こんにちは、カメラのナニワ西梅田店のスタッフSです。
今回は何かとちょいちょい噂となっていて最近発売されたSIGMA fpのキットレンズ
SIGMA 45mm F2.8 DG DN ContemporaryのEマウントをご紹介させて頂きます。
世界最小のフルサイズミラーレスカメラのキットレンズだけとあり、小さいながらも
最近の高画素ミラーレスにも対応している設計をしている様です。
このレンズと特徴と言えば焦点距離が45mmと標準より少し引き目の画角に加えて
最短撮影距離が24cmに加えてF2.8と少し控えめの明るさですがそのお陰で
コンパクトな設計になっています。LマウントレンズとSONYのお高い単焦点レンズに
搭載されている絞りリングが搭載されていますのでこのレンズを装着している際、
カメラ側の絞りダイヤルを別の設定にってことも出来ます。
特徴はとりあえず軽く紹介したのでその作例をご覧頂ければと思います。
今回はα7Ⅲで撮りました。前回みたいにそんなに気合入れずラフに撮りましたので
他の上手い方のレビューはたくさんあるのでサラっと楽に見ていただけると幸いです。
(今回の作例もクリックすると全て拡大してご覧になれます。)
SONYα7Ⅲ+SIGMA 45mm F2.8 DG DN Contemporary(Emount)/絞り:F5.6/SS:1/50/ISO:500
まずは1カット目、天満橋のOMMビルの中です。本来は噴水の中にライトが入っており
カラフルな感じだったんですがあえてモノクロで。
ちょっと古い感じの階段の黒い筋と水場の波底面のタイルの色の違いや凸凹感が
立体的に分かるほど解像しています。ブログ用なので画質を落としていますが
噴水の泡まできちんと写っているのがわかります。
SONYα7Ⅲ+SIGMA 45mm F2.8 DG DN Contemporary(Emount)/絞り:F8/SS:1/250/ISO:100
ちょっと外に出てその辺をぷらぷら撮ってみました。周辺減光は少し弄っています。
周辺減光はやはり開放だとほんの少し出る感じですが、レンズプロファイルを適用
させると綺麗に補正してくれるため気にはならない程度です。
僕自身、新しいレンズを買った際色々どんな感じなのかな~ってその辺撮るのですが
SIGMAらしいヌケと発色をしているな~って感じます。緑色とか彩度弄るとやっぱり
違う感じがします。好みの問題ですが、僕はわりと好きな感じの写りです。
SONYα7Ⅲ+SIGMA 45mm F2.8 DG DN Contemporary(Emount)/絞り:F4/SS:1/320/ISO:100
実際に使用している方から予めお話を伺っていて「ピークはF4からだよ!」と聞いていた
ので絞り値F4での1カットです。拡大してみるとわかりますが葉脈まで解像しています。
SONYα7Ⅲ+SIGMA 45mm F2.8 DG DN Contemporary(Emount)/絞り:F2.8/SS:1/500/ISO:100
開放での1カットです。葉っぱにフォーカスを合わせたのですがピントが合っている箇所
以外はじわ~っと滲む様にボケています。このレンズ開放が難しいじゃないかなって
思った瞬間です。ですがこれだけ滲めばポートレートとかで肌を解像させすぎない
感じの狙った味のある写真も撮れるんじゃないかなぁと思います。
ある意味じゃじゃ馬なレンズです。
SONYα7Ⅲ+SIGMA 45mm F2.8 DG DN Contemporary(Emount)/絞り:F5.6/SS:1/500/ISO:100
ピーク時のシャープさは白黒写真にした時いい感じになるなぁ~って使用して思いました。
桜の木肌がしっかり解像されてて力感じて良いなぁって思ったりしています。
SONYα7Ⅲ+SIGMA 45mm F2.8 DG DN Contemporary(Emount)/絞り:F5.6/SS:1/100/ISO:100
ボディ、レンズと共にコンパクトなのであっ、なんかいい感じになってるな~って
思った瞬間にサッと撮れる感じがあります。コンパクトはやっぱりいいものです。
絞りを間違えてめちゃめちゃ白飛びさせてしまったのですがなんかいい感じになって
いました。スナップ写真ってこんな感じだから気楽で楽しいと思います。
SONYα7Ⅲ+SIGMA 45mm F2.8 DG DN Contemporary(Emount)/絞り:F6.3/SS:1/60/ISO:125
試しに絞ってみた写真です。あまりにもなんか凄くてモアレでてますね。
めちゃめちゃ解像してる証拠です。壁のレンガ模様1つ1つ判別できるの凄い...
SONYα7Ⅲ+SIGMA 45mm F2.8 DG DN Contemporary(Emount)/絞り:F8/SS:1/100/ISO:100
Lightroomで色々弄っていますが弄るとまた凄い感じになります。
Lightroomで弄らなくてもいい感じに撮れますがこれだけ自由に幅のある感じに
弄りやすい写真を撮れる撮ってて楽しいレンズだなって感じました。
空の色は大阪では雲がある日こんなに澄んでいませんもんね。
SONYα7Ⅲ+SIGMA 45mm F2.8 DG DN Contemporary(Emount)/絞り:F3.2/SS:1/50/ISO:2500
なかなかカメラ持ってる日にご飯とか食べに行く機会や写真も撮れなかったりボツが
あったりしてテーブルフォト目的で買ったはずなのにテーブルフォトのまともな写真が
これだけという有様です(本当はおしゃれなカフェとか撮りたかった...)
最短撮影距離が24cmなのでご飯も楽々撮れます。
やっぱりあれだけ綺麗に解像してくれるレンズなのでつくねの肉汁のシズル感も
しっかり点々で表現されていてとてもおいしそうです。(おいしかったです)
以上でSIGMA 45mm F2.8 DG DN Contemporaryの作例はおしまいです。
使ってみた感想ですがやっぱりコンパクトで軽いのは最高ですね!
普段僕が使っているGMレンズとかを組み合わせるとレンズボディ含めて
軽々と1.6kgとか普通に超えてしまい結構持ち運びや普段使いにはしんどい
って感じになりますがこのレンズは215gとレンズボディ合わせて1kgを切る為
カメラ自体の全長も短くなるので凄く普段使いに持って来いと思うレンズだと
使用していて思いました。フルタイムマニュアル機構というニコンのレンズの
M/Aモードみたいな機能が搭載されている為、物撮りやテーブルフォトの際
「もう少し奥側にピントを合わせたい...」と言った際にちょっとだけ
フォーカスリングを動かせばピントをずらせる。といった嬉しい機能が
搭載されています。(SONYの純正には400単以降しか搭載されていません)
このお陰もあって静物撮影が捗るんじゃないかな~って思います。
少しだけフォーカスリングの部分が小さいのでフードを装着すると若干操作が
し辛いと思いましたが慣れれば多分大丈夫だと思います。
開放に少し癖がありますが少し絞れば流行のシャープな写りを作れるという
2面性のあるSIGMAらしい写りのするレンズです。
今現在SONY用とPanasonic等のLマウント用にしか存在しませんが
新品でも6万円位とちょっと頑張ればまだ手に届く値段帯の初めての単焦点
の1本として生やしてもいいんじゃないかなと思いました。
色収差や癖がない分お勧めできると思いました!おすすめの1本です。