知らなきゃよかった!こんなレンズ! Orthostigmat 35mm F4.5

みなさまこんにちは。

梅田中古買取センターの橋之口です。


私事ですが、ブログでも何度も登場している通り、

現在メイン機としてフジフイルムX-E3を使用しております。

そしてULTRON 40mm F2 SL II Sをお迎えした際に、

所有していたフジフイルムXF27mmF2.8を手放しました。

フジフイルムのボディを使用しているのに、フジフイルムのレンズは

1本も所有していないというよくわからない状況になっております。

それどころか家の防湿庫を見てみるとAFレンズが1本だけと(ニコン用)

時代と逆行するかのようにMFレンズが増えていきます。

そうなったのもミラーレスカメラが普及してきたせいだと

自分に言い聞かせるようにしております。


前置きが長くなりましたが、マウントアダプターを使用することによって

いろんなメーカーのレンズが使用できるのは、本当に便利になったと思います。

そして選択肢が増えた分、どのレンズにしようか迷うことも多くなったと思います。

今回ご紹介するレンズも、そんな迷わせるレンズだと思います。


今回ご紹介するのは、

シュタインハイル Orthostigmat 35mm F4.5です。

ドイツシュタインハイル社のライカLマウント用レンズです。

発売年は1945年で、今から約70年前です。

35mmとフルサイズ機で使用するとスナップ撮影にちょうどいいと思います。

APS-Cで使用しても換算約53mmと、使い勝手は良さそうです。

そして大きな特徴としては、

・周辺減光が楽しめる(APS-C機で使用するとそんなに感じませんでした)

です。

周辺減光については、フルサイズ機で撮影した作例を見る限り、

大きく表れていました。


それでは作例を掲載していきます。

今回使用したカメラは、もちろんフジフイルムX-E3です(笑)

F値4.5で撮影をしました。

思ったよりもシャープな写りに思います。ボケ感に関してはやはり今一つでした。

使用していて感じたのは、今見ているありのままを写していることでした。

個人的な感想ですが、このレンズを使用してがらりと何かが変わる

わけではないですが、素直に今を写してくれる印象でした。

ややアンダーにして撮影しました。

逆光時には大きくゴーストが出ました。今回の状況でここに出られると

かなり厳しいです。


いかがでしたでしょうか。

何気ない日常をありのままに残せる、そんなレンズに思いました。

長い間を経てなお使用できるオールドレンズと現行のカメラたち、

この組み合わせで撮影ができるのは、感慨深いものがありました。

それではまた。