リコーさんの新型GR「GR III」が世に出て早半年が経過いたしました。
あ-----!欲しい!!!!!けど買えない、そんな思いで日々カメラ屋さんで
働いております、神戸元町店の山下です。
今回はタイトルにあるように 「GR DIGITAL IV」のレビュー(というより使用感想ですね)をしていきます!
また懲りずに古い機種のブログをあげてると思った皆さん、ごめんなさいね、許してくださいな。
それではまずは「GR DIGITAL IV」がどんな機種なのか、発売は2011年の10月で、1/1.7型CCDを搭載した機種となります。
※これ以降の機種は名前から「DIGITAL」の表記が無くなり、APS-Cセンサー搭載機種へと変わっていきます。
画素数は約1000万画素となっており、現在のコンパクトデジタルカメラと比べると控えめな数字で見劣りするかもしれませんが、無理をして画素数を上げなかったため、感度を多少上げてもノイズが出にくくなっています。(ただし、同サイズのセンサーと比べてですが、)
また、GRといったらGRレンズ 28mm!もしっかり搭載(35mm換算)されており、GRシリーズの大きく変わることのないデザインと含め、リコーさんのGR愛を感じてしまいます。
あと、個人的にレンズ鏡胴がAPS-C版のGRシリーズよりも小型なため、フイルム時代のGRレンズの鏡胴に近く、見ていて可愛いですねぇ。。
それと忘れてはいけない、手ブレ補正機構(VC)が搭載されております。
何気にこの機構がついているのは「GR DIGITAL IV」と現行の「GR III」だけなんです(GRシリーズの中では)よね。 あ、GXRのユニット抜きにしてですよ。
そして個人的に一番好きな機能のマクロ機能。なんとレンズ先端から約1cmも近づける、、恐ろしい子。
これがまた楽しいんです。センサーが小型なためできる技(GR IIIは約6cm、それでも十分すごいです)ですね。
では実際に撮ってきた作例を載せていきまーす!
F4 1/2000 ISO125
季節感ないですが、沖縄の美ら海水族館から見える風景です。水平取れてないですね、、
センサーが小型タイプですので、被写界深度が深い写真を、2段ほど絞ることで簡単に撮影することができます。
中央に黒い影のようなものがありますが、センサーゴミではなくトンボです。背景に溶け込みがちなところも上手く描いてくれます。
F2.2 1/2000 ISO1600
美ら海水族館に入りましたです。ハコフグさんを日の丸構図にて納めました。
ISO1600に上げていますので、ノイズも多くなりますが、拡大しなければあまり気にならないので、ノイズの処理も良いですね。
F2.2 1/2000 ISO1600
個人的に好きな魚を。名前は忘れました。
この目と口の広角の上がり具合がたまりません。中央のウツボもしっかりととらえています。いいレンズですねぇ
F4 1/73 ISO100
元町商店街にあるお店の一部分を切り取りました。低感度での撮影では、8年前のカメラとは思えないくらい解像感の高い画像を得られますね。
F5.6 1/86 ISO160
個人的に好きな写真家の「アンリ・カルティエ=ブレッソン」を見習って、スナップを。
少しだけシャッタータイムラグがありますが、すぐに慣れるかと。
ハイライトは飛びすぎず、シャドー部もつぶれにくいため、ダイナミックレンジも広めだと思います。
F1.9 1/60 ISO1000
私の好きなマクロ機能にて、モンブランを接写いたしました。1cmまでは寄れていませんが、絞り開放で寄っていければ、背景もかなりボケてくれます!
これがまた楽しいんですよ。ポケットに入るマクロレンズみたいな感じですね。
F5.6 1/570 ISO160 ハイコントラスト白黒
ここからは番外編を。このモードは森山大道さんモードと言ってもよいでしょう。GRシリーズの代表格モードですね。カラーに慣れた目に新鮮さを与えてくれます。
強烈な光が降り注ぐ中で、ぜひお試しを。
F5.6 1/21 ISO160 ハイコントラスト白黒
当店近くにいるスパイダーマンも雰囲気良くたちあがります。
F2.8 1/34 ISO320 クロスプロセス
こちらも新鮮な色味を演出いたします。クロスプロセスさんです。
花の写真にも合いそうですね。
F5.6 1/133 ISO320 ブリーチバイパス
最後に山下一押しのモードを。ブリーチバイパスです。
めっちゃ渋いです。低彩度、高コントラストで被写体を選びますが、ハマればスナップ写真に適したモードになります!(近いうちにこのモードのみのブログをあげたいですね)
今回以上です!
また次回もお願いいたします!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!