャッター:プログラムAE、絞り優先AE
B(バルブ)、1/2~1/500,
③ピント調整 AFもしくはMF(マニュアルフォーカス):最短撮影距離0.3m
④フラッシュ ガイドナンバー9
⑤その他 デート機能(日付印字)2040年まで可能

必要最低限の情報を書きました。

KLASSE Wはコンパクトフィルムカメラの完成形です。


KLASSE Wのいいところ

  1. 撮影撮影距離が0.3mまで寄れること!
  2. 露出補正±2簡単にできる!
  3. AFMFどちらもできる!
  4. ストロボ(フラッシュ)が使える!
  5. 日付印字は2040年まで印字可能!!
  6. 日付印字の種類が豊富
  7. 一眼レフで撮ったかのように綺麗にボケる!
  8. 自撮りができる!
  9. 見た目いい感じ

KLASSE Wのよくないところ

  1. 逆光だとファインダーが見づらい
  2. フィルム1本のうち2~3カットピントが外している
  3. 電源を切ると設定が元に戻る

リバーサルフィルムも問題なく使用できるだけあって、最高品質のコンパクトフィルムカメラだと思います。

あたしが唯一不満なところは電源を切ると設定が元に戻るところです。KLASSE SもWも共通していて、基本的にフラッシュを焚かない設定で使用していました。

電源を切ると再び設定しないといけません。


【作例】

※現像とデータ化はカメラのナニワ千里中央店です。
※撮影はほとんどP(プログラム)モードで撮影してます。
※時折、絞り開放F2.8でも撮影しました。
※一日でフィルムを4種類使用し、時系列で作例を載せています。

FUJICOLOR PRO400H

月 日 年 で日付印字をしました。

日 月 年 で日付印字をしました。

日 時 分 で日付印字をしました。そう、まだ朝の6時17分でした。

本当に雲一つない快晴でした。グラデーションが凄まじく綺麗です。

太陽の位置がまだまだ低いので影が異様な長さでした。ちゃっかりピースしてます。

サイド光で撮影。

逆光で撮影。露出をハイライトに合わせているので、シャドウがつぶれてしまっています。

半逆光で撮影。写真右側はフレアでコントラストが低いですが左側は極めてシャープな描写、コントラストも高いです 。

朝 6:43 トイレの木漏れ日を撮影。


KODAK PROFESSIONAL EKTAR 100

この雑草なんていうですかね、光に照らされている様子が綺麗で撮影しました。

周辺光量減光が見られます。一応念のためお伝えしておきますが、データ化の際に「青を強く」とか「彩度を高く」というような注文は一切しておりません。ちょっと青すぎるかな~、、、

KLASSEに驚かされるところ。一眼で撮ったかのように見事にボケる。

7:57 今年の甲子園優勝校の生徒が通学中です。

13:07 千里セルシーを撮影。長い間お疲れ様でした。まだ生きてるかのような廃墟。

連なる木漏れ日に目を惹かれ撮影。空の青がエクターっぽいですね。

やけにデカい観覧車。

やけにデカい例のアレ。

14:10 コスモスフェスタに参戦。会場の花の丘で自撮り。使用者以外はボカすというあらたな自撮り。

14:10 コスモスを撮影していく。やたら綺麗にボケる。本当に何回も言いたい。


FUJICOLOR 100

HASSELBLAD C T* 50mm F4 でかんぱーい!!

KLASSEはたまにやってくれます。このようにピントをどこかにね。

伝わっているとはおもいますが、天気が秋晴れの快晴でEV値も基本15か16でした。

14:31 誰も得しない自撮りは続く。相変わらず使用者以外はボケ、使用者は顔が大きく映る。

14:33 スポット光で照らされていたコスモスを撮影。

最短撮影距離0.3mで撮影。シャープな描写です。

KLASSEならこんな写真も撮れます。(カタログにありそうなフレーズ)

15:56 日付印字もたまにはミスをするもんです。陽が傾き影が長くなってきました。絞りの形、五角形のゴーストが出ています。


FUJICOLOR SUPERIA Venus 800

※NPモードで撮影

15:59 こう見るとフィルムによって色が変わることがよくわかりますね。

虹色のゴーストが出てますね。KLASSEのファインダーは逆光に弱く、かなり見づらいです。ですのでこの写真はノーファインダーで撮影しました。

16:15 相変わらず自撮りをする。若い子は指でハート作るポーズするらしいですよ。若い子はね、、、

16:17 下から煽って撮影。この写真もノーファインダーで撮影しています。

16:33 この時間になると陽に透かされるコスモスが抜群に綺麗です。

スポット光はどうしてもそそられます。

シャープで力強い描写です。コスモスの立体感が素晴らしいです。

やけにデカい観覧車ver.2 白い埃が付着しているように見えるのはお月さんです。

やけにデカい例のアレver.2

おそらく18:00ぐらい エッモエモな夕焼けでした。


いかがでしたでしょうか。

発売から13年、まだまだ現役で使用できるカメラです。

2040年まで日付印字が可能になっていますが、そこまでKLASSEは耐えるのでしょうか。

もしかしたら地球が先にくたばるかもしれませんね。

値段はそこそこしますが、本当に露出は外さないですし、最高に信頼のおけるコンパクトフィルムカメラやと思います。

人によってはフィルム一眼に置き換わる可能性は大いにあると思います。

それぐらいのスゴイ性能が備わっています。

いつかは動かなくなり使えない状態になるのであれば、今買って使っておくしかないでしょう。

手に入れた際は是非とも長い間使ってあげてください。

以上!!