こんにちは!東海唯一の店舗、レモン社名古屋栄店の竹下と申します。
今回のブログは、いつもはスタジオのブログを執筆しております竹下が担当させていただきます。
実は私生まれも育ちも名古屋故に、名古屋から半日で満喫できる観光地や商業施設、喫茶店はあらかた行き尽くしておりまして(笑)・・・先日思い切って犬山のほうまで足を延ばしてみました!
犬山市とは・・・愛知県の最北端に位置し、日本最古の天守閣がある国宝の犬山城をはじめ、1300年続く伝統漁法の鵜飼いや、桜と紅葉の名所など観光地としても魅力的で非常に人気のある都市です。 |
そんな犬山でも特に東海地方では知らない人はいないほど超人気の大型博物館、
明治村へ行って参りました。
なんと初・明治村です!!(むしろなんで今まで行かなかったんだろう??)
「博物館明治村」とは
愛知県犬山市にある野外博物館、また明治時代をコンセプトとしたテーマパークです。 明治時代の重要文化財の建造物等を移築して公開し、また歴史的資料を収集し、社会文化の保存と伝達を目的としています。
まるで明治時代にタイムスリップしたかのように当時の街並みや景色が再現されており、蒸気機関車に乗って明治時代の文化や空気を楽しむことができます。
撮影に連れて行ったカメラとレンズはこちら! FUJIFILM X-Pro2 + XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS
富士フイルムのAPS-Cサイズ本格派ミラーレス! 載せている写真はすべて35mm換算すると1.5倍の焦点距離になります。
この日は朝から晴れていて絶好の撮影日和でした。撮影モード・ホワイトバランスはほとんどオートで撮っています。そして今回のブログは撮影地のご紹介というより、映えるかどうかという基準で写真の紹介をしていきます。しっかりとした写真を撮られる方には少々見苦しく感じかもしれません。(逆光のフレアやアートフィルター加工入りの写真もあります、悪しからず・・・)
行き方は簡単! 名鉄名古屋駅から25分程で犬山駅まで一本で着きます。
犬山駅に到着しましたら明治村行きのバスに乗り換えます(片道430円)
30分ほどバスに揺られて明治村の入口に到着、いよいよ入村です。入園ではありません、入村です。
20mm F7.1 1/450 ISO-200(旧制第八高等学校の正門)
上の写真の正門の脇にある入村ゲートを通りますと、まず1丁目に出ます。
明治村は1丁目から5丁目までの5つのエリアに区切られており、それぞれのエリアを繋ぐ村内案内バスが走っています。そのため村全体がこんなに広くてもバスで悠々と巡ることができます!
この日は村内を走る蒸気機関車が運休のため、乗ることはできなかったのですが、京都市電が走る姿は見ることができました。しかし、人が走ったほうが速い(笑)
1丁目、「大井牛肉店」という文化財を通り過ぎると「三重県尋常師範学校・蔵持小学校」が見えてきます。昔の小学校です。中も外もめっちゃお洒落!
中は当時の資料の展示と教室が再現されています。椅子がすごく小さくて可愛い!18mm F2.8 1/50 ISO-20018mm F2.8 1/200 ISO-200 18mm F2.8 1/70 ISO-200
39mm F3.6 1/4 ISO-200(ADV.フィルター[パートカラーイエロー])
お次の素敵な建物はこちら「聖ヨハネ教会堂」
まるで西洋にトリップしたかのような雰囲気で初っ端からテンション上がりまくりです。まだまだ1丁目です。22mm F8 1/350 ISO-200 -0.318mm F5.6 1/180 ISO-200
階段を上ると・・・
36mm F3.6 1/20 ISO-200(ADV.フィルター[パートカラーレッド])
こじんまりとしつつ、とても神々しい雰囲気が漂っていました。シャッタースピードのわりにX-Pro2の手ぶれ防止機能がよく効いています。
坂道を下り、アヒルさんを眺めつつ日本庭園を素通りしてしばらく進み、
「学習院長官舎」「西郷從道邸」を通りすぎると「森鴎外・夏目漱石住宅」が見えてきます。
こちらは縁側から撮れる撮影スポットのひとつ!
「吾輩は猫である」の空間が広がっています。少しわざとらしいですが、和室に西洋の本棚がエモいです。 19mm F2.8 1/105 ISO-200 -0.3
「森鴎外・夏目漱石住宅」の脇の倭人坂をひたすら降りますと、
威風堂々と「三重県庁舎」が建っています。
建物の二階では、明治時代の庶民の暮らしぶりが体験できるコーナーや、実際に使われていた知事室などの見学が出来ます。平日は順番待ちせず遊び放題です。
さらに右側の道を進むと2丁目に出ます。
明治村の名物レンガ通りです。もはや街ですよこれ。
向かって右側が江戸時代から改築を繰り返してきた「京都中井酒造」、左側が当時の西洋の建築技術を駆使して建てられた小学校と高校、奥に「東山梨郡役所」があります。
ようやく2丁目です!いままで1丁目だったの!?ってくらいの距離を歩きました。すでにお腹は減って・・・と、ふと振り返ると屋台が!
「食道楽のカレーパン」のお店です。
ということでお昼休憩をとりました。外はカリッと中はふっくらジューシー!カレーはほどよい辛さで、鶏肉と砕いたピーナッツが入っているためほんのり甘みを感じます。つまりめちゃくちゃ美味しいです。
腹ごしらえを済ませまして、レンガ通りの一番端から出発!
こちらは「札幌電話交換局」、外壁は分厚い石造り、中は木造、屋根は桟瓦が葺かれています。異国感というか異世界感がすごい建物です。
二階に上がると明治時代に使われていた交換機や電話機が時系列にずらっと並んでいて壮観です。
32mm F7.1 1/420 ISO-200 -0.3(ADV.フィルター[パートカラーオレンジ])
2丁目は広いのでここから少し飛ばしていきます!
55mm F4 1/110 ISO-200 -0.3(千早赤坂小学校講堂)
18mm F2.8 1/5 ISO-200 -0.3(京都中井酒造・今は喫茶店)
18mm F9 1/9 ISO-200 -0.3(東松家住宅一階)
18mm F4 1/500 ISO-200 -0.3(東松家住宅三階)
お次は3丁目になります。
ここらへんからカメラの電池がなくなってきて焦って廻ったためあまり写真がありませんが、どの文化財にも貴重な資料がたくさん並んでいて素晴らしかったです。
が・・・残念なことに、大変貴重な文化財なのにかかわらず、夥しい数の落書きがいろんな展示物に引っ掻いてつけられていました。
さて! 気を取り直しまして、どんどん写真を載せていきます!
こちらは「北里研究所本館・医学館」
ひんやりとした空気感と清純とした内装が写真にきれいに写ってきます。こちらでも館内に当時の研究に関する資料が展示されており、時間があればじっくり見たかったところです・・・! 42mm F4 1/6 ISO-200 -0.3(北里研究所本館・医学館)18mm F2.8 1/20 ISO-200 -0.3(北里研究所本館・医学館)
次はようやく4丁目!
病院や移民住宅、蒸気機関車などが並ぶ、色々とスケールの大きいエリアです。
文化財なのに中に入って自由に写真を撮ってもいいのでこんなにオブジェに近づいて撮れちゃうんです! (もちろんスタッフの許可なしで入館してはいけない建物もあります。注意書きをよく読んでから入館お願い致します。)
39mm F3.6 1/17 ISO-200 -0.3(長崎居留地二十五番館)
34mm F3.6 1/4 ISO-200 -0.3(長崎居留地二十五番館)
こちらは5丁目に入ってすぐのところにある「聖ザビエル天主堂」!いわゆる教会です。
こちらの写真は正面ではなく横道から撮ったのですが、周囲の木木が洋風な雰囲気を醸し出していて面白い絵が撮れます! 人とは少し違うテイストにしてみたい方にはおすすめです。
そしてメインの館内は、西日がステンドグラスを通って鮮やかで美しい色彩の光が差し込んでいて非常に神秘的な空間でした。ほかの入村者の方も半ば興奮気味に写真の撮り合いをしたりステンドグラスに釘付けになっていたり・・・
18mm F2.8 1/60 ISO-200 -0.3(聖ザビエル天主堂)
肉眼で見ると上のような見た目ですが、シャッタースピードを遅くすると、こんな感じ映えます! めちゃくちゃ映える!
ステンドグラスの光が当たる場所に人を入れて撮るのも趣が出るかと思います。
18mm F2.8 1/8 ISO-200 -0.3(聖ザビエル天主堂)
53mm F4 1/13 ISO-200 -0.3(聖ザビエル天主堂)
作例のつもりがどっさり撮ってしまったのでインスタ風にまとめて載せます!
さてさて、最後に「帝国ホテル中央玄関」!
当時使われていた石造りの装飾が使われており、外装内装ともにとても堅牢でどっしりとした雰囲気がありました。
明治村は、ここでは載せきれなかったぶんも含め、非常に貴重で魅了的な文化財がたくさんあって目が足りないくらいでした。
実は充電満タンにしてあったX-pro2の電池が、3丁目に差し掛かる頃に残り1メモリになってしまったので、これから行かれる方は、予備の電池か、もしくは一眼レフを持っていくと夕方まで電池がもつかと思います!
それと、村内は長い坂道や急な階段が多くてめちゃくちゃ歩きますので、両手を空けた歩きやすい恰好(リュックサックにスニーカーなど)がおすすめです!
【博物館明治村】
◆アクセス◆
〒484-0000 愛知県犬山市字内山1番地
『名鉄名古屋駅』から『名鉄犬山駅』下車 バス20分
◆入村料金◆
大人 1700円
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました!